あらすじ
「ウルトラニッチなモノづくり」で、未知の市場を拓くヒントを届ける! この書籍では、小さな発見を起点に、これまでにないアプローチで市場を拓く新時代のモノづくりのパイオニア10人をピックアップ。スプーン作家、動物専門の義肢装具師、部品まで手作りする独立時計士など自らのアイデアと努力でウルトラニッチな市場を生み出した10人の足跡を紹介。各自の想いやストーリーだけでなく、金銭面などの経営のリアルも描くことで、新しい生き方やスモールビジネス経営のヒントを提案する書籍です。各章ごとに一橋大学 楠木建教授の解説コンテンツも入ることで、「小さな発見」から、モノづくりやスモールビジネスを生み出すヒントを届けます。
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Posted by ブクログ
農業には関心があって読んだ農業の本がすごく面白くて、しかし他の分野はどうだろう、物欲があまりなくて関心がないかと思ったらすごく面白い。物もちょっと欲しくなる。開発された物も魅力的なのだけど、開発秘話がめっちゃくちゃ面白い。ネットで流れてくる手作業の動画はつい見入ってしまう。もの作りは面白いと改めて思う。
腕時計はガーミン一択なので、特に興味のないのが高級時計なのだけど、自衛隊出身で腕時計の自作に至る身の上話がすっごく面白いし、仕事が楽しそうだ。時計も実物を見てみたい。
Posted by ブクログ
「稀人ハンター」という肩書を標榜し、ジャンルを問わず「世界を明るく照らす稀な人」を取材して紹介する著者が選んだ10人を紹介した本。
結果的に成功している方々なので、当然、生存バイアスがかかってるのは承知しておりますが、サクセスストーリーまたはシンデレラストーリーを楽しめる人には良いと思います。
もちろん成功前のしんどい時代、中には壮絶すぎる人生を送られている方もいましたが、ある程度の暗いトーンまでで抑えつつ全体的に明るい話題になっており、スーパースター扱いしない点も好感が持てました。そして、結果論ですが、成功に至った原因や行動・考え方は参考になるかもしれません。
時計職人のセリフで「お金がなかったので、それが一番の不安要素で。でも、深く考えていたら辞めていない。ある意味バカだからできることでしょう。とにかくワクワクする時計を作ろうということで辞めました」を見て、いわゆるサラリーマンでも、人生を賭けるほど冒険はできないけど、限らた範囲でバカさを追求できると仕事って、充実感が得られるのかな、と思いました。