ファブリツィオ・グラッセッリのレビュー一覧

  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    近頃、一生懸命に旗色の悪い国の本を読んでいる。次はギリシャかな。
    読んで分かるのは、イタリアにタフな時代があり、かつよき時代があったということ。そしてどこかで歯車が狂い始め。。。歴史家から見れば、奢った瞬間があったということになると思うか、かと言って奢らなかった国なとあるのだろうか。で

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    2020年04月03日
  • ねじ曲げられた「イタリア料理」

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    著者の健康や幸福へのあくなき思いが痛いほど伝わった。
    普段口にするものや流行を追いかけることをもう一度見つめなおしたい。

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    2018年08月26日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    ■一般にイタリア人が、のんきに働かず人生を謳歌しているというイメージは間違いで、北イタリアの工業生産性はドイツよりも高い。
    ■南北格差は大きいが、これはイタリアが個性溢れる独立した小国家が多かった北イタリアと大国に隷属した歴史が長い南イタリアの問題も大きい。
    などなど、普段は知る機会の少ないイタリアの政治経済、人々のくらしについて、在日経験の長いイタリア人エンジニアがストーリー仕立てで解説する良書。

    それにしてもイタリアと日本は良く似ている。
    政治のリーダーがコロコロ変わる、外交はじめ何となく腰が引けてる。でも女性はキレイだし、食べ物も美味しくて、世界から愛されている。

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    2013年01月26日
  • ねじ曲げられた「イタリア料理」

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    ピザやパスタに対するとても意外な話。現在のピザはアメリカの影響で出来上がったものだったんですね。大昔、六本木のニコラスで初めてピザを食べたことを唐突に思い出した。

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    2017年12月13日
  • ねじ曲げられた「イタリア料理」

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    第7章-スローフード運動は、なぜダメなのか
    等にもあるように現状全否定でもないし
    一方的な礼賛でもなし、バランスと愛の感じられる
    内容。

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    2017年10月23日
  • イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまで

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    著者は日本に住んで20年のイタリア人。イタリア語で書いたものを日本人が翻訳している。なので、人の容姿や服装、香りなどの情景描写が、やっぱり日本人とはちょっと違うんだなあ。
    カエサル、ロドリゴ・ボルジア(法王アレッサンドロ6世)、レオナルド・ダ・ヴィンチ、カラヴァッジョ、カサノヴァ、プッチーニ、ムッソリーニの7人を、それぞれの部下や友人の目を通して小説仕立てで描いていて、イタリア人から見ると、イタリアの歴史上の偉大な人物たちはこんなふうに書かれるのかあ、という発見はある。
    正直、もっと硬い内容と思って手にしたのだけど、でも、思いがけず大昔に旅行したイタリアの街並みを思い出しながら読み進めていけた

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    2015年11月02日
  • イタリアワイン(秘)ファイル 日本人が飲むべき100本

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    ワインが持っている文化的な説明の部分は素晴らしく歴史とともに歩んできた事を強く訴えかけてくる。
    若干語り口に強さがあるのでそれが気になることもある。

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    2014年08月20日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    ネタバレ

    どっちがバカという話ではなくて、イタリアがどういう状況でどうしてこうなったか、がある家族の生活を通じて理解できる話。

    下手な説明をダラダラするより、エピソードで概要をつかんだあと、詳細の説明がある形式なのでわかりやすい。

    特に南イタリア好きで、北イタリアの人が南をひどく言うのが気になっていたのでなんとなくではあるが気持ちが理解できた。
    あの国は、国であって国じゃない。

    日本への嘆きもごもっとも。でも、どうにもならないかな。日和見だしな。

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    2014年06月15日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    題名だけ見るとおふざけ比較論のような感じですが、
    中身は至極まっとうで、様々な警句が散りばめられています。

    著者は日本にほれ込んでる在日イタリア人、滞在は20年を越えるとのこと。

    アメリカ発の「新自由主義」の名のもとに、ズタズタにされたイタリア経済と、
    そしてなにより、イタリアらしさという「国体」をも見失っていると、述べています。

     “(イタリアが)今の経済危機に至った責任の多くを負っているのは、
      労働者の「既得権」を守るということばかり考えて、
      若い人の雇用の問題を無視し、
      経済の活性化を促す政策の実現を怠ってきた、
      既存の左翼政党や、そのバックについている労働組合だっ

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    2014年03月27日
  • イタリアワイン(秘)ファイル 日本人が飲むべき100本

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    これは良い意味でタイトルを裏切った本。巻末のワインリストなんかどうでも良いけれど、イタリアのワイン史、あるいは風土記と言った感じ。ワイン産業の起こり、変遷、そして生活の中での位置づけ。本書によると、イタリアでは自家製ワイン文化は消滅してしまったように書いてあるけれど、国境を隣接するスイスやブルガリアの知人によると、彼らのところではまだやっているらしい。失われる前に行かないと。イタリアじゃなくてごめん!

