【感想・ネタバレ】生物学探偵セオ・クレイ 森の捕食者のレビュー

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Posted by ブクログ

一応ミステリなのかな?いわれればありそうでなかった、シュミレーションモデルを推理の材料にしちゃうミステリ。確かに要素を恣意的に選択してプログラムかけたら傾向でまくりだろうなと。
しかし主人公が天才過ぎてちょっとやりすぎ~。生物、化学、医療系、プログラム系、実地もおっけーとかないやろw題名からインディージョーンズの生物学者ver.なのかと思ったけど、生物学者の範疇超えすぎw
あと、人の感情がわからない病(単語忘れた)だったら、話相手の微妙な心の機微とかわからんのではないかと思った。
ま、なんちゃって理系だもんで全体的には好きです。海外ドラマとかにしたら受けるかもしれない。読み物としては万人にはオススメできない。

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2023年01月10日

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生物学探偵なる呼び名が惹起するイメージから遥かにかけ離れた破天荒かつ突飛な行動力(警察から証拠を盗みつつ自ら死体を発掘して回る)とコンピュータを駆使する冷徹な論理的思考が奇妙にも同居した新米探偵が初登場。終盤いよいよ真犯人と対峙してどんどん緊張感が高まっていく中、ランス・アームストロングをも凌ぐドーピングの果てに渦中に飛び込んでいくはちゃめちゃなクライマックスに大興奮してしまいました。

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2021年05月13日

Posted by ブクログ

久方ぶりに当たりだ!!!
物凄い好き。これ好き。
アメリカドラマのクリミナルマインドすごい好きなんだけどあのBAUチームを一人でやってるみたいwwwセオさん好きwww

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2019年07月31日

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生物情報工学とは書いてあるが、主人公は生物学を包括的に引き受けている大人物という印象だった。
天才科学者が謎解きの使命感とスリルと、他の人に疑われる不安とが一人称で語られるのが面白い。

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2019年06月25日

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大学で生物工学を教えているセス・クレイ教授。彼がモンタナ州の人里離れた町に滞在中、近くの森で昔の教え子の死体が見つかりました。彼は教え子の死に衝撃をうけ、さらに自分が容疑者になったことから元来の偏屈気質に火がつきました。そして熊に殺されたとされるかつての教え子の死に疑問を抱き、独自に調査を始めるところからこの物語は始まります。事故当時、現場でフィールドワークをしていたセオが容疑者として疑われるのですが、ほどなくしてかつての教え子の殺害は熊の仕業とわかり釈放されることになりました。しかし、彼はこの事件は熊による食害ではなく殺人だと直感します。そしてモンタナの田舎の無能?警察を敵に回しつつ、思いもよらないトラブルに巻き込まれて行くという展開に・・・。

主人公は陰キャラでコミ障かつ体力にも自信がないというキャラクター。しかしその実、真実を手にするためなら法を度外視してでも単身危険に身を曝すことのできる立ち回りを見せ、決断優先の気質を持っていて、警察や殺人鬼に向かっていく気骨も非常に旺盛なところに私は興味を惹かれました。分かりやすく言うと、ダイハード的なハチャメチャなキャラクターということです。この辺は読む人によって感想も面白さも様々かもしれません。

中盤から後半にかけて、私は大いに楽しめました。特に終盤はアベンジャーズを思わせる、いやがおうにも盛り上がる展開でした。反面、行き当たりばったりとか、あるいはストーリーが粗い・ご都合主義などの意見も多いようで、その辺はうなずけるような。いずれにしても、ヒグマの襲撃というきっかけで始まる本書は、熊の出没が話題になっている昨今の日本でも話題になりそうな内容と言えるかもしれません。

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2024年01月22日

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これは面白い。過去の連続殺人を、生物学の新しい視点から掘り起こしていく、全く新しいタイプの小説です。多少眉唾な部分も無きにしもあらず、ですが、久しぶりにむさぼるように読んだ本となりました。

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2024年01月06日

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ネタバレ

「パードレはもいない」の後ろの広告で見て。

生物情報工学の教授セオは、
殺害された被害者がかつての教え子でだったため、
いきなり容疑者扱いされる。
警察は熊に襲われたと結論づけるが、
セオは科学的な追及で犯人は人間だと考え、
データを集め分析し、
同じ犯人の被害者と思われる女性の周囲を調べに行く…

殺人者とホホジロザメの捕食のパターンが同じだと比較したり、
植生を調べて死体を発見したり、
さらにパターンから次々死体を発見したりと、
追及手段が面白かった。

発見した死体を警察で匿名で通報したり、
犯人に脅されて死体を盗んで身代わりとしたりと、
型破りなのも。

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2022年03月30日

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【腹減り度】
なし
【食べ物の割合】

【1番美味しそうだったもの】
ダイナーのチェリーパイ(作中見るに美味しくは無さそうだけど)

*感想*
章が短いコマ切れで、とんとん拍子で話が進むので次々場面が変わる割にかなり読みやすい。
ヒロインのジリアンの、健康的なセクシーさと非常に可愛らしいキャラクターが◎。主人公のセオクレイは頑張ってるけどちょっと情けない。
本当にいるのかわからない、見えない敵を追うセオクレイは異常者のよう。ていうかあんなに死体掘り当てて送りつけてたら怪しすぎてセオクレイが捕まると思うのだけど。頭のおかしい学者程度の扱いなのでちょっと疑問だった(張られてたけど。)

タイトルの生物学探偵というのには疑問。‥探偵?

