浅部伸一のレビュー一覧
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ネタバレアルコールは、血液脳関門より小さいため、脳に到達する。
日本酒の旨味は、アミノ酸。
ワインの渋みは、タンニン由来。白ワインにも含まれている。目隠しをすると赤白を区別できない。
アルコールで脳が萎縮しても、枝葉の部分で認知症にはつながらない。
飲酒は、動脈硬化や糖尿病をリスクを上げる。
連続飲酒は、脳に報酬を与え続けるのでアルコール依存症になりやすい。脳が報酬がないといられない状態。脳を休ませるためにも、週一回、休脳日を作る。
大腸がんになるリスクは、1.25倍程度。
脳卒中は、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血の3つ。後遺症が残りやすい。
多量飲酒のリスクは、1.2倍。
女性は体内の水分量が少ないのでアルコール濃度が上がりやすい。
急性膵炎になると酒をやめなけれあならない。入院して絶食、最低2年間の経過期間が必要。
筋肉は第二の肝臓。筋肉が減ると脂肪肝になりやすい。夜の飲酒の時間を早くする。
度数の高い蒸留酒は、中性脂肪が高くなりやすい。
お酒を飲むために運動する、は正しい。お酒は筋肉の合成を遅らせる(テストステロンの抑制)、または分解する(コルチゾールの増加)。飲む日と運動する日を分ける。筋トレを歯磨きと同じにする。
和定食で飲む。ご飯はゼロにせず、80gくらいはとる。
微アルコールのビールを飲む。「正気のサタン」
アサヒビール「スマドリ」、サントリー「DRINKSMART」、キリン「スロードリンク」
GLP1受容体作動薬は、アルコールを摂取したいという欲求が抑えられた、という論文がある。副作用が怖い。
花粉症は毛細血管が拡張するので悪化する。
歯周病菌の炎症は、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、認知症に密接に関わっている。歯を失うとオーラルフレイルになって筋力も低下する。 -
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端的にいうとタイトルに偽りあり…。
文化人類学的な視点からお酒のかかわりを書いた本かな?と思って読んでみたら、
最初こそそういった内容でしたが、後半は「酒デメリット全集、酒飲みのための人間ドック豆知識を添えて」みたいな内容です笑
ただ、お酒好きなので、やっぱり健康は気になる。
若い頃は二日酔い上等!くらいの感じで飲んでましたが、そんなことをしていると
お酒とどころか、この世との付き合いも短くなりかねん…。
膵臓の余力を調べるために、人間ドックの際は「MRCP」という検査を追加してみる、とか、
背中の痛みや便の不調の際は「膵臓がんも疑ってみよう」とか、
(膵臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるだけあって注意事項が多い)勉強にはなりました(決して楽しい読書体験とはいえないですが)
お酒大好き!な30代以降の方は一度読んでみるのもアリだと思います! -
Posted by ブクログ
「酔っぱらう」とはどういう現象か、二日酔いを防ぐためには?、Γ-GTPをどう解釈するか、脂肪肝や逆流性食道炎、がんになるのはなぜ?どうやったらリスクを下げられるのか、ダイエットや筋肉を増やすためのつまみは?など、エッセイストの著者が、いろんな専門医に聞いてまわった結果。著者は女性で、女性特有の病気についても触れられている。
おれは今の仕事についた29歳から酒飲みになり、以来毎日酒を飲まないと、という体になってしまった。逆に29までほとんど飲まなかった(飲み会とかもほとんどない職場だったし)ことが信じられない。今では財布の中に来宮神社の「酒難除け」のお守りを入れているくらい。なのでどれもこれも興味があるテーマだった。
