唐木田みゆきのレビュー一覧

  • 生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者

    Posted by ブクログ

    大学で生物工学を教えているセス・クレイ教授。彼がモンタナ州の人里離れた町に滞在中、近くの森で昔の教え子の死体が見つかりました。彼は教え子の死に衝撃をうけ、さらに自分が容疑者になったことから元来の偏屈気質に火がつきました。そして熊に殺されたとされるかつての教え子の死に疑問を抱き、独自に調査を始めるところからこの物語は始まります。事故当時、現場でフィールドワークをしていたセオが容疑者として疑われるのですが、ほどなくしてかつての教え子の殺害は熊の仕業とわかり釈放されることになりました。しかし、彼はこの事件は熊による食害ではなく殺人だと直感します。そしてモンタナの田舎の無能?警察を敵に回しつつ、思いも

    0
    2024年01月22日
  • 傷を抱えて闇を走れ

    Posted by ブクログ

    アメフトの選手として活躍するビリーが主人公。義父からの絶え間ない暴力が、彼を暴力人間と化していく。新任のコーチは彼の家の事情で何としても大会を勝ち上がりたい野心を抱えている。取り巻く環境は転入者に厳しいアメリカ南部の田舎町。そこで義父の殺人事件。
    どこまでも切ないミステリーだったが、私の1番救いになったのはコーチの娘ローナ。彼女によって物語がしっかり帰結した気がした。

    0
    2024年01月19日
  • 傷を抱えて闇を走れ

    Posted by ブクログ

    アメリカ南部の現実… 人間の醜さと歪みを余すところなく描いた社会派ノワール #傷を抱えて闇を走れ

    ■あらすじ
    アメリカ南部、高校生のアメフトのスター選手であるビリーは、ある日義理の父親と喧嘩になり殴り飛ばしてしまった。翌日義父の様子を見に行くと、なんと彼は殺害されてしまっていたのだ。一方、アメフトのコートであるトレントは、チームを優勝に導くためにビリーを庇うことにした。しかし警察はビリーを疑っていた…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    アメリカ南部の現実がそこにある。人種差別、貧困、暴力… 読めば読むほど、やりきれない感情に押しつぶされそうになる。

    しかしながら、その闇の部分を力強く書き切っ

    0
    2024年01月16日
  • 生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者

    Posted by ブクログ

    これは面白い。過去の連続殺人を、生物学の新しい視点から掘り起こしていく、全く新しいタイプの小説です。多少眉唾な部分も無きにしもあらず、ですが、久しぶりにむさぼるように読んだ本となりました。

    0
    2024年01月06日
  • ゲストリスト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイルランドの孤島で開かれた結婚式で起きる殺人。
    花嫁はオンライン雑誌の創設者。
    花婿はサバイバル番組に出ている人気者。
    招待客はみんななんだか暗い過去がある人たち。

    誰が殺されたのか?
    誰が殺したのか?
    最後の方まで分からないところが面白い。

    複数人の視点で物語は進んでいく。
    意外と混乱しなかった。
    殺された人がこの人やったら納得するなって思いながら、ゆーっくりと明らかになっていく。
    ちょっと、もうそろそろ答えを教えてよ、、ってなるけど、それでも面白かった。

    ちょっと偶然がすぎるかな?(;´ェ`)
    いい大人がなにやってるのってイラッとした(笑)
    起きて当然のようなことが…やっぱり起きる

    0
    2023年11月04日
  • 訴訟王エジソンの標的

    Posted by ブクログ

    電球と直流交流にまつわるエジソン、ウェスティングハウス、テスラと弁護士ポールの訴訟の話。作者後書見たけど出来事的には大体事実というのには驚いた。「若い弁護士が敗北濃厚の裁判を勝ち切る。」って漫画やん…と思った。流石に出来すぎ。エジソンのイメージすごい発明家やったけど、発明もさながら発明の工場を作ったのが功績なんやな。最後の方で3人の発明家がそれぞれ何を求めたかってのが端的に書いてあったけど、同じ発明家でも全く求めてるものが違うのが面白いよね。じゃあベルはどうやったんやろうな。作品的には発明家アベンジャーズって感じで、どう解決するかも最後までわからんかったからハラハラしながら読めた。

