唐木田みゆきのレビュー一覧

  • 冷たい家

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    ネタバレ

    フォルゲートストリート一番地。完璧主義者の建築家エドワードが設計した最新鋭の設備が整う無機質な家で繰り広げられるサスペンス。

    賃貸契約を結んだ過去と現在の2人の女性の視点を通して描かれる家と設計者エドワードの危うさに緊張感が尽きない。

    結末の意外性はさほどではないが、結末にしてなお拭われないエドワードの気質に、作品全体を通しての完璧主義への皮肉めいたものを感じる。

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    2018年03月16日
  • 冷たい家

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    ミニマリストで完璧主義の建築家が設計した差新テクノロジーに管理された家で起こる相次ぐ不審な死。過去に住んでいたエマと、現在住んでいるジェーン。エドワードと交際した2人にはいくつかの共通点があった。過去と現在が行き来する展開と、その合間に挟まれる、この家に住む資格をテストする不吉なアンケート項目。読ませる仕掛けてんこもりで、しかもハリウッド映画化前提で書かれたかのようなスリリングな展開。すこし冗長なところもあったけれど、ロン・ハワードによる映画化も楽しみ。

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    2017年12月10日
  • 冷たい家

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    面白かった。一気に通勤電車の中で2日ほどで読んだ。
    最後少し惜しい、もう少しじっくり読ませて欲しかった。
    映画化とのオビ、おそらく映像よりは、本で読んだ方が怖い。

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    2017年12月03日
  • 訴訟王エジソンの標的

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    エジソンとウェスチングハウスの特許戦争をもとに作られたフィクション。エジソンが崇められているが、事業家としては非常に冷徹な対応をすることを理解。

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    2025年12月01日
  • 傷を抱えて闇を走れ

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    ネタバレ

    救いがない

    トレントは救いだと思った
    信仰が人を救うのだと思いたかった
    結局ビルは救われない
    2つに割れた岩
    ビル自身も内に秘める衝動を恐れている
    結局ビルはくだらない家族から離れられない
    救われない

    やたら挑発してくるローナも純粋な思いからじゃなくて母親への当て付けだしそれを見るビルもほとんど表面しか見てない



    読んでいるときは面白かったけど望まない結末にもやもやする。

    これが現実ということか。
    これが南部ノアールということか。

    生い立ちの及ぼす影響の絶望的なまでの哀しさを砂を舐めるように感じた。
    私には読んじゃいけない本だった。

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    2024年12月23日
  • 傷を抱えて闇を走れ

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    導入部こそ悪くないし、290頁と短くまとめた力量も良いのだが、趣味が合わないと言われればそこまで。米国社会の抱える闇がもう少しはっきりとした形で見えると楽しめたかもしれないが、そこまで楽しめなかった。残念。

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    2024年07月03日
  • ブルックリンの死

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    もうちょっと理性的な解決ならよかったのに。
    アメリカの人の感想を聞いてみたい。
    エドガー賞受賞ということは、アメリカではありえる、いい解決なのか。

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    2024年05月21日
  • 傷を抱えて闇を走れ

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    SL 2024.2.1-2024.2.3
    フットボールが何事にも優先されるという風土が、多分日本人のわたしには理解できないんだと思う。
    それはそれとして。ビリーがこんなふうなのは、やっぱり環境のせいなのか。どんなに素晴らしい選手であったとしても、ほんとは無垢な心を持っているとしても、彼は厄介ごとを自ら引き起こすし、そうする以外に物事に対処する術を知らないことが哀しい。
    闇の深い物語だった。貧困と差別と虐待と暴力。なんともやりきれないラスト。

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    2024年02月03日
  • 傷を抱えて闇を走れ

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    母親と幼い弟、義父と暮らすビリーは、アメフトの天才選手として活躍をしていた。ある日、ビリーは義父とけんかをし、彼を殴り飛ばしてしまう。翌日、家に戻ったビリーは、義父の死体を見つけ…。

    今年初の翻訳ミステリは、爽快感ゼロ。しかし、ラストは記憶に残るだろう。

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    2024年01月05日
  • 空軍輸送部隊の殺人

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    1940年、イギリス。農村部の空軍駐屯地に女性飛行士だけで構成された後方支援組織〈補助航空部隊〉が配属された。戦線で命をかけんとする彼女たちをまず襲ったのは、敵国の攻撃ではなく刃物を持った殺人者だった。切り裂きジャック事件を模した連続殺人事件に挑むのは、優秀な飛行士でありながら犯罪心理学の博士であるリジー。女性蔑視が色濃く残る空軍内で煙たがられながらも、地元警察の堅物刑事ケンバーと共に事件を追う!

    ATAの隊員が主人公なのに、飛行シーンがあまりないのが残念。プロファイリングの要素は必要だったか?

