梶永正史のレビュー一覧
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ストーリもミステリ要素も綿密でとても面白い。そちらが際立つせいかキャラの影が薄い気が。次作で主人公の魅力が存分に語られれば、文句なしのシリーズになると思う。
あらすじ(背表紙より)
警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。贈収賄や詐欺などの知能犯罪を追う彩香は、数字に手掛かりを求めて電卓ばかり叩いているため“電卓女”と呼ばれている。そんな彩香に刑事部長から特命が下った。渋谷で発生した銀行立てこもり事件の指揮をとれというのだ。犯人が現場の指揮と交渉役を彩香に任命するよう名指ししたという。彩香は困惑しながら臨場するが…。 -
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ネタバレ父から引き継いだ犬のしつけ教室で働く栞里の飼い犬は嘱託警察犬のルーク。ゴールンデンレトリバーのオスでおっとりしているが、ずば抜けた嗅覚を持っている。ルークとともに育った猫いなりは、相棒のために優れた聴覚や身体能力で協力することに…。
犬の調教師として働く女性・栞里とその飼い犬、飼い猫コンビ、そして栞里の同級生の警察官・春空がメインキャラクター。行方不明の少女、駄菓子屋の元店主の捜索、麻薬の探知など、仲良しコンビが事件解決の鍵を握る。
出動要請を受けたルークが現場で仕事をするのをフォローするようにいなりが動き出す。飼い主のためでなく相棒のルークのためだけに協力するいなりが猫らしくていい。さすがお猫様。ルークの背中に乗って移動するいなりの図を想像するとかわいい。 -
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【あらすじ】
念願の捜査一課に配属となった兎束の元に、二課のベテランである秋山がやって来る。
秋山から薬物の過剰摂取でショック死した女性の事件について調べてほしいと言われ、気乗りしないまま捜査を始める兎束だったが、コンビを組んでいた女性刑事の毛利が何者かに襲われる事態が発生。
やがて、女性の死の背後に大きな組織が絡んでいると判明し———。
【感想】
『組織犯罪対策課 白鷹雨音』がテレビ東京系で『ハクタカ』としてドラマ化。
そこで白鷹を慕う新米刑事の兎束を俳優の赤楚衛二さんが演じられたのを見た作者が、兎束のイメージを膨らませて書いたという作品です。
あらすじを読んで、勝手に兎束・秋山・毛利の三人が活躍すると思ってしまったせいでしょうか。最初は印象がチグハグですぐに物語の中に入り込めませんでした。
途中でとにかく兎束の視点で読めばいいと気付いて、そこからはスルスルと読めましたが、最後まで読んでみても、兎束の印象がちょっと薄いなと感じてしまいました。
彼は彼なりに優秀なはずなのに、秋山と毛利の個性が強過ぎて、振り回されキャラとしてのイメージの方が目立ってしまっている感じ。
この先、シリーズ化されるようであれば、兎束の成長物語として楽しめそうですが、この一作だけですと、物足りないかなぁというのが正直な感想です。