Fのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
都会の夜に漂う孤独や虚無感を見事に切り取った作品で、読んでいると静かな深夜に一人で歩いているような錯覚に陥ります。主人公の心情は複雑で、何かを変えたいけれど何も変えられないもどかしさ、世界から取り残されたような感覚が丁寧に描かれています。日常と非日常の境界が少しずつ曖昧になっていく展開は不安を煽ると同時にどこか心地よく、気づけば物語に引き込まれていました。比喩表現が多く、文章は少し難解ですが、詩的な美しさがあり、一文一文を味わうように読むと深い余韻が残ります。主人公に共感できる人とそうでない人で印象は大きく変わりそうですが、若さゆえの衝動や破壊願望、焦燥感に共鳴できる人には強く刺さるでしょう。ゆったりと進む序盤から、終盤にかけて一気に加速する展開はスリリングで、読後には静かな余韻と少しの切なさが残ります。暗めの雰囲気や内面描写が好きな人におすすめの一冊です。
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Posted by ブクログ
ネタバレ2022.06.06
昔に読んで印象的なフレーズだけ残してた
今それを読んだら少し考えが変わってたから記録
"憧れを持った好意は、消えない。敬意を持った好意も、滅多に消えない。どんなに口論をしても、相手が尊敬に値する人物である限り、「口論をしない」と言う選択肢が最後まで残存し続けるのだ。"
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前者は今も同じ
憧れと敬意は恋愛感情の必要条件になるのは3年前も今も変わってない。でも、口論をするかしないかという事よりも、敬意を含む好意のある相手にはあなたの意見を聞かせて欲しいというお願いのような感覚かな?と思ってる
"いつかあなたは私を思い出せばいいし、私はあなたを思い出せなくなればいい。"
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ちょっとわかる。相手からは思い出さずにはいられない私でいたいと思う。でも双方で良い思い出になれたらもっといいのにとも思う。自分も相手を思い出して、あの時はああだったねと思い出に昇華できることが理想的 -
Posted by ブクログ
ネタバレ黒服は存在しなかったのか?どこまでが存在していて、どこまでが妄想だったのか。世界観はおもしろかったが、よくわからないなとなってしまった。
主人公の考えにあまり共感できなかった。こじらせすぎだと思った。主人公が教授と言い合う場面も、必修が無意味に思えたとしてもその大学その学部を選んだのは自分自身なのだから自己責任だろう。バイトももっと効率の良いものをすればよかっただろうに、自ら不幸になりにいっているかのように思える。友人の佐藤とはお互いに下に見ているのだろうけど、主人公は何もかもを見下しているように思う。佐藤が夢を語っただけなのに、なぜまあそこまで攻撃するのだろうか。佐藤のように楽しもうと思わなければ、何事も楽しめるわけがないのに。周りを馬鹿にしたところで、自分が1番馬鹿馬鹿しいのに。ただ東京と大学に馴染めずに、黒服や先輩など親しい人が欲しい、主人公もその他の人間と同じなのに。
幸せになりたいと思っているうちは幸せになれない。今ある幸せに気づけないから。
好きなことを語るのは、相手に受け入れられたいという告白のようなものである。
一生懸命生きる人を、誰が馬鹿にできるの。
こんな、印象残るところもあった。
周りを見下さずに、素直でいようと思えた。生産性がなくとも、馬鹿馬鹿しくとも、それでいいじゃないかと。皆、誰かに必要とされたいものだろう。周りを馬鹿にするだけでは誰からも求められることはないだろう。
印象に残るところはあったけど、わからないことのほうが多かったです。世界観は好きだったので、体感は星2.5だけど星3にしました。