小島あきらのレビュー一覧
-
無料版購入済み
彼女の新しい側面たち
他の方のレビュワーでも語ってる通り、白鳥の人間性が本当よく出来ている。設定が難しい内容なだけに、その接し方が温かいのがいい
だからこそ最終的に惹かれるのも納得。他にも棗ちゃんとか出てくるよ -
ネタバレ 無料版購入済み
鳴滝荘とその住人たち
白鳥が少しずつ鳴滝荘とその住人たちに馴染み始めている二巻目
ここまで災難続きでも前向きに捉えている白鳥の人間性がいい。他の漫画だと絶対揉めそうな出来事なんだがな -
ネタバレ 無料版購入済み
ようこそ、鳴滝荘へ
よくよく考えると解離性同一性障害という難しい題材をここまでほんわかなタッチで描けるのも中々凄い。アニメ版は途中で終わったり設定がぼかされているが、原作はストレートに向き合ってるのがいい
曲者揃いの鳴滝荘の面々と白鳥がどのように関わっていくか楽しみ -
Posted by ブクログ
こうして終わってみると本作って2つの軸を中心に物語を展開していたのだなと思う
他人を受け入れず平穏無事な人生を送ろうと思っていた零時が他人を受け入れハーレムを築くまでの物語
誰にも見られず誰にも話しかけられなかったレイが幸せを手にし人に触れられるまでの物語
そしてこの最終巻ではその2つの軸が綺麗に終わりを迎えているね
内容はアリスとの後日談に始まり、前巻ラストで仄めかしていたヒメルダの両親訪問から
そもそもヒメルダの関係が勘違いを含んだ形で始まったことや4巻で行われた零時による勘違いを誘発する言動を踏まえるとそりゃ起こってしまうだろう事態が起こってしまうのだろうと予想するには充分な展開
更 -
Posted by ブクログ
二図室という居場所が確立され、そこに集うようになった5人の少女達と零時。これは最早ハーレムと呼んで差し支えないような空間なのかもしれない
ここまで来れば何もしなくても色恋沙汰が表に出てくるかもしれないが、大人しく待つなんてしないのがレイのレイたる所以。とんでもない爆弾発言を投下していきましたな
ここで零時が狼狽えてしまったら、それは普通のラブコメと何ら変わらなかったのかもしれないけど、零時はやはり普通のラブコメ主人公ではないよなぁ
まさか全員に「俺のことどう思ってる?」と直球質問するとは思わなんだ
本人としては想いを寄せている者が居るのなら話がしたい、誤魔化しなんてしたくないという非常に真摯 -
Posted by ブクログ
ネタバレ第3巻にしてようやく幽霊さんの本名が判明……しなかった!?
まだこちらは幽霊さん呼ばわりしなきゃいけないのかと思いきや、零時が代わりの名前を付けたから今後はとりあえずレイと呼べば良いのかな
読み返してみると第一話時点で霊と書いてレイとルビ振っていた事に今更気づいたよ
と言うか、レイの正体が割ととんでもないものっぽい…?
これまでは死んでからかなり長い時間が経った幽霊だと認識してたんだけど、そもそも幽霊じゃない疑惑が……!他のシーンでは判らない言葉なんてないと明言するシーンも有るし、まさかのまさかな正体?
だとしたら零時がレイを見ることができるのも単純な霊感体質とかそういう話じゃなくなってくる -
Posted by ブクログ
本当に零時は温かみと優しさを持ち合わせた人間だと伝わってくる内容ばかり。これで今までぼっちキャラとして通してきたと言うなら彼はどれだけの人間関係構築を避けてきたのだろうと感じてしまう
この巻では新ヒロインが二名追加。といってもその内一人の高円寺彩についてはあの幽霊がラブノートに記述した様子がないから、それほど推しというわけではないのだろうか?
ただ、彩の快活さと誰とでも友だちになれそうな気さくさは零時が今後形成していく人間関係を考える上では重要になってきそうな気がするが
ただ、そういった部分が今回は変態オヤジに捕まってしまう原因となったわけだが。平穏無事をモットーに掲げる零時は一時は関わろう -
Posted by ブクログ
3月は変化の季節。ということで作中では幾つかの別れが描かれる
51話の早紀再登場。早紀も他の梢の別人格と同じく隆士の恋人になった自覚がある状態と言う訳でそんな二人のやり取りが描かれるのだけど……
早紀と付き合うのは大変そうだな~というのが第一印象。暴力系ヒロインというわけではないんだけど、恥ずかしさのあまり自分の感情に過剰反応してしまって隆士が色々と痛い目に。
ただ、それも全ては早紀が抱える溢れるような想いの裏返しでもあり。それらをきちんと受け止めて「ずっと一緒だよ」と言い切った隆士は漢ですわ
53~55話で描かれる「ゆきさき」
まずエロールとオカ研部長との別れがじっくりと描かれた後に始ま -
Posted by ブクログ
隆子爆誕&千百合登場の巻
なよなよしい見た目の主人公が女装させられてしまう作品は多いけれど、それによって各所に影響を撒き散らすだけでなく、暴走状態の千百合を止めるきっかけになる構成は面白い
隆子によって人生の分かれ道に立ってしまった友人A(エロール)については果たして哀れと言って良いのか、それとも真実の愛に辿り着くための切っ掛けであるのだから問題ないと見るべきなのか困るところ
様々な転機となる要素が描かれた巻であるけれど、5巻で最も注目する話といえば、やはり27話の「熱」を措いて他にない
珠実は梢の親友を自負しており、隆士の邪魔をするときもあれば二人の仲を応援する場合もある。その気になれば -
Posted by ブクログ
物語スタートから7話に渡って徹夜が続いていた隆士にとってはちょっとと言うには余りあるほど災難続きの日々
けれどもそれらを嫌な事、辛い事と片付けずに良い思い出悪い思い出ひっくるめて大切な要素と表現した隆士。この巻辺りから彼の優しさに満ちた価値観が垣間見えてくる
キャラ紹介的な側面がありつつも梢の隣にいつも居る珠実の心情が描かれた第6話。第1話の時点から梢と隆士の仲はとてもお似合いでメタ的に言えばどう見てもこの二人はくっつのだろうなと思えるけど、そのためには梢を大切な友達と表現し、梢を悲しませるような人を「絶対に許さない」と言い切った珠実をいつか認めさせなければならない将来が見える内容だった
ほ -
Posted by ブクログ
小島あきら先生の新作が発表されたと知って嬉しさが有り余り、ついこちらを数年ぶりに読み直してしまった
可愛らしい女子高生がアパートの大家という設定に時代を感じつつもキャラ紹介の順番が上手いと感じられる構成だった
まずは隆士と梢が昔であっていたらしい事実をささっと提示しつつ、梢の純情さと何か秘密があるらしい点を説明した第一話
続く第二話でその秘密、多重人格の説明及び別人格の1つ目、早紀の登場。第三話では更なる人格として魚子が登場する怒涛の展開。それらが一段落ついてからようやく他の入居者が紹介される。
解離性同一性障害という難しい題材をほんわかした作風で扱っている本作。物語のスタートを少しでも間違