【感想・ネタバレ】イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまでのレビュー

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Posted by ブクログ 2015年11月02日

著者は日本に住んで20年のイタリア人。イタリア語で書いたものを日本人が翻訳している。なので、人の容姿や服装、香りなどの情景描写が、やっぱり日本人とはちょっと違うんだなあ。
カエサル、ロドリゴ・ボルジア(法王アレッサンドロ6世)、レオナルド・ダ・ヴィンチ、カラヴァッジョ、カサノヴァ、プッチーニ、ムッソ...続きを読むリーニの7人を、それぞれの部下や友人の目を通して小説仕立てで描いていて、イタリア人から見ると、イタリアの歴史上の偉大な人物たちはこんなふうに書かれるのかあ、という発見はある。
正直、もっと硬い内容と思って手にしたのだけど、でも、思いがけず大昔に旅行したイタリアの街並みを思い出しながら読み進めていけたので、これはこれでありだと思う。楽しかった。

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