    0
    2023年04月14日
  • ゲストリスト

    Posted by ブクログ

    華やかな結婚式が開かれるかと思っていたが……嵐に閉ざされた孤島、そう上手く行くはずはない。何かが起きる。起きないわけがない。

    登場人物達の思いにうっすら滲んでいた「秘密」、それがある時から滲みを超え、堰を切ったように溢れ出し、止められなくなる。
    終盤、短い感覚で語り手が入れ替わる部分にはゾクゾク、ワクワク(というのも何だけど……)したものを感じた。ドラマを観ているかのよう。
    地の文が現在形であるところも、そのゾクゾク感が増すポイントだった様に思う。
    読みながら彼らの胸の内の慟哭や憤怒に胃がキリキリした。そして、興奮したりして手がつけられない状態の人々(ディナーの場面だったか、学生時代のノリで

    0
    2023年02月22日
  • ゲストリスト

    Posted by ブクログ

    アイルランド沖の孤島、そこで有名人カップルの結婚パーティーが行われる。事件を予感させる冒頭の婚礼当日から過去に遡って、婚礼に出席する主要人物が1人称でそれぞれの思いを語る章立てが、交互に重ねられながら当日の出来事へと繋がっていく。それぞれの語りが背景を浮かび上がらせていく中で、縺れた糸がほどけていき、意外性と偶然性に仕掛けられた殺意が明らかになる。花婿、花嫁、花婿の介添人、花嫁の介添人(妹)、婚礼のプランナーであり運営する女性などが、1人称で語っていく章が連鎖していく。それぞれ過去に忘れがたい出来事があり、秘密を抱えているが、最後まで不安定な心理を引きずるなかで爆発する予感へと焦点が絞られてい

    0
    2023年02月05日
  • 冷たい家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミニマリストな建築家が建てたマンションの一室に住んだことのある女性と、今住んだ女性の2つの視点と時点で描かれるミステリー。
    過去に住んだことのあるエマは不審な死をとげている、今住んでいるジェーンがその謎を追っていくという話。

    不満を語るとネタバレせざるを得ないのだが…
    ミニマルなライフスタイルを突き詰めていくと、人間性すらも狂っていくのか?というテーマで進んでいった割には、ラストが…うーん、それならミニマム関係ないよねぇって感じで詰めが甘いように思う。

    物語に多大な影響を及ぼしている建築家エドワードが結局…やねんもんなぁ~。でも、必要最低限のモノをきちんと使い整理して、洗練した生活スタイル

    0
    2023年01月09日
  • ゲストリスト

    Posted by ブクログ

    ミステリーの伝統を踏襲した、安心の一冊。

    絶海の孤島で繰り広げられる、華やかな結婚パーティーのさなか、嵐がやってくる。
    次々と、登場人物が自身の隠された秘密を独白することで、次第にこのパーティーの結末がどのようになるのか想像してしまう……。

    設定もストーリーも特別なものではなく、結末も目新しいものではない。
    帯に書かれた「誰が殺し、誰が殺されるのか?」の少なくとも殺される人物は早くに想像できる。
    それでも次々と明らかにされる過去の出来事と、島での登場人物の不思議な行動が、テンポよく繰りだされ、読み飽きない。

    茶の間で2時間ドラマを見るような感覚でいただきました。

    0
    2022年11月19日
  • ブルックリンの死

    Posted by ブクログ

    離婚して地元に戻ってきたシドニーは、近隣住民が次々と引っ越していることに驚く。成り行きで向かいに引っ越してきた白人男性のセオとイベントのために街の歴史を調べるうちに、街ぐるみの陰謀に気づいていくが……衝撃のホラースリラー。

    前半は人種差別や貧富の差などを扱いつつ、後半一気に話は進む。……文字通り、「一気に、ジェットコースターみたいに」話が進む(笑)
    もうね、ハチャメチャで面白い。後半は映画を見ているみたいやったわ。アクションありロマンスあり。日本人には馴染みにくい話かもやから入り込むまで時間かかる→

    かもやけど、面白いんでホラーとグロが大丈夫なスリラー好きにはオススメ。
    ただ、ミステリーで

    0
    2022年09月02日
  • とむらい家族旅行

    Posted by ブクログ

    中盤からじわじわハマっていく感じ。
    最後は『殺人記念日』の作者らしい急展開。
    『俺たちに明日はない』を映画で観たときに、ボニーとクライドの話をWikipediaで読んだりしていたからか入り込みやすかった。

    後日談が欲しかったな。

    0
    2022年06月18日
  • とむらい家族旅行

    Posted by ブクログ

    祖父の遺産を受け取るため遺言に従って旅に出る三兄妹。昔に祖父と言ったアメリカを横断する旅行の再現をする。その道中で不思議なことが起きたり家族間の知らなかったことや居なくなった長女のことへの疑問が出てくる。仲のいいわけじゃない兄妹で道中は不満、苛立ちがありながら遺産のためになんとか進んでいく。あまり起伏のある展開ではないけれどラストで大きなものが待っていて意表をつかれる展開。前作の『殺人記念日』もそうだけれど一癖ある作品でこの先も読んでいきたい作家さん。