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    2014年03月08日
  • イタリアワイン(秘)ファイル 日本人が飲むべき100本

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    イタリアワインの食文化との結びつき、何故スローフード活動などが出てくるのか、非常に理解できた気がした。好著。

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    2014年02月14日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    こんな題名がついていますが、内容は大マジです。
    日本に住んで20年以上になるというイタリア人が著した本。

    国の借金が膨大で、新自由主義に基づく政策が推し進められ、社会保障制度は先細りになり、若者が定職に就けず、格差が拡大し、政財官が癒着している。日本とイタリアはものすごく似ているようです。

    この状況をどうにかするためには、テレビや新聞などのマスメディアからの情報を鵜呑みにするなと著者は言います。広告主であるスポンサーの意向に沿った情報しか流れてこないのだから。日本人は「報道の中立性」などという幻想を早く捨てるべきだと。

    そのうえで、自ら情報を集め、自分の頭で考え、必要以上に「空気を読む」

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    2013年09月07日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    日本に永住しているイタリア人による本。自分の親戚を登場人物として、彼らの物語と解説を交互に挟む構造。こういう本って想像以上に頭が疲れることが判明しました。泣

    途中でつまらなくなって最終章だけ読んだら、衝撃。ハンマーで頭を殴られた感覚。自分に当てはまることが多すぎる。就職や教育やライフプラン。もう一度きちんと再読して感想書きます!

    2013.8.13(火)

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    2013年08月13日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    イタリア人が日本語で語る今の真のイタリアの姿。
    イタリア通の人にも、イタリアのことをよく知らない人にも。

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    2013年07月03日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    イタリアと日本の経済構造を照らし合わせて
    日本に迫るリスクを解説してくれてる。
    イタリア人は暢気そうに見えて大変です・・

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    2013年06月03日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    著者は日本に長く住んでらっしゃるイタリアの方、なので非常に中立的かつリアルな内容だったと思います。
    日本人による自虐的な表現を聞き飽きたら、読んでみると新鮮かも。

    途中ちょっと物語っぽくなったりもしてイメージしやすい。
    私の知り合うイタリア人は案外(というと失礼)真面目な働き者で時間にも正確な人が多かったので、南北格差などイタリアに興味が湧いていました。この本を読んで納得。

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    2013年04月04日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    タイトルだけ見たら、皮肉や自虐だらけのギャグ本、かとも思ったのですが、とあるイタリアの一家を軸にした、イタリアの経済や南北問題、そして明日は明日の風が吹く、と考えるけど、明日はまたどんより、というストーリー。そして日本のネタが最後に登場します。イタリアのバカっぷりに日本がぐんぐん追い上げて、ほぼ互角になったのでは、というのが著者の見方。しかしバカの種類が違うのだと。「空回り型バカ」と「思考停止型バカ」。どっちがどの国かは、いわずもがなですね。
    追い上げた数十年というのは、日本にアメリカ的思考が色濃くなった期間でもあり、そう考えると一番バカはやっぱりアメリカだ!と人のせいにしてみたいけど、それは

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    2013年02月22日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    巷に溢れている、日本在住の外国人から見た日本批判本、もしくは礼賛本とは一線を介している日本批評本。
    祖国イタリアをひとつの物差しとして登場させており、その部分だけ取っても読む価値のある本だと思う。
    イタリアの生い立ち、その過程で産まれた歪、現代イタリアが抱える社会・政治問題を一般市民の視点から非常にリアルに描写している。そしてその描写された内容と著者が思う現代日本社会の問題を対比させている。

    日本人の私から見ても客観的に書かれており、また日本に対する警句についても決して穿った内容にはなっていない。
    警句の中にも著者の日本への愛情がひしひしと感じられる。

    日本人からすると耳の痛い話も含まれる

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    2013年02月16日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    日本で活躍するイタリア人建築家による現代イタリア解説書。
    イタリアの家庭を題材にして、イタリアの政治経済の解説をしつつ、アメリカ型の新自由主義に対して警鐘を鳴らす。

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    2012年12月24日
  • イタリア人と日本人、どっちがバカ?

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    ネタバレ

    在日イタリア人による比較論。というか日本人はあまり知らない現代イタリアの政治状況。政治の腐敗、グローバリゼーションによる富の偏在、若者の失業など、状況は日本と同様である。右派、左派、どこが政権を取っても関係なくそのバックには財界や官僚、マスコミがのさばっている。再生の方法は、われわれがいかに情報の真贋を見抜き、操作されない賢い大衆になれるかにかかっている。そして少しでも声を上げ、変革を信じること。それしかないのだろう。

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    2012年09月29日