川田稔のレビュー一覧

  • 昭和陸軍全史 1 満州事変

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     全7章のうち、5章を「満州事変」の通史、2章を永田鉄山と石原莞爾の戦略構想の比較分析に充てている。

     本書の日本陸軍観・「満州事変」観の特色としては、第1に、宇垣一成を中心とする世代と永田ら「一夕会」グループの世代の対立抗争を重視し、前者から後者に主導権が移る犬養内閣成立(「一夕会」が推す荒木貞夫の陸軍大臣就任)をもって陸軍の体質に「断絶」を認めている点、第2に、「満州事変」を通俗的な「関東軍の独走」というよりも、永田が主導する陸軍中央の中堅幕僚クラスの「下剋上」に重きをおいて説明している点が挙げられる。いずれも従来の通説に比して、永田鉄山(柳条湖事件時は陸軍省軍事課長)の主導性を重視して

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    2015年06月03日
  • 昭和陸軍の軌跡 永田鉄山の構想とその分岐

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    これまで敢えて避けてきた感のある昭和の陸軍に関する本。
    イメージだけで言ってしまうと、海軍は論理的で欧米に精通したエリートであり日米開戦に最後まで反対し続けたベビーフェイス。
    かたや、陸軍は精神論を武器に感情的・直情的であり、なんの戦略もなくなし崩し的に国家崩壊の寸前にまで追い込んだヒール。
    そんなステレオタイプで捉えがちである。

    かくいうボクも、満州事変以降、なぜ日中戦争へとむやみに戦線を拡大し、さらには太平洋戦争にまで踏み込んでいったのか、政党政治を潰してまで権力を掌握して実現しなければならないモノとはなんだったのか?この手の本をいくら読んでもいっこうにわからないのだ。
    なぜなら、陸軍自

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    2015年02月01日
  • 昭和陸軍全史 1 満州事変

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    日本を滅亡させた最大の要因といえる、昭和の陸軍を紐解く一冊。
    1は満州事変と、石原莞爾、永田鉄山2人の構想と異同の紹介が中心。
    まぁ陸軍が暴走したことは間違いないのだが、それを止められなかった当時の政治制度に対して、どうしても「何だかなぁ」と思ってしまう。帝国憲法下の日本って、国民国家ではなかったんだね。どこまでも天皇が大切で、天皇や宮中の体面を慮るばかりに、とんでもない決定をしていたんだと分かる。

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    2014年12月21日
  • 戦前日本の安全保障

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    山県有朋、原敬、浜口雄幸、永田鉄山の安全保障構想についてそれぞれ述べられ、比較している。

    比較が適切かと言われれば、なかなか難しいが、この手の切り口で、わが国の戦前の安全保障について、歴史を元に述べられているのは珍しい。個人的には、面白かった。

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    2013年05月20日
  • 浜口雄幸と永田鉄山

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    どちらも、第一次世界大戦以降の先進国間の戦争は、国家総力戦になるとの共通の認識を持っていた。しかしながら、立場の違い、国連の戦争防止機能への評価の違いから、まったく異なる動きをした。
    両者の対比があるような、ないような…
    面白かったような、筆者の意図がわからなかったような…
    もう一度読めばわかるかな…

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    2013年02月20日