川内イオのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
元からグルメではなく、その上糖質を減らした生活をしているので、あまり食べたいものがないのだけど、とても面白い。これまで読んだ農業の本と同じく、大変情熱的で有能なひとたちが登場する。能力の高い人々が情熱をもって何かに取り組んで高いレベルの結果を獲得するのは読んでいて気持ちがいい。別の仕事をしていて高い営業スキルを獲得した人が仕事を変えて独立して営業スキルが成功の大きな要因になるなど、とてもいいことだ。
それをわが身に当ててみると、本当に人づきあいが苦手というか嫌いで、そのせいでどんどん袋小路に入り込んでいる現状がある。こんなことはどうしようもないことで、好きでこうしているのでなんの言い訳にもならない。
こんな自分でもお酒は毎晩飲んでおり、グレイス・ラムは飲んでみたくてやまやに買いに行ったのだけど販売していなかった。やまやになければこの辺では買うことはできない。通販で買ってみたい。キスヴィン・ワイナリーのワインもちょっと高いけど飲んでみたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『伊集院光とらじおと』で紹介されいて、この本は続編にあたる本なのだけど、1作目を買ったのにどこかに見当たらなくしている。そっちから読みたかったが、こちらから読んで特に不都合は感じず、楽しかった。
かつての『サンデープロジェクト』の後半の特集であるような、こんな新しい取り組みをして大成功しています、みたいな読んでいてすごく元気が出る。しかも何か農作物を作ってみたくなる。
特に佐渡のフランス人のエピソードは今年の4月に佐渡に行ったところだったので、もしかしたら近くを通り過ぎていたかもしれない。彼が言う日本の土壌は強いというのは本当で、うちの裏の空き地がとんでもなく雑草だらけで、草取りが大変だった。あんな調子で育つ農作物があったら育ててみたい。
しかし冷静になると、登場人物は超絶に優秀な人物ばかりで、何をやったとしても大成功しそうだ。特にうらやましいのは、バラを作っている女性で、あんな営業力があったらいいと強く思う。あんなふうに自費本を売りさばきたい。 -
ネタバレ 購入済み
とても勉強になりました
農業生産を多くを海外に頼っている日本で、国内でどのような農業を行っているか気になり、読んでみました。すると、一部分にこだわり抜いた人たちが海外でも通用する技術を手に入れるのだなと感じました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ農業はやっぱアツイな。やるなら植物工場か、超手間暇かけて高級ライン作るかだなあ
農業従事者
2000年→2018年
389万人→175万人
平均61.1歳→66.8歳
農業経営体数
118万(115万が家族経営)
2015年の平均時給は722円
2017年の1経営体の所得は526万円
給与明細を出す、物の置き場を決める、事務所の整理整頓などの課題があるのが農家あるある
記録してその数字を吟味するという前提だと、時間の使い方に緊張感が出る。
スプレッド 亀岡工場
1箱6個入りの最小単単位でも納品をした。
「あえて面倒くさいことをやってそこにポジションを獲得すると、ある意味、ブルーオーシャンです。」
農業をやりたくない理由
自分が作ったものを誰が食べてるかわからない
農協などに卸すと他の生産者の作物とまとめて出荷される
売り場の都合で、未熟なものも出荷しなければならない
中抜きによって手取りがおよそ30%
2018年でも81%は農協などに卸している
SEND
生産者とレストランを繋ぐ
手数料は2割程度
ユニクロなどが取り入れてる、生産から販売まで一気通貫で構築するSPAモデル
農業の見える化、pHや温度、土壌に必要な元素の量をコントロールすることによって病虫害の発生を抑制
スマホでチェックできるようにする
コーヒー業界では2000年ごろ、大量生産された安価な豆ではなく、一つの農園で丁寧に育てられた質の高い単一品種の豆を求める中小コーヒーショップが続々と現れた。
日本茶でもシングルオリジンを目指す100g1万円の茶葉、東頭
ただ、新鮮な状態で生葉を蒸して、酸化酵素を失活させなければならない。
これをしないと発酵してしまう。
半分発酵したのが烏龍茶、完全醗酵したものが紅茶。
しかし生葉に余分な蒸気をかけると、葉の成分が抜けて香りが飛んでしまう。なのでこの茶農家は、じぶんのめでギリギリを見計らってる。 -
Posted by ブクログ
ワクワクしてどんどん読み進められた。ウハウハにもうかっている農家がいて嬉しいなぁ。やはり大事なのは経営のしくみなんだよね。儲かる野菜を作って、儲かる流通路を自分で開拓できる主体性のある人だけが成功する。当り前の弱肉強食の世界でよかった。
日本の農業がピンチと言うんだけれど、今のしくみでやっているひとがダメになるだけで、沈みゆく泥船から逃げ出して自力で泳げている人は全く問題ない。農協とかが農家から安く買いたたいたりしているから我々消費者は安く野菜を買えているのだろうけれど、最近はやりのサスティナブル(持続可能な)うんたらにするためには、泥船に乗っててはダメなんだよね。日本はたくさんある泥船を何とかしなきゃいけない。というか、単に若者は自力で泳ぐ力をしっかりつけないとダメね。
そして、科学がテクノロジーが課題を解決しているところがイイよね。バナナに氷河時代の記憶を呼び起こさせるとかすごいいい話。ITの有効利用とか発酵とかの生物学とかの活用とか、理性的な話が多いから信用ができて楽しい。かつてあった奇跡の果物とか川をきれいにする菌とかエセ科学の臭いがすると途端に興ざめする。
無添加無農薬が健康に良い。美しい里山風景を守らないといけない。昔ながらのやり方を取り戻す。とか感情論的なところにいかないのがいいところ。こういうスタンスのものが増えてほしいもんだ。
理想論だけでなく、儲けもちゃんとあって、なおかつ世の中にも優しい。そういうのが本当の理想である。
出てきた人をメモめも
●静岡県浜松市の杉山ナッツ、世界一のピーナッツバターを作る元KPMG会計士
●栃木県宇都宮市の阿部梨園、農業に経営コンサルティングをする元東大エリート
●広島県の梶谷農園、世界を知る男だからできる世界一のハーブ農園
●京都府亀岡市のテクノファームけいはんな、植物工場を黒字化できた稀有な存在。
●新たな流通プラットフォームSEND、元外資系投資銀行の菊地さんが作る農家とレストランを繋げるシステム
●岩手県奥州市のファーメンステーション、飼料米で作るエタノール。そこから生まれる新たな経済圏、酒粕が家畜のヤクルトになり、良質な畜産物が地元商品を盛り上げて人が集まる。発酵で地方社会がかもされる。
●農業にITを取り入れることに成功したべジタリア。
●岐阜県高山市のスーパー堆肥Revive soilを作るスピリット。害虫は益虫を以って制す。そのための乳酸菌を利用したスーパー堆肥を発明した
●静岡の奇跡のお茶「東頭(とうのべっとう)」山の上で作る最高のお茶。
●岡山の日本史上初の国産バナナ。氷河時代の記憶を呼び起こした寒さに強い南国植物たちを育てた男。