    0
    2022年05月29日
  • ブルックリンの死

    Posted by ブクログ

    スリラーと聞いたが、最初の展開は緩やか。その中にも性差や貧富、白人と有色等様々な問題を提起していてその日常のつぶさにやり切れない思いをした。この人は信用出来る人か否か、シドニーと共にハラハラするうちに事態は思わぬ展開をする。最後のスピード感と盛り上がりは映画のワンシーンの様だった。

    0
    2022年04月20日
  • 殺人記念日

    Posted by ブクログ

    途中少し中だるみしてしまいましたが、最後は一気に読めました!

    サイコパス同士がパートナーになったらどうなるのか?を、描いたような作品です。
    最後の「え、そう来る?!」みたいな落ちにはぞっとすると同時に笑ってしまいました。。

    トリックだらけの古典的なミステリーというより、ポップなサスペンスミステリーが好きな方にはぴったりだと思います!!

    0
    2022年04月16日
  • ブルックリンの死

    Posted by ブクログ

    褐色砂岩の由緒ある住宅が並ぶブルックリンの一角。ここで育ったシドニーは、古くからの隣人がつぎつぎと新しい住民に入れ替わっているのに気づく。そんな中、彼女は地域の歴史探訪ツアーを新住民のセオと企画することになる。街の歴史を調べるうちに明らかにされたさらなる不穏な状況は、偶然と妄想の産物か、それとも危険な陰謀か。その驚くべき真相とは――都市再開発の負の側面を背景に描いたエドガー賞受賞スリラー。

    不穏な「街殺し」計画が、後半思わぬ展開に。
    こんまりさんが登場していました。

    0
    2022年04月04日
  • 生物学探偵セオ・クレイ 街の狩人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    生物学探偵セオの二作目。

    セオは前作の殺人鬼との対決で人生が変わったらしい。
    国防情報局で働いているだけでなく、
    自分が狩りをする方の人間だと自覚したようだ。
    そして、悪党だとわかっていても行方不明の息子を探す男を
    手助けすることに。

    前作と違って、強い女性ジュリアンが活躍しないことや、
    私刑を示唆するようなラストであること、
    いかに前作後に訓練を受けたからといって
    マジシャンさながらに手錠を外し、
    格闘家さながらにその手錠を屈強な男にたたき込むのは
    ちょっと無理があることを加味しても面白かった。

    独創的な捜査方法で次々と真実を明らかにするからか。
    庭に埋められていた犠牲者たちの骨を犬が

    0
    2022年04月03日
  • 生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「パードレはもいない」の後ろの広告で見て。

    生物情報工学の教授セオは、
    殺害された被害者がかつての教え子でだったため、
    いきなり容疑者扱いされる。
    警察は熊に襲われたと結論づけるが、
    セオは科学的な追及で犯人は人間だと考え、
    データを集め分析し、
    同じ犯人の被害者と思われる女性の周囲を調べに行く…。

    殺人者とホホジロザメの捕食のパターンが同じだと比較したり、
    植生を調べて死体を発見したり、
    さらにパターンから次々死体を発見したりと、
    追及手段が面白かった。

    発見した死体を警察で匿名で通報したり、
    犯人に脅されて死体を盗んで身代わりとしたりと、
    型破りなのも。

    0
    2022年03月30日
  • ゲストリスト

    Posted by ブクログ

    孤島で行われた結婚式。それぞれの思惑が交差する時事件は起こる。殺されたのは誰?誰が殺した?被害者が最後までわからないドロドロ愛憎ミステリー。男性キャラが軒並みクソやけど、最後のまとめ方は圧巻。スッキリ!

    正直半分ぐらいまで登場人物が嫌過ぎて読み進めるのに体力いるけど、後半の展開はすごい。ラストのまとめ方が最高に気持ちいいから、男性キャラに理想を求めない方にオススメ(笑)

    0
    2022年03月21日
  • ゲストリスト

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    胸くそ悪い登場人物ばっかり。羽目を外した男たちはタチが悪くて、読んでいて憂うつになりそうだったが、やがて様々な過去の事件の真相が見えてくる。このまま復讐劇に繋がっていくのかと思ったが、殺人は最初から計画されていたわけでなく、1人の男があっけなく刺されて、犯人誤認のまま終わってしまった。もうちょっとその後の展開が欲しかった。

    0
    2022年03月10日