鹿毛房子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ投資の世界は「敗者のゲーム」なのか?
チャールズ・エリスの名著『敗者のゲーム(Winning the Loser’s Game)』は、個人投資家が長期的に資産を築くために読むべき基本書として高く評価されている。エリスはこの本の中で、株式市場を「敗者のゲーム」と定義し、多くの投資家が市場に勝とうとすることで、逆に敗者となってしまうという皮肉な構図を提示する。
敗者のゲームとは、本来の「勝つこと」が目的ではなく、「いかにして負けないか」が鍵となるゲームである。テニスの例を引き合いに出し、プロの試合(勝者のゲーム)は積極的にポイントを取りに行くことが勝敗を分ける一方、アマチュアの試合(敗者のゲー -
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投資に対する考え方を学んだ。
私は積立NISA時代に投資をスタートし、投資歴はや6年ほど。
この間順調に資産は増えた。
だからこそもっと効率よく、スピード感をもって資産を増やしたいと考える。
その結果、個別株やETF、仮想通貨などいろんな投資先に憧れや羨みを感じていた。
この本にを読み進めるうにち分かってきたことは
その憧れに沿った私の行動こそが「敗者のゲーム」だということ。
危うく自分の思いとは裏腹に、そして何が原因かもわからないまま非最適な資産運用をするところだと気がつけた。
そんなふうに感じるので非常にためになったと感じる。
定期的に読み返すのが良さそうな一冊だ。 -
Posted by ブクログ
冒頭に書いてあった様に、アマチュアのテニスプレイヤーは自分のミスで負ける。それは投資の世界でも同じことだ。
世界中のプロの投資家と自分を比較した時に、知識も時間も経験も持っている情報も劣る中で株取引をするとそりゃ勝てないよねと思わされる一冊。
確かにそうだ。
僕らがやるのは、不確実な未来を見据え、希望的観測で株を売買するのではなく、チャートの変化に一喜一憂することなく、目的を持った長期的視野で、
確実に利益を上げていくインデックスに投資すべきだと教えてくれた。
アクティブは瞬間的に良くても、ベンチマークで高数値を出しても、その先も必ずしも同じ結果が続くとはかぎらない上手数料も高くて、どうしても -
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Posted by ブクログ
♦︎こんな人に読んで欲しい
①youtubeやSNSで投資に興味を持った方
②投資に関する本を読んでみたい方
③従業員持ち株会やストックオプションの行使について悩んでいる人
④株はギャンブルだと思っている人
いわゆる投資系のyoutuberから情報を得ている、という方には特に読んでいただきたいです。
「別にyoutubeで情報収集できてるし、それで儲かってるから良い」というのも立派なポリシーですが、自分で本を読んで自分で考えることでしか得られない"何か"も確かに存在します。
その"何か"について少しでもご興味があるようでしたら、本書は非常に良い出会 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ2人の著名な投資家(「ウォール街のランダムウォーカー」「敗者のゲーム」の作者)による共著作
資産を増やすにあたっては、まずは、きちんと貯蓄すること、節約することが肝要。
投資に関しては、インデックス投資の重要性を懇々と説き、全米株より全世界株を勧めている。
市場の予測は不可能であり、個別銘柄やアクティブファンドへの投資は勧めていない。
かつ、分散投資、定期的なリバランスが重要とのこと。
また、投資コスト(手数料)もなるべく抑えることも重要視している。
以上の点はリベ大の両学長が言っていることと概ね一致。
非常に読みやすく書かれた良本であると感じた。
税制、年金制度等にも言及している -