Fのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ好きな言葉のめもたち。
猫を飼ってしまうと、猫を飼いたいというこの気持ちも失ってしまうのだろうか。片思いって楽だ。
片思いの夜は、まったく報われない。一発やってこいと思う。神様はなんにも禁止なんかしてない。まずはセックスしろ。それから考えろ。もっともっと問題をややこしくしろ。
結婚する相手には、どれだけの地獄を知っているかを決め手にしたい
永い散歩に出かけた時、ふとずっと一緒に歩いていたいと思えたら、そう言う相手なのかもしれないと思う。そのシンプルさで人生を決めてもいいのだと思う
元恋人と別れてもちゃんと時間置いて再会して友達に戻れるのって羨ましい
再開する正しさも再会しない正しさも -
Posted by ブクログ
レッドブル片手に夜を明かすのにちょうどいい話って言えば褒めすぎでしょうか?
読み始めてからなんか読んだことあるよなぁって考えたらどことなく三島由紀夫の金閣寺に似てるんですよね、実際作中でも触れられてますが、それと比べたら割と堂々と描いてる感じがします。はっきり言えば現実離れですね。
なんとなく評価が低い理由もわからなくもないですが、そこまで低くなる理由も無いです。ちゃんと面白いですからね。
個人的にはすごく刺さるし、中毒性のある文章が癖になります。これ描けるのはすごいですよ、星一のレビュー書く人にこの小説は書けないですね笑
ぜひ痛い大学生に共感したり、同情したりして読んでください。 -
Posted by ブクログ
”どうしてそれを好きになったのか聞かれて、わかりませんと答えるのが唯一の真実”
”別れるタイミングと噛んだガムを捨てるタイミングは同じらしい”
”頭がいい人は色気がある。ただいつもの場所を一緒に散歩しているだけで、街が見違えて見えてくる人。それはその人の教養のおかげだ。色気はエロと違い、脱ぐことでも事でも着る事でもない。”
”学校に行きたくなかったら無理して行かなくていい。でも何かに熱くなれ。人恋しさも忘れるな、という担任の言葉”
”大人の唯一の義務は、ご機嫌に暮らす事”
”雨が降った後の匂いは、植物中の鉄分と微生物が混ざりあったものらしい。好きなものや人からは、今しばらく幸福な香り -
Posted by ブクログ
ネタバレ「私」、先輩、黒服、佐藤、全員違うキャラクターのようで、全員が今の世界に退屈さを感じている。それぞれの悪と戦う「私」たちがとても眩しい。
・会話の中には哲学っぽい掛け合いが多く、どれも納得するような言葉なのにどこか共感できない気もする。この複雑ではっきりしない気持ち悪さが心地よい。作品の中で、大切にしたい言葉にもいくつか出逢えた。この本は物事の意味について考えさせられるし、東京タワーに行きたくなる。こういう本が読みたい。
どう足掻いても変わることができない人というよりも、変われない、変わらないことの尊さが「私」の求めていた永遠のようで、お美しい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは読む人を分けるし、読む世代にもよる。
自分はとにかくぶっ刺さった。
自分にある中々出てこない感情が久々に浮き出てきて、アドレナリンかかってる気がする。
どんだけ大人になっても破壊衝動とか現状に満足しない心は持ち続けたい。
急に解像度高くなって、会話が描かれる時もあれば急にヒキで淡々と進む場面もある。
その振り幅が徐々に癖になる。
映画がキーになってるのも映画好きとしては凄く良い。そして映画がプロパガンダ化して世間に反旗振りかざす流れが好きすぎて堪らん。
初めのうちは、黒服と下らないイタズラ。そのうちに仲間が増えやる事の規模がでかくなっていく様。
なんか20世紀少年とかウルフオブウォ -
Posted by ブクログ
ネタバレ“先輩と黒服と、私”
大学生になってすぐ、大学生活に絶望する私。サルな同級生、退屈な授業、パワハラ上等の深夜アルバイト。友達もできずにサークルを探していると、かくれんぼ同好会というのを発見する。入会しようと面接に臨み、そこにいたのが聡明で美しい先輩。彼女に好意を抱くもうまく接近できず、気づけば疎遠となってしまう。さらに眠れぬ日々が続きやみくもに勉強していたある日、喫煙所で「火、ある?」とたずねてきたのが黒服。そこからは破壊という日々のはじまり。彼は天才で何でもこなしてしまう。それが故の絶望を持ち合わせながら、大学を、日本を、世界を破壊しようと計画を立てる。黒服のターゲットに先輩の名前が上がっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ真夜中乙女戦争。
なんという本に出会ってしまったのか
この本の感想をインスタに載せるのはいささか無粋だと感じたからこちらで。
生きるって何。人生って何。
決められた人生なんてくそくらえだ
そんなふうな思考がわたしの中になかったわけではないけれど
その黒を遥かに超えるどす黒さで
物語は進んでいく。
わたしの中にあった黒なんて可愛いものだ。
可愛い、という言葉への感じ方も変わった
なんて書いてあったかちゃんとは覚えてないけれど
最悪だ、という言葉も
なんかなんか
うまく表現できないけれど
とんでもない本に出会ってしまったことは間違いない
衝撃と吐き気がするような気持ち悪さとを
どちらも兼ね備え -
購入済み
一気読みしてしまった
ちょうど悩んでいた時にこの本を見つけて、本屋にいくのも待てず電子書籍で購入してしまった。
本音が書かれていて、とても心に刺さる内容が多かった。
-
絶望的に優しく冷たく最高の一冊
タイトルに惹かれ、目次に惹かれ、気付いたら最後まで読み切ってしまった。結局、紙の本も購入した。Amazonでも品切れになっている。そうなって当然の内容だった。
本著の女性論、恋愛論は非常に斬新。純文学風の文体で一部難解な表現もあるが、語られている人間関係の哀しさ、恋の虚しさ、愛の残酷さにはいずれも嘘がなく、ページをめくるたびに、自分だけだと思っていた体験が炙り出されていき、胸が詰まってしまう。「インターネットと恋と文体診断」「百円の指輪」は特に出来が良い。
何度でも読み返したくなる内容で、幾つも付箋を貼りたくなるテキストがあった。衝動的な購入だったが、全く後悔はない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・20代に自信なんざ要りません。自信がないから勉強しようと思える。自身がないから、人の優れた部分が見える。それを真似ようと思える。盗もうと思える。改良したいと思える。自信がないからこそ、目の前の相手を笑わせたい、喜ばせたいと思う。自信がないから動こうとする。その過程で痛い目、酷い目に遭うでしょう。でも、その失敗の知識と経験の総体が才覚となり、不変の根拠となり、不動の自信にもなる。
・感性/センスとは審美眼である。審美眼とは違和感のことである。違和感への試行錯誤である。豊かさとはつまり、目の前の貧しさから、どれだけの教訓を雑巾絞りのように搾りだすか。その錬金術のように思えます。
・寂しさに完