【感想・ネタバレ】農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦のレビュー

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Posted by ブクログ

本書の続編?「農業フロンティア 越境するネクストファーマーズ」を先に読んでいた。サイコーに面白くて感動した。同様に本書もすごくワクワクしながら読み終えた。魅力的な人物と取り組みが紹介されていて、自分も何かしたい、何かを始めたいと思わせてくれる一冊。

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2023年01月14日

ネタバレ 購入済み

とても勉強になりました

農業生産を多くを海外に頼っている日本で、国内でどのような農業を行っているか気になり、読んでみました。すると、一部分にこだわり抜いた人たちが海外でも通用する技術を手に入れるのだなと感じました。

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2022年06月07日

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ネタバレ

農業はやっぱアツイな。やるなら植物工場か、超手間暇かけて高級ライン作るかだなあ


農業従事者
2000年→2018年
389万人→175万人
平均61.1歳→66.8歳

農業経営体数
118万(115万が家族経営)

2015年の平均時給は722円

2017年の1経営体の所得は526万円

与明細を出す、物の置き場を決める、事務所の整理整頓などの課題があるのが農家あるある

記録してその数字を吟味するという前提だと、時間の使い方に緊張感が出る。

スプレッド 亀岡工場
1箱6個入りの最小単単位でも納品をした。
「あえて面倒くさいことをやってそこにポジションを獲得すると、ある意味、ブルーオーシャンです。」

農業をやりたくない理由
自分が作ったものを誰が食べてるかわからない
農協などに卸すと他の生産者の作物とまとめて出荷される
売り場の都合で、未熟なものも出荷しなければならない
中抜きによって手取りがおよそ30%
2018年でも81%は農協などに卸している

SEND
生産者とレストランを繋ぐ
手数料は2割程度

ユニクロなどが取り入れてる、生産から販売まで一気通貫で構築するSPAモデル

農業の見える化、pHや温度、土壌に必要な元素の量をコントロールすることによって病虫害の発生を抑制

スマホでチェックできるようにする

コーヒー業界では2000年ごろ、大量生産された安価な豆ではなく、一つの農園で丁寧に育てられた質の高い単一品種の豆を求める中小コーヒーショップが続々と現れた。

日本茶でもシングルオリジンを目指す100g1万円の茶葉、東頭

ただ、新鮮な状態で生葉を蒸して、酸化酵素を失活させなければならない。
これをしないと発酵してしまう。
半分発酵したのが烏龍茶、完全醗酵したものが紅茶。
しかし生葉に余分な蒸気をかけると、葉の成分が抜けて香りが飛んでしまう。なのでこの茶農家は、じぶんのめでギリギリを見計らってる。

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2021年01月11日

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タイトル通り新時代の農家10人の取り組みが分かる本。別業種から転職し、親を継いだり新規就農で農業に取り組むのだが、いわゆる正規ルート、研修して、補助金もらって、JA入ってというパターンではなく、最初からやりたい農業をやるという点が共通点。わずかながら自分にもかぶるところがある。週休2日、一日6時間労働、年収1,500万円 年2回の海外旅行をするハーブ農家なんて憧れてしまう。やりたいことをしながら、経済面でも成功をおさめる。やれないことはないと元気をもらい、しかし、ちょっと縮こまっていたかなとも反省もした。もっともっと動きたい。

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2020年05月27日

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タイトル通り、新しい農業の在り方を実践し成功している、素晴らしい人たちの話。

どの人も、今の農業の壁にぶつかり、それを壊すことを楽しんでチャレンジしている。成功しても、自分のノウハウを囲い込もうとせず、広げていこうとしている。そういう姿が素敵だと思った。

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2020年04月17日

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ワクワクしてどんどん読み進められた。ウハウハにもうかっている農家がいて嬉しいなぁ。やはり大事なのは経営のしくみなんだよね。儲かる野菜を作って、儲かる流通路を自分で開拓できる主体性のある人だけが成功する。当り前の弱肉強食の世界でよかった。

 日本の農業がピンチと言うんだけれど、今のしくみでやっているひとがダメになるだけで、沈みゆく泥船から逃げ出して自力で泳げている人は全く問題ない。農協とかが農家から安く買いたたいたりしているから我々消費者は安く野菜を買えているのだろうけれど、最近はやりのサスティナブル(持続可能な)うんたらにするためには、泥船に乗っててはダメなんだよね。日