梶永正史のレビュー一覧

  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    作品自体はドラマ化もされているし、大分前から知っていたのだけど、なかなか読む機会がなかった。
    4作ぐらいで完結しているようなので、とりあえず1作目を読んでみることに。
    「電卓女」こと知能犯専門の捜査二課に主任代理の郷間彩香が何故か、銀行強盗の立てこもり事件の指揮官を命じられることから始まる。
    強行犯事件の経験もないことから、現場の捜査官と衝突したり、何故か2人だけで現れたSATに振り回されたり、立てこもり事件なのに、全然緊張感がない。
    そして、何より文体が軽い。
    普通の警察物ではなく、法では裁けない犯罪を解決する影の組織のことが描きたいのだと分かれば、ちょっと前のアメリカ映画や、今ドラマでやっ

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    2018年08月13日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    6月-11。3.0点。
    警視庁二課の女性刑事が主人公。
    経済犯罪を扱う部署だが、渋谷の銀行立てこもり事件で犯人から指揮官に任命される。
    何故か警察庁の上層部が、横から出てくる。事件の背景になにが隠れているのか。

    シリーズ第一作。広げた風呂敷が大きすぎる感じ。
    まあまあ上手くまとめたが、少し消化不良かも。
    次作に期待。

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    2018年09月18日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。贈収賄や詐欺などの知能犯罪を追う彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため“電卓女”と呼ばれている。そんな彩香に刑事部長から特命が下った。渋谷で発生した銀行立てこもり事件の指揮をとれというのだ。犯人が現場の指揮と交渉役を彩香に任命するよう名指ししたという。彩香は困惑しながら臨場するが…。

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    2018年06月17日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 パンドーラ

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    詐欺を専門に捜査する 郷間彩香。
    全体として、強引な設定。暴走しすぎ。
    それを容認する幹部の人たち。
    吉田が行き過ぎですね。
    警察庁長官、総理に直接 あってしまう。
    まずは、ありえない設定が、小説なんでしょうね。

    国のために 談合する組織 あやめ会。
    官房長長官が、それを取り仕切る。
    一体、何が問題なのか?
    国民のためになっていないということを
    技術を持っている会社が 談合組織から締め出されていることで
    事故が起こってしまったということでは、弱いのでは?
    かなり、言いがかりに近いね。
    まぁ。この郷間彩香の暴走度を痛快と見れないのが
    残念と言えそうだが、
    職をかけてまで取り組む課題でもないよう

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    2018年06月16日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 ハイブリッド・セオリー

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    201702/誇張されたキャラ描写だけど、シリーズものなのでここまできたら愛着も笑。チームが育ってきているのもいい。

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    2017年02月26日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    どちらかというと、もっと軽いタッチで楽しむ物語・・・といった感じだろうか。
    設定や詰めの甘さも、文体の読みづらさも、デビュー作だと思えばそれも気にするほどのものではない。
    結末の荒唐無稽さも、ライトノベル的なエンターテインメント性を意識的に重視したものと考えれば、作者の意図もくみ取れる。
    ただ、主人公である郷間彩香に魅力をまったく感じることが出来なかった。
    設定や背景など、頭では理解していても、どうにも人物造形の底が浅いようで響いてくるものがない。
    もう少し彩香を魅力的に捉えることが出来たらもっと楽しめただろうにと、残念な気がした。

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    2017年02月17日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    犯人に指名されて所属部署が担当する事件とは違う立てこもり事件の指揮をしなければいけなくなった主人公。
    という設定が充分興味深いですね。
    予め犯人が警察の内部に詳しいことがはっきりしますし、指揮を持って行かれた専門部署との軋轢も描かれていて、かなり愉しめました。
    終盤の展開がちょっとトンデモ気味になっているのは人によっては評価を落とすポイントになるかもしれません。

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    2016年09月05日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    ネタバレ

    銀行の立てこもり事件とその顛末を描くミステリー。

    真相を知らない三人の視点から描くことで、読者も謎解きに参加できるうまい構成だと思います。
    緊張感の中にも主人公の独白や会話など虚脱感があり、それなりに面白かったですが、マックス共感までは到達しませんでした。
    どんでん返しがほぼ読み通りで呆気なかったことと、大物黒幕たちの妨害や反撃がなく物足りなかったことが残念です。
    最近のこのミスは面白いなりに小粒な感じがします。

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    2015年09月05日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    またか…『このミステリーがすごい!』大賞受賞作らしい。

    渋谷で発生した銀行立て篭り事件。意外な犯人とようとして分からない犯人の目的。緊迫する事件とユーモラスな描写のギャップは著者の計算か…

    はっきり言えば、期待外れ。最近の女性刑事物で、これだけ大きく外した例は珍しい。

    それにしても、『このミステリーがすごい!』大賞受賞作の当たり外れは大きいな。既読作品の中で、面白かったのは、深町秋生『果てしなき渇き』、柚月裕子『臨床真理』、安生正『生存者ゼロ』かな。

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    2015年03月23日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    コミカルで読んでいて楽しかったです。たしかに無理があるつくりなのですが、それなりに納得させられてしまうテンポの良さでした。社会派のミステリーかと思いきや、そういう後味の悪さは全くなく、最後は晴れ晴れとした気持ちになれる作品でした。

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    2015年02月02日
  • 警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官

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    このミス大賞ということで衝動買いしたけど悪くなかった。ヒロインは魅力的だったし、二転三転する展開もなかなか。次回作が年内に出るらしいので期待しよう。

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    2015年01月16日