文句たらたらに見せかけて、続編翻訳されたら読むつもり。

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2020年11月06日

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 マジシャンの書いた小説。なるほどと思う。東野圭吾の『ガリレオ』シリーズのような理系探偵のサイエンス・ミステリかとの予想を大きく覆し、本書はまるで、全体が仕掛けにみちたイリュージョンのようなエンターテインメント小説なのだった。火器や炎や鉤爪の活劇とバイオレンス・アクション。一人称現在形でのリズミカルな文体に着いてゆくだけで、探偵セオ・クレイの被る肉体的被害を自分が受けているかのような痛々しさに痺れてくる。

 生物学探偵というタイトルから地味な先入観を持ってしまうこのヒーローは、一見普通の大学教授、かつフォールド・ワークと最先端のデジタル技術を駆使する研究者でありながら、実は真実を手にするためなら法を度外視してでも単身危険に身を曝すことのできる動きと決断優先の、もろにダイハード型でハチャメチャな主人公なのである。

 熊による獣害と見られる女性遺体が、かつての教え子であったことから、当時事故現場でフィールドワークをしていたセオが疑われる。殺人パレードの開幕である。

 独自のプログラムを駆使してのデータ解析を得意とするセオは、行方不明案件が異常な確率で発生しているモンタナ州のある地域に眼をつける。続いてセオは、複数植物の発育分布を調査することで、最近掘り返されたことのある土壌に眼をつける。前後のデータを重ね合わせたセオはピンポイントで遺体を次々と発見するが、それぞれの管轄警察には信じてもらえず、個々の遺体は熊による獣害として扱われるばかりか、セオへの警察の疑惑さえ拡散してゆく。

 この事件のすべてに、一人のクレイジーな大量殺人者が存在するのではないか? そうした確信を貫こうと単身真犯人を追うセオだが、関係機関からも危険な聞き込み先からも異端視され逆に追い詰められてしまう。姿の見えない殺人者を捕らえるにはなかなか一筋縄では行かなそうだ。

 何十年も殺人を続けている男は本当に存在するのか? そいつは何故捕まらないのか? 遺体たちは何故探されていないのか? 孤独に襲撃され土の下に埋められて行った若い女性たちの無念さは、満身創痍のセオを先に進ませる。

 捕食者である何者かに常に先を行かれるジレンマ感。単独捜査を進めるたびに痛手を負ってゆく我らがヒーローには、どんな手が残されているのか?

 最初に書いた通り、本書は手に汗握るアクション作品である。本書の日本語タイトルからは、そんな内容を想像して頂くことはなかなかできないかもしれない。しかし、書き手はプロのマジシャンである。執筆者の名前を英語スペルAndrew MayneでYouTube検索して頂くと、楽しいトリックやイルージョンの動画を観ることができる(もちろん確認済み)。

 そうしたマジカルな作者の手中で踊らされれゆく被害者的快感を否応なく味わわせてくれる本作は、人気を得てシリーズ化され、既に4作目の執筆にかかっているそうである。楽しみなエンターテインメント・シリーズがまた一つ。結構大きな爆弾を炸裂させてしまったシリーズの開始。今後、声を上回る怪事件をどれほど生み出してくれるのだろうか。マジシャンのお手並み拝見と行きたいところである。

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2019年05月27日

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生物情報工学の視点でミステリーが
解き明かされていく過程は
すっっごく興味深くて面白かった。

けど良くも悪くもツッコミどころが多くて、
ラストのクライマックスもはちゃめちゃ。

ぶん投げられて終わったが故に
続編を読まなきゃ気が済まない状態。。

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2023年01月01日

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生物学探偵セオ・クレイシリーズ第1作。
モンタナ山中で調査を行っていたクレイの近くで、かつての教え子が殺された。検死の結果、犯人は熊とされたが、彼は納得せず生物情報工学を駆使して独自に捜査を開始する‥
学者だがかなり無茶をする主人公。生物学を駆使するというより後半はアクション映画みたいになって笑った。犯人が凄すぎるし。少々都合良すぎな気もするが、面白かった。

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2020年08月05日

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ネタバレ

生物学の教授が独自の視点でクマによる殺害とされた事件を解決していく。
以前の失踪者の遺体を発見していく過程はちょっと簡単すぎではないかという気もするが、なかなか面白かった。
犯人が最後になってやっと登場することと、最後が普通の銃撃戦になったのはちょっと残念。
次作に期待。

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2020年04月13日

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序盤は冴えない生物学教授だったが、後半から怒涛の展開。最後はちょっとびっくりしたし、好き嫌いは分かれるだろう。わたしは、ありっちゃありだけど展開にちょっとついていけないかなー。

でも、読後はさっぱり。

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2020年03月17日

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生物学探偵!まだその手があったか。テンポよく、会話も軽妙で、くいくい読めるエンタメ。改行が多いのがちょっと気になったが原文がそうなのかな?

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2020年02月16日

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熊に殺害されたような傷。それに疑問を持ったセオ。生物学の知識と独自の調査方法で警察より先に次々と死体を発見する。天才的な頭脳を持ちながら少し頼りなさげな感じがいい。少し都合が良すぎるというか突っ込みどころがいくつかあるけれどそれでも面白い。アクションの迫力もあって最後まで楽しめる。ぜひ第2弾も出て欲しい。

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2019年05月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

突っ込みどころ満載。迷惑な天才型探偵の型破りというか奔放な捜査と最後はまさかの怒涛のアクション。
真犯人登場時の出で立ちにはバカミスかと苦笑。
私は面白く読みましたが、オススメするのはためらってしまいます。

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2019年05月24日

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