【感想・ネタバレ】冷たい家のレビュー

あらすじ

ロンドンの住宅街に建てられた奇妙なまでにシンプルな家。新進気鋭の建築家が手がけた、この一切の無駄が廃された家に住む女性たちには、なぜか不幸が訪れるのだった――。この家にはどんな秘密が隠されているのか? 様々な語りが交錯する、全米ベストセラー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ミニマリストな建築家が建てたマンションの一室に住んだことのある女性と、今住んだ女性の2つの視点と時点で描かれるミステリー。
過去に住んだことのあるエマは不審な死をとげている、今住んでいるジェーンがその謎を追っていくという話。

不満を語るとネタバレせざるを得ないのだが…
ミニマルなライフスタイルを突き詰めていくと、人間性すらも狂っていくのか?というテーマで進んでいった割には、ラストが…うーん、それならミニマム関係ないよねぇって感じで詰めが甘いように思う。

物語に多大な影響を及ぼしている建築家エドワードが結局…やねんもんなぁ~。でも、必要最低限のモノをきちんと使い整理して、洗練した生活スタイルを追求していくことをとことん悪モノ扱いされなくて、底は良かったと思うけども。

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2023年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

フォルゲートストリート一番地。完璧主義者の建築家エドワードが設計した最新鋭の設備が整う無機質な家で繰り広げられるサスペンス。

賃貸契約を結んだ過去と現在の2人の女性の視点を通して描かれる家と設計者エドワードの危うさに緊張感が尽きない。

結末の意外性はさほどではないが、結末にしてなお拭われないエドワードの気質に、作品全体を通しての完璧主義への皮肉めいたものを感じる。

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2018年03月16日

Posted by ブクログ

ミニマリストで完璧主義の建築家が設計した差新テクノロジーに管理された家で起こる相次ぐ不審な死。過去に住んでいたエマと、現在住んでいるジェーン。エドワードと交際した2人にはいくつかの共通点があった。過去と現在が行き来する展開と、その合間に挟まれる、この家に住む資格をテストする不吉なアンケート項目。読ませる仕掛けてんこもりで、しかもハリウッド映画化前提で書かれたかのようなスリリングな展開。すこし冗長なところもあったけれど、ロン・ハワードによる映画化も楽しみ。

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2017年12月10日

Posted by ブクログ


面白かった。一気に通勤電車の中で2日ほどで読んだ。
最後少し惜しい、もう少しじっくり読ませて欲しかった。
映画化とのオビ、おそらく映像よりは、本で読んだ方が怖い。

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2017年12月03日

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2017年発刊の現代心理サスペンス。 完璧主義者の建築家エドワードの建てた住居は最新鋭の技術でコーティングされた質素で要塞のような家。 徹底した管理と監視、厳しい条件を課せられた上で入居を許された者が本作の主人公の一人ジェーン。 そしてその家でかつて死を遂げた過去の住人がもう一人の主人公エマ。 現在と過去を交互に描き、エマの死の真相とジェーンの行末、家に隠された秘密を追ってゆく・・・。

 二人の主人公を交互に展開していくのですがそのスパンが驚く程短いです。 僅か5ページ程で主人公が入れ替わり進行していきます。 しかし不思議なことにまったく読みにくさや混乱はないです。 時系列は違えど二つの物語は謎を提示し解き明かし、読者を一つの真実に導いてくれます。 人の心を支配するような家で繰り広げられる肉薄した心理サスペンス、勿論犯人当てという所でしっかりミステリの体裁を保っています。 
 作者が真珠王御木本幸吉を出してきたり日本通?なのかは定かではないですが日本の文化が度々触れられています。 

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2023年03月01日

Posted by ブクログ

場面の切り替えが映像的で、映画かテレビドラマを見ているような感じで読んだ。実際に映画化も決まっているらしい。どんどん読ませるストーリーで、決して面白くないわけじゃないけど、特に新味はないような…。

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2017年12月15日

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