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    2023年10月15日
  • 冷たい家

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    2017年発刊の現代心理サスペンス。 完璧主義者の建築家エドワードの建てた住居は最新鋭の技術でコーティングされた質素で要塞のような家。 徹底した管理と監視、厳しい条件を課せられた上で入居を許された者が本作の主人公の一人ジェーン。 そしてその家でかつて死を遂げた過去の住人がもう一人の主人公エマ。 現在と過去を交互に描き、エマの死の真相とジェーンの行末、家に隠された秘密を追ってゆく・・・。

     二人の主人公を交互に展開していくのですがそのスパンが驚く程短いです。 僅か5ページ程で主人公が入れ替わり進行していきます。 しかし不思議なことにまったく読みにくさや混乱はないです。 時系列は違えど二つの物語

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    2023年03月01日
  • 殺人記念日

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    書店で見かけ、興味を持つ。

    作者のデビュー作。

    「わたし」はテニスコーチで、富裕層向けのクラブに所属している。
    妻は不動産会社の営業、子供が二人。
    高級住宅街に住んでいるごく普通の家族。

    しかし、この夫婦には秘密がある。
    夫婦で殺人に手を染めている。

    最初から中盤までは夫婦がいかに殺人するか、誰をターゲットにするか、どうやって近づいていくかが描かれている。

    途中からがらりとストーリーは変わり、展開が読めなくなってくる。

    長編だが、途中の場面転換が印象的で最後まで飽きさせない。

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    2023年02月13日
  • 生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者

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    生物情報工学の視点でミステリーが
    解き明かされていく過程は
    すっっごく興味深くて面白かった。

    けど良くも悪くもツッコミどころが多くて、
    ラストのクライマックスもはちゃめちゃ。

    ぶん投げられて終わったが故に
    続編を読まなきゃ気が済まない状態。。

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    2023年01月01日
  • 訴訟王エジソンの標的

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    2022-12-15
    ほぼ一気読み。読み終わってから、映画『エジソンズゲーム』原作だと気づく。それくらい手に汗握って面白い。やっぱりテスラだよねえ

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    2022年12月15日
  • とむらい家族旅行

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    なかなかいい感じーと思って読んでいたが、最後であっけにとられた。これとんでもなく陰惨でグロいラストだったのかもしれんが、いろんなところにお伺いたてないといけなくなり、編集部から全カットを余儀なくされたような、そんなぽかーんな書き方。本人もそれが不本意キマワリなかったようで、結構ぶつ切りにまとめている。伏線をきちんと回収してから終わらせて欲しかった。非常に残念。雰囲気はうまい。最近感ある。

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    2022年10月20日
  • 殺人記念日

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    エピローグがよくわからなくて。これは殺人衝動が未だに続いているということ?それとも実は妻にはめられたのではなくて、妻をはめたのが旦那だったということ?あまりに存在の意味のわからないエピソード匂わせがスッキリしない。 そこまでは、期待しないで読んだ割には久々に面白かったというか、イライラ感が皆無だった。思っていたより刺激は少なめで難しさ煩わしさがなく、庶民の普通、親しみやすさが書かれていて、他の作品も読んでみたいと思った。

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    2022年07月14日
  • とむらい家族旅行

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    物語全部が大小の謎と嘘で構成されている、アメリカ横断車の旅。前作『殺人記念日』よりはまだ読後感はマシだが、どちらにしろイヤミス。もう次作はいいかな。

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    2022年06月07日
  • ブルックリンの死

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    ベーカー街擁するロンドンも“殺人事件“が多いことで知られていますが、近年ではニューヨークもそれに匹敵する“殺人事件“が生まれていますよね
    実際どちらが多いんですかね
    誰か数えた人いないのでしょうか

    さてそんなニュヨークにあるブルックリン地区のお話しです
    ブルックリンといえばもともとは黒人やヒスパニック系が多く住んでいて治安の悪い場所の代名詞みたいな言われ方をしていた時期もありますが近年では白人のホワイトカラーの中流層が多く住むようになり黒人やヒスパニック系の人たちは減少傾向にあるようです

    作者はそんなブルックリン地区の現状を『ブルックリンの死』と捉えているようにもとれます

    うーんどうもあ

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    2022年05月23日
  • ブルックリンの死

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    なかなか知ることのないブルックリンの歴史や現状がわかりました。序盤かなりゆったりめに進むので、後半の展開にびっくり。映画にありそう。どこかでおこっているような、リアルさもありました。

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    2022年05月17日
  • ゲストリスト

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    アイルランド沖の孤島、人気オンライン雑誌の編集長ジュールと、人気サバイバルTV番組主演ウィルとのプチセレブ挙式が開かれる。

    冒頭、嵐に見舞われた野外大テントでの挙式も何のその、浮かれ騒ぐ出席者一同を襲う停電からの、外から戻ってきたウエイトレスの一人が死体を目にしたと告げる場面から始まる。

    英国近郊の絶海の孤島、死体といえば、、、。
    ねぇ。

    あとがきでもさもオマージュ作品かのように触れているのだが、冒頭のつかみ以降は時を遡り、挙式参加者達の目線で描かれるいわくありげな群像劇となり、一向に死体が出てこない。
    どちらかというと、誰もが怪しい過去を秘めていて、最初の死体がどこに終着するのかの不穏

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    2022年04月29日