あらすじ
日本のワイン愛好家は、流通システムの欺瞞やレストランでの不当な値付け、怠慢なソムリエにだまされている――。3000年のワインの歴史を誇るイタリアで、天才的な鑑定眼(舌?)とワイン生産者となった経験をもとに「ソムリエ殺し」の異名をとる筆者。在日歴20年以上の経験から見えてきた、日本人の「間違いだらけのワイン選び」を糺し、イタリア人しか知らないイタリアワインの「飲み方、買い方、愛し方」を伝授する! 巻末付録「お薦めワイン100本リスト」収録。
≪あなたへのアドバイス≫
○ 「パーカーポイント」を信用するな
○ 「料理に合うワイン」でなく「ワインに合う料理」を選べ
○ 「高いワイン」と「美味しいワイン」は違う
○ ショップの店員に聞くべき3つの質問
○ 「コケモモ」や「なめし革」の香りをかぎ分ける意味はない
○ 味音痴のアメリカ人が値段をつり上げている
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ワインが持っている文化的な説明の部分は素晴らしく歴史とともに歩んできた事を強く訴えかけてくる。
若干語り口に強さがあるのでそれが気になることもある。
Posted by ブクログ
これは良い意味でタイトルを裏切った本。巻末のワインリストなんかどうでも良いけれど、イタリアのワイン史、あるいは風土記と言った感じ。ワイン産業の起こり、変遷、そして生活の中での位置づけ。本書によると、イタリアでは自家製ワイン文化は消滅してしまったように書いてあるけれど、国境を隣接するスイスやブルガリアの知人によると、彼らのところではまだやっているらしい。失われる前に行かないと。イタリアじゃなくてごめん!
Posted by ブクログ
著者のワインに対する思い入れを熱く語ってる本。
多くの人が指摘してるが、題名が中身を表してない。もう少し世界の中でのイタリアワインの位置づけとか、品種のことテロワールのこと、文化のこと、料理のこと、さわりだけでも良いのでふれて欲しかった。少しフラストレーションがたまった。