【感想・ネタバレ】ウルトラニッチ(freee出版) 小さな発見から始まるモノづくりのヒントのレビュー

あらすじ

「ウルトラニッチなモノづくり」で、未知の市場を拓くヒントを届ける! この書籍では、小さな発見を起点に、これまでにないアプローチで市場を拓く新時代のモノづくりのパイオニア10人をピックアップ。スプーン作家、動物専門の義肢装具師、部品まで手作りする独立時計士など自らのアイデアと努力でウルトラニッチな市場を生み出した10人の足跡を紹介。各自の想いやストーリーだけでなく、金銭面などの経営のリアルも描くことで、新しい生き方やスモールビジネス経営のヒントを提案する書籍です。各章ごとに一橋大学 楠木建教授の解説コンテンツも入ることで、「小さな発見」から、モノづくりやスモールビジネスを生み出すヒントを届けます。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 農業には関心があって読んだ農業の本がすごく面白くて、しかし他の分野はどうだろう、物欲があまりなくて関心がないかと思ったらすごく面白い。物もちょっと欲しくなる。開発された物も魅力的なのだけど、開発秘話がめっちゃくちゃ面白い。ネットで流れてくる手作業の動画はつい見入ってしまう。もの作りは面白いと改めて思う。

 腕時計はガーミン一択なので、特に興味のないのが高級時計なのだけど、自衛隊出身で腕時計の自作に至る身の上話がすっごく面白いし、仕事が楽しそうだ。時計も実物を見てみたい。

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2024年07月21日

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ものづくりの作り手の物語だが、「もの」だけではなく新しい「市場」を作る物語でもある。
作り手の試行錯誤が人との出会いによって実を結び、時代の後押しもあって市場を切り拓いていくストーリーに感動する。

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

登場人物のストリーがしっかりと描かれており、ウルトラニッチなものづくりに至る過程がよく分かる。第一章の人達は、初めから、「これ」と決めて取り組んだよりも出会いや偶然が重なっていったことが多いのも面白かった。

どの話も個性的な方々の人生そのものを聞き取って書かれているので、小説のようにあっという間に楽しんで読んでしまった。

妻の川内有緒さんも、面白い人を見つけては、取材を重ね、丁寧に描いておられ、関心のあるところが似ておられるんだなと思った。

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2022年02月08日

Posted by ブクログ

フリーランスの著者がウルトラニッチと言われる需要は小さいが圧倒的なニーズのある商品をつくる10人の商品や半生をインタビューなどを通して描いた一冊。

動物専門の義肢装具士やスプーン作家、独立時計師、トランペットのマウスピース製作者など知ることのできなかった人物を本書を読むことで知ることができました。
その道に進む中で軌道に乗るまで生活が困窮していた方も多くいたり、それぞれターニングポイントとなる出会いや発見があったりとニッチな分野で突き抜けるまでの波瀾万丈を本書で感じることができました。

値付けの難しさ、相手の期待に応えること、
売り方や届け方を考えること、作る過程のプロセスが大事であることなど軌道に乗せるまでに様々な工夫をしないといけないということも本書で学ぶことができました。

本書を読んで紹介されている10人の今後が楽しみになるとともにまた違うウルトラニッチが生まれることが楽しみになる一冊でした。

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2024年10月22日

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非常に狭い市場で、しかし唯一無二の製品を作り出した人たちを取りあげている。苦難の人生を歩んだ上で成功した人もいれば、大企業に努めていてそこから独立して起業した人もいる。

どの事例も共通しているのは、特定の分野に大きな興味を持ち、周囲の心配もよそに一つのことをやり抜いた姿だ。組織の枠のなかにいたら「リスク回避」「過去の成功体験」の下で実現できなかったであろう事例だ。

無数の失敗や挫折もあるなかでほんの一握りの成功事例ではある。しかし本当に革新的なことに取り組もうと考えたら、企業の枠組みの中では難しいのだろうということも考えさせられてしまう。

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2023年09月02日

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面白かった。
まず、製品や事業それ自体が面白いし魅力的。
そしてそれらはこの人じゃないと生み出されなかっただろうな、と思わせる人となり。

自分には自分の人生があるし恵まれてる方だとは思うが、一度きりの人生、彼らのような生き方には本当に憧れる。

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2022年11月30日

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個を生かした隙間産業に飛び込んだ方々。
スプーンデザイナー、ペットの義足士など。

穿っているのかもしれませんが、下積みが経歴を美化しているように感じます。

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2024年04月08日

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本書の最後の方に、日本のメーカーに勢いがあった時代は、エンジニアがトップに立っていた、とのコメントに改めて感心した。

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2022年03月19日

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ネタバレ

「稀人ハンター」という肩書を標榜し、ジャンルを問わず「世界を明るく照らす稀な人」を取材して紹介する著者が選んだ10人を紹介した本。
 結果的に成功している方々なので、当然、生存バイアスがかかってるのは承知しておりますが、サクセスストーリーまたはシンデレラストーリーを楽しめる人には良いと思います。
 もちろん成功前のしんどい時代、中には壮絶すぎる人生を送られている方もいましたが、ある程度の暗いトーンまでで抑えつつ全体的に明るい話題になっており、スーパースター扱いしない点も好感が持てました。そして、結果論ですが、成功に至った原因や行動・考え方は参考になるかもしれません。
 時計職人のセリフで「お金がなかったので、それが一番の不安要素で。でも、深く考えていたら辞めていない。ある意味バカだからできることでしょう。とにかくワクワクする時計を作ろうということで辞めました」を見て、いわゆるサラリーマンでも、人生を賭けるほど冒険はできないけど、限らた範囲でバカさを追求できると仕事って、充実感が得られるのかな、と思いました。

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

どの人もこの市場はニッチで一儲けできるぞというような✍️計算があってモノづくりをしていなくて。なんとなくこれを作りたいな。から始まっていたりすり。途中で断念するチャンスもたくさんあったなかで成功というか続いているのはやはりその人の魅力で応援する人を惹き付けたり、自分が信じて作ったものにニーズがあることを目の前で確認できたりするひととき。運命的な出会いもある。とはいえそれぞれベースとなるスキルについてはバリバリ努力した上で成り立っていると思った。独立するタイミングは勝算あってもなくてもしているようにみえた。
著書の稀人ハンターの基準が好きだなと思うのはニッチではなくウルトラニッチなところを攻めているところ。
1人一冊にしても良いなと思うくらいそれぞれの続きを読みたい

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2021年10月17日

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