あらすじ
【『里山資本主義』著者 藻谷浩介氏推奨 「土壌と気候に恵まれた日本にこそ世界の農の未来がある。君も「越境」せよ!」】
衰退産業の象徴的存在として挙げられる日本の「農業」。
しかし、従来の農業の常識、日本という国の枠に捉われず、固定概念を打ち破って農業界に新風を吹き込んでいる人材がが出てきている。
カンボジアで「世界一おいしい胡椒」を復活させた日本人、
ブータンに循環式農法を「輸出した」農家がいるかと思えば、
フランスで「ワイン造りの天才」と「称された醸造家が佐渡島でナチュラルワイン造りに挑戦、
ネパール人仏絵師が富山で農園を継承、エゴマつくりで成果を挙げたりと、
前作『農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦』以上にパワフル。
今回のテーマは「越境」。
国を越え。専門を越え(NASAで宇宙植物工場の研究をしていた女性が新流通システムや農業用ロボットを次々開発する、など)、しがらみにとらわれず、新しい試みで成果を挙げている姿は、この国の新しい生き方をも示唆している。
全10本の緻密な取材から、ニッポンの「農業フロンティア」が分かる!
●目次●
・東大発NASA経由「やさいバス」と農業ロボット
・素人集団を率いて「美容トマト」で売り上げ1億円超えへ
・沖縄養鶏家にブータンからのラブコール
・ロシア生まれのスーパーイエバエで肥料・飼料が変わる!
・コロナ禍での挑戦 食用バラから消毒スプレーへ
・「世界一おいしい」カンボジア胡椒を復活させた日本人
・海外から人を引き寄せる「お茶ツーリズム」
・フランス人天才醸造家が佐渡でワイン造り ほか
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
『伊集院光とらじおと』で紹介されいて、この本は続編にあたる本なのだけど、1作目を買ったのにどこかに見当たらなくしている。そっちから読みたかったが、こちらから読んで特に不都合は感じず、楽しかった。
かつての『サンデープロジェクト』の後半の特集であるような、こんな新しい取り組みをして大成功しています、みたいな読んでいてすごく元気が出る。しかも何か農作物を作ってみたくなる。
特に佐渡のフランス人のエピソードは今年の4月に佐渡に行ったところだったので、もしかしたら近くを通り過ぎていたかもしれない。彼が言う日本の土壌は強いというのは本当で、うちの裏の空き地がとんでもなく雑草だらけで、草取りが大変だった。あんな調子で育つ農作物があったら育ててみたい。
しかし冷静になると、登場人物は超絶に優秀な人物ばかりで、何をやったとしても大成功しそうだ。特にうらやましいのは、バラを作っている女性で、あんな営業力があったらいいと強く思う。あんなふうに自費本を売りさばきたい。
Posted by ブクログ
サイコーに面白かった!どれを読んでも、登場する方々の考え方や行動にワクワクして、興奮して、感動しました。皆さん辛いことや苦しいことが想像できないほどたくさんあったと思いますが、それらを乗り越えた気力と体力が素晴らしい。前に進む勇気をもらいました。
Posted by ブクログ
境界を超えて農業に挑戦している人達の生き様を紹介
楽な道程はなく、それでも前に進んできた方々
エムスクエアラボ 加藤 流通
ドロップファーム 三浦 トマト
みやぎ農園 宮城 養鶏
野口農園 野口 蓮根
京都おぶぶ茶園 松本 お茶
クラタペッパー 倉田 胡椒
ムスカ 串田 ハエ
ローブラボ 田中 バラ
葉っぴーfarm ダルマ 小松菜
ワイン ジャンマルク ワイン