でも、正直読んだらがっかり、というか結論は、「酒は休肝日を取り入れつつ、適量を守り、栄養バランスの取れた食事を腹八分目でとる。ストレス発散のためにも適度な運動をして、よく寝る。ごく当たり前のことと思われるかもしれないが、これが免疫のためにいい生活習慣なのだ。」(p.223)という、免疫というより健康のために必要なことを、とにかくいろんな医者から繰り返し言われる、というただそれだけの本だった。別に本が悪い訳じゃないのに、なんか結局提示される事実が酒飲みには残念すぎて、星を2つにしようかと思ってしまうくらい。
あとは気になった部分のメモ。まず「二日酔いの原因、それにメカニズムは、驚くほどわかっていない。」(p.31)というのは意外。だから考えられる要因、助長要因としてp.32に上がっている。その1つに「酒に含まれる不純物(コンジナー)の影響」というのがあった。前にある店で日本酒を飲んだメンバー全員が翌日二日酔い、という事態が起き、「あれボロ酒だ」と言っていたのを思い出した。不純物が多い酒、ということだろうか。「色のついた酒や醸造酒は不純物が多い」らしい。あとは空きっ腹に酒はダメ、というのもよく分かっているが、「空きっ腹に飲むハイボールのおいしさったらないのだが…。」(p.40)という著者の気持ちがよく分かる。ドーパミンとセロトニンの話が面白い。「しゃれたレストランで食前酒をたしなむような会食をしているときはセロトニンが優位になるのに対し、居酒屋で大勢の若者が飲み会をしているときにはドーパミンが優位になるイメージ」(p.70)ということで、同じ酒を飲んでも、状況や一緒に飲む人によっては、正反対のモードになっている、かもしれない。歳を取ったら酒を飲めなくなる、というのも最近60になった人が言っていたが、これも事実らしい。「アルコールの分解速度が一番早いのは30代といわれています」(p.74)ってことは、今がおれは最速で、あと数年から衰えてくるのか、というのが悲しい。どれくらいでアルコールが抜けるか、という話では、おおむね「1時間に4g」(p.94)だそうだ。ビールの中瓶一本で5時間?んー、そしたら昨日は飲み放題でグラス3杯、ハイボール3杯、日本酒一合飲んだんだけど、何時間だろう?丸一日経っても分解されてないんじゃ?「代謝が速い男性の場合は1時間に13gも分解できる人がいる一方で、1時間に3g程度という女性もいます。こうしたばらつきも配慮して、老若男女のさまざまな人に適用される基準として、1時間あたり4gが適切と判断した」(p.95)んだそうだから、結局自分の分解速度はよく分からないままなんだけど。あと疲れている時は酔いやすいから、コンディションによっても変わるのも分かるけど。でも4gじゃほんと何も飲めないなあ、という感じ。逆流性食道炎は自分も数年前に胃カメラを初めてやって初めて分かったが、「右側を下にして横になる『右側臥位』は逆流が起こりやすくなるといわれています」(p.153)だそうだ。寝るときに右が下か、左が下か、結局どっちか分からず右を下にして寝ていたが、ダメらしい。と思ってちょっとネットで調べてみると、右が下の方がいい、っていうのも書いてある。要するに逆流を気にする人は左が下がいい、ということでそうでなければ右が下がいい、ってことなんだろうか。
最後に、お酒をいつまでも楽しむため、「最初は週に1日でいいので、休肝日を作ってみましょう。そして『一生で飲むお酒の量は決まっている』と考えてみてください。休肝日で『飲まない日貯金』をして、『飲酒寿命』を伸ばすことを考えてみるのです。」(p.121)と考えるとよい、ということで。化学的な話は正直よく分からないが、とりあえずすぐ読める。耳の痛い話を聞かされる、という本だった。(23/04/30) -
Posted by ブクログ
毎日お酒を飲むために「それでいいんだよ」という科学的な裏付けが欲しい。
私の酒量は焼酎一杯とビール350mlが基準。
世間で適量と言われている量よりも若干多いが、そもそも「適量」を決めたのは誰だ。
お酒は「嗜好品」ではなく「薬物」である。
「全く飲まないことが健康に最も良い」が最近のデータ解析の結論となっている。
「酒は百薬の長」とか「適量は健康に良い」とかは酒飲みの「心の健康」を保つための言い分け。
適量なんて飲みすぎ防止のために設定した数値に過ぎない。
アルコール依存症のリスクを調べるAUDITの結果は6点「問題ない飲み方」だったので一安心。
依存症だとヤバイと思っていたが、今まで通りに飲んでいても大丈夫そうだ。
酒とガン、酒と肥満などの関係の他、酒と免疫のことにも触れていた。
アルコールは免疫に悪影響を及ぼす。
ストレスも免疫に悪影響を及ぼす。
断酒は酒好きにとって大きなストレスになる。
つまり、飲んでも飲まなくても免疫に悪影響を及ぼす。さて、どうしたものか。
「非喫煙者では飲む頻度が多い人ほど風邪をひきにくい」というデータも各国にあったので、今までどおりに飲むことにする。
飲酒に関する信ぴょう性の高いデータは少ないように思えた。
たとえば、20歳になるまでお酒は飲んじゃダメの理由となるデータはない。
統計的に有効な多くの人数の未成年に酒を飲ませて実験するわけにはいかないから。
ドイツでは16歳から許可されている。ヨーロッパの多くは18歳。アメリカは21歳。
その年齢に設定した理由は、飲酒が健康に及ぼす影響を示すデータによるものではなさそうだ。
断酒・減酒の仕方も書いてあるが、現状維持を決めたのでこの辺は流し読みした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ空腹で飲まない。空腹だとアルコールが小腸にすぐに到達して吸収される。チーズや油を使ったサラダ。水を一緒に飲む。
酒を飲んで寝ると睡眠が浅いのは、禁断症状のミニ版が起きている。
コンジナー=不純物。水とアルコール以外のもの。
炭酸系のものは胃が動くため腸に到達しやすい。
アルコールは、戦闘モードのドーパミンか、幸せホルモンのセロトニンが出る。どちらに傾くかは微妙。気分による。
アルコールの分解は、1時間に男性9g、女性6.5g。個人差が大きい。4gとみておけば間違いない。1合は20g。
眠っているときの方が消失する速度は遅い。
筋トレの効果に影響する。筋トレとは時間を空ける。筋トレは毎日ルーティンにしたほうが続く。
避けの通り道のがんのリスクが高い。食堂、咽頭など。
酒の飲み方=癖になっている人が多い。一緒に水を飲む。
量又は頻度のどちらか妥協できるほうでセルフコントロールする。
炭酸と柑橘系酸っぱいもの、は逆流の原因になる。
右を下にすると逆流しやすい。
アルコールは酢酸が分解されるときにエネルギーになる。
おつまみ候補は、生キャベツ、酢の物、キノコ、枝豆、甘栗。ナッツより低カロリー。
ビールは麦芽50%以上と決まっている。糖質ゼロは難しい。
免疫は3種類
自然バリア=皮膚、粘膜、汗、涙など
自然免疫=マクロファージ、好中球など
獲得免疫=T細胞、B細胞、NK細胞などリンパ球
熱や腫れは、自然免疫が戦っている炎症。鼻水、のどの痛み、など。
アルコールは、マクロファージの働きを低下させる。
風邪は急性上気道感染症のひとつ。上気道炎。喉の痛み、咳、鼻水、鼻づまり。
上気道を通り越すと気管支炎、肺に到達すると肺炎。
コロナは風邪のときは感染確率が高まる。
風邪の予防にアルコール消毒。うがいは予防には水、風邪をひいたらうがい液。
解熱剤は、免疫力活性化の証拠。41度を超えたら免疫の働きが悪くなるので下げる。
咳止めより去痰薬のほうが効果的。
お酒を備蓄しない。やめることは難しいので、減らす。
暇をつくらない=酒を飲む前にやることをたくさんつくる。先にご飯を食べる。
HALT=依存症になりやすい要因=空腹、怒り、孤独、疲労は酒への誘引物質。
ドイツは、ビール、ワインは16歳から許可。アメリカは21歳。一時18歳からにしたが、レーガン大統領のときに飲酒年齢の引き上げに反対する州には高速道路補助金をカットしたため、すべての州で21歳になった。
ブラックアウト=記憶の飛び。酒乱の可能性がある。記憶はないが、通常に行動している状態。海馬の神経細胞が働かなくなり、記憶を作れなくなった状態。空間把握や言語中枢は働いているために、普通に行動できる。