見えない都市

見えない都市

現代イタリア文学を代表し世界的に注目され続けている著者の名作。マルコ・ポーロがフビライ汗の寵臣となって、様々な空想都市(巨大都市、無形都市など)の奇妙で不思議な報告を描く幻想小説の極致。

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見えない都市 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    イタロ・カルヴィーノ1972年の作。ネタバレを回避してあらすじを書くのが不可能な作品ともいえるし、話の展開のようなものがなく、なにを書いてもネタバレにならないともいえる。いずれにしても、おそらく、何通りもの読み方ができる不思議な書。

    フビライ汗に気に入られた(もしくは取り入った)マルコ・ポーロが旅

    0
    2018年06月12日

    Posted by ブクログ

    モンゴル帝国元朝の皇帝フビライと「東方見聞録」のマルコ・ポーロとの対話のなかで、マルコが実際に行ったり見聞きした都市の様子を伝えていく。ところが、ほとんどすべて実際には存在しないマルコの創作。マルコの話をきいているという構図なら、読者はフビライになって耳を傾ける。Googleマップがないのが幸い、そ

    0
    2014年07月28日

    Posted by ブクログ

    フビライ・ハンの部下のマルコ・ポーロが、皇帝の領土の街を観察していろいろ報告するよ!あれれ、その街しってる...それってきのう夢でみた街!その街はアレにでてきたアレじゃないっすか...?私の街、そこ!!そうだね、都市の性質、性格ってそういうもの! そもそも二人が会話してるのかすらあやしい、いろんなギ

    0
    2010年10月23日

    Posted by ブクログ

    以前レビューした「冬の夜ひとりの旅人が」のカルヴィーノの、代表作の一つ。

    アジアでの経験を書いたマルコ・ポーロの「東方見聞録」のパロディ。
    まだモンゴルにいる若き日のマルコが、フビライに聞かれるまま、旅の途中で見てきた都市について語ります。

    各都市についての記述はそれぞれ1~3ページくらい

    0
    2010年07月04日

    Posted by ブクログ

     マルコ・ポーロがフビライ汗に、自分が旅してきた都市の話を聞かせるという設定で、架空の都市の見聞記と、各章の最初と最後に挿入されるマルコとフビライの対話で構成されている小説です。短い章節の集合体なので読みやすいかと思いきや、結構話が抽象的で読みづらい部分もあった……

     でもすごく面白かったです。

    0
    2010年01月03日

    Posted by ブクログ

    都市論と物語が融合した散文詩のような小説。マルコ・ポーロの報告する、見えない都市達。読んでいると空虚と飽和に気が遠くなりそうです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「物語を支配するのは声ではございません、耳でございます。」
    不可思議で幻想的な「語り」と、核心をつくアフォリズム。ページの角を折りまくってしまった。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    磯崎新の著作経由で読んだ本。
    とはいえ、ぼくが生まれる2年前に編みだされた本かとおもうと、まあそんなんはどうでもいいか。
    編んでるんだけど、編み針が所々にみえてくるのがすごい。おそすぎた60年代万歳、ってかんじ。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    カルヴィーノの語る東方見聞録。全くの幻想でもあるし、もしかしたらどこか本当にある光景を描写してあるだけかもしれない。美しく透明な世界。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    いったい人はどのようにして本と知り合うのだろう。こんな不思議な本を読んだ後では、つくづくそう考えずにはいられなくなる。世の中には読まれるべき本が読まれることを待ち続けている。勿論、その言明は個人に対する言明に過ぎないのであって、一般論ではない。そしてまた、その個人とて、一瞬いっしゅんが連続した個人で

    0
    2009年10月07日

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