加藤康子のレビュー一覧
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ネタバレ絵本では省略される5人の貴公子の話や帝の話が載っています。「竹取物語」のお話全体が分かりやすいです。
貴公子からの求婚を断りたいけれど、翁や嫗のこともあり、無下にできないかぐや姫の心情がわかります。
一方で、帝には心が傾いている印象がありました。もしも、月の天人が迎えに来なかったら……?という想像もできます。
「虫めづる姫君」も面白かったです。
ちょうちょになる前の毛虫や蛙などを愛でて、物事の本質を見極めようとする姫君の言動は現代に生きる我々が読んでも、心打たれるところがあるのでじゃないでしょうか。
字が大きく、ルビが振っています。イラストも多く、特に巻頭にイラストによるナビのページがフ -
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ネタバレ『平家物語』を学ぶべくまず小学生用から取り掛かってみました。漢字が多くて意外と難しいです。10歳までの子に分かるのかな?
冒頭で源頼朝が流罪、その後安徳天皇が生まれ、重盛が他界、源氏が勢いづいて、清盛が病死まででページ数の4割使い、あとはほぼ合戦と平家の終わり(最後に少し義経自害)です。
表紙がきらびやかですが、読む前「この表紙は表紙詐欺では?」、読んだ後「タイトル詐欺…??」というぐらい義経メインです。挿絵も義経だらけ。2ページ見開きとか…。この本の頼朝は、最初と最後に少し出てきて最後に弟たちを殺す、ただの嫌なやつです(゜-゜)
このページ数にがんばって収めた内容です。合戦が多いので男 -
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EV 日本で1%、世界でも2%、中国5%
400万台100%EV化には 国内に37兆円の充電インフラ(GS 3万か所)原発10基
日本の太陽光発電 国土面積比トップクラス、平地面積比ドイツの2倍でトップ
トヨタヤリスの工場のある大和町2.9万人は 熱海市3.8万人の2倍の総生産
EV車の原価40%のバッテリー
200万のクルマ 原価120万 エンジン45万 車体75万
欧州CAFE、カルフォルニアZEV、中国NEV、製造CO2は無かったことにして規制
テスラ CO2排出枠売却収入 年間2000億円以上
LCA
EU内のクリーン電力の国でバッテリーを作り、外部からの罰金で利益 -
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【古事記の世界観】
教養を身につけるべく読んでみた。
小学生向けなら
理解しやすいだろうと思ったのに、
イザナギとイザナミの子供について、
「おぎゃあおぎゃあと、小さいながらも、しっかりした赤んぼうが生まれました。」
「この最初に生まれた赤んぼうとは、瀬戸内海にうかぶ淡路島のことです。」
「つづいて、四つの顔を持つ赤んぼうも生まれました。これが今の四国です。」
とあってちょっと混乱している。
土地がおぎゃあおぎゃあと…?!?!
しかもイザナギが左目を洗うと1人の神が生まれ、
右目を洗うと別の神が生まれ、
鼻を洗うとまた別の神が生まれたとな…。
さらに、怖い鬼女に追いかけられたイザナギ -
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明治日本の産業革命遺産が世界遺産に登録された事業の立役者 加藤康子氏が、自動車の専門家と対談した内容をまとめたもの。EVの位置付けを再認識することができたが、既知の内容が多かった。日経新聞を含めメディアを批判しているが、日経の知識しかない私も同じ認識を持っていることから、日経批判には当たらないと思う。
「(バッテリー開発のポイント)安くなることが前提の「コストの問題」が1つ、「安全の問題」が1つ、それと「性能の問題」が1つ。この3つがすごく微妙なバランスで成り立っている」p78
「日本が中国に呑み込まれないだけの策を打つことが出来た上でEV化するならいいんですよ。EVを作ってもバッテリーはち -
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罠とかいう強い言葉がタイトルに入っていたので陰謀論めいた本かと思いきや、割と真っ当な意見を言っていた。
自動車に深く関わり、現場に近いところで取材してきた著者陣にとっては、100%EV転換というのはまだまだ課題が多すぎて現実味の無い話らしい。
軽々しくEV一本に絞る政策を進めるよりは、ある程度市場に任せて多様性を担保し、自然淘汰を働かせた方が健全ということだった。
元々は気候変動を危惧しての世界的なEVの流れかと思いきや、結局再生可能エネルギーありきだったり、電池の処分で環境を汚したりという問題に目をつぶって、自動車産業の国家間パワーゲームや株価の吊り上げに利用しているだけなんだなと思った -
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自動車関連業界に勤務していますので、自動車の将来の姿、特に電気自動車がどの程度普及していくかに興味があります。日本においては電気自動車よりもハイブリッド車の方が目につきますが、ハイブリッド車の開発では日本メーカに勝てないと思っている欧州や中国メーカは電気自動車の普及を目指しているようです。
それを受けて、日本メーカも大きな影響を受けることになりますが、日本メーカは国内で販売している台数の3倍以上は海外でせいさん・販売しているので、海外で電気自動車しか売れない状況になると、日本メーカも開発せざるを得なくな利ます。
先週には電気自動車に関する本を二冊読みました、一冊目は電気自動車を急いで開発、