森川友義のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
[ 内容 ]
この本一冊あれば、日本の「政治の仕組み」を語ることができます。
政治がカバーしなければならない分野は膨大なのですが、ここに書かれた「仕組み」を知っていれば、政治がどのように動いているのか、何が変化を妨げ、何が変化を促進するか、がわかるはずです。
そのなかで、自分たちにできることが何なのか、ということも。
[ 目次 ]
第1章 若者は政治によって損をしている!?
第2章 主役は、「有権者」のはずだけど…
第3章 実は「国会議員」の力は弱い!?
第4章 「特別利益団体」を知らずして政治は見えない
第5章 「官僚組織」の「官僚組織」による「官僚組織」のための政治?
第6章 政治を変え -
Posted by ブクログ
人はどうやら、シンメトリーな顔の人に魅力を感じているようです。
深く考えた事はなかったですが、海外の研究結果を引用しながらの解説は面白いです。
恋愛指南の本ではないく、あくまでもどういう人がモテるのか、科学的に分析しようという本です。
なので、読み終わってわかった事は、美男美女は、健康で、良い匂いで、良い声で、キスもうまく、イチャイチャするのもうまく、恋するチャンスも多い…という事です。
そりゃぁ、そうですよね。
美男美女でない場合は、努力して、勇気を出して声をかけるしか道はないようです。
つまり、恋とは、美男美女のためのものということですね。
お後がよろしいようで! -
Posted by ブクログ
若者の政治無関心や低投票率に警鐘を鳴らした本。
若者が選挙に行かない理由としては、単純に「面倒であるであるから」や「興味ないから」だけではなく、1票が与える影響力を考慮したうえで棄権するという「合理的棄権仮説」や「合理的無知仮説」など様々な要因が考えられる。とにかく選挙に行くことが大事であり、たとえ間違った意見だとしても、行かないよりはましだと答えている。
投票の棄権は非常に難しい問題で、「行かないよりはまし」といった言及には疑問が残る。かといって投票率が50%を切ることもかなり問題ではあるから、自分の中でもまだうまく説明ができない。
政治学の入門書として読むのも良さそう。後半は現行制度 -
Posted by ブクログ
今日はポッキーの日だ!
後輩が貸してくれた本。
恋愛を科学的に説いており、まあ面白かった。
けれど、「結局大事なのは顔」と言われているような気がしてならなかった。
例えば、体臭に関して、顔が良い人の方が体臭が良いと感じる、という研究があるそうである。
それって、やっぱ結局顔じゃん!!
縄文人と弥生人のやつは面白かった。
昔は寒い時代だったから、弥生人のような顔の人が好まれていたけれど、
今は温暖化で温かいので、目がぱっちりした人の方がかっこいい、可愛いと思われるとのこと。
それにしても、この作者はこういうことを考えて行動しているのだろうか、
世の中の人はこんなことを考えて行 -
Posted by ブクログ
「選挙へ行かねば。興味を持たねば!!」
若者は、選挙に行かないせいで、四000万円も損してる!?
森川友義著
著者は、早稲田大学国際教養学部教授。政治学博士。主な著者に「なぜその人に惹かれてしまうのか?」等。
本書は、この一冊があれば、日本の政治の仕組みが見えてくるように書かれ、4つの政治勢力である有権者、国会議員、特別利益団体、官僚組織がどのようにかかわっているのかという問題を以下の6章に分けて説明している。
①若者は政治によって損をしている
②主役は有権者のはずだけど、、、
③実は国会議員の力は弱い
④特別利益団体を知らずして政治は見えない
⑤官僚組織の官僚組織による官僚組織のた -
Posted by ブクログ
政治に今まで特に関心を向けてこなかった人向けの、日本政治入門書。
日本の政治の主要プレーヤーを「有権者」「国会議員」「特別利益団体」「官僚」の4つに分け、この4つの象徴的な面、それに付随する国内状況を見ていくことで、現代日本の政治の仕組みを捉える、というのが本書の構想。
政治という複雑な仕組みをシンプルにまとめるというのは非常に難しいことだとは思うが、4つのプレーヤーに分けたところまではいいのだが、どうも各章で語られる話が各論的なような気がして、大枠を説明されているような気にはならなかった。
私の政治リテラシーが低いせい、と言われればそれまでなのだろうが、各プレーヤーにまつわるトリビアを -
Posted by ブクログ
ネタバレ◎各国の農業政策比較
日本が農業過保護国として米国やEUから攻撃されるのは、農家の守り方が、米国やEUと異なるから。
日本の保護形態は、「消費者負担型農政」
欧米は「財政負担型農政」に転換
⇒農作物の取引は原則として市場メカニズムに任せる
日本は市場原理に基づいて農作物を売買しておらず、生産調整や高い関税等によって価格維持をしているため、わが国の消費者は損をしている。
農家を保護する手段としては、消費者を犠牲にするのではなく、原理原則は市場メカニズムに任せて、農家に直接的に差額を払う欧米型にすれば、他国からの批判は免れる。
◎農産物輸出国を総称して「ケアンズ・グループ」といい、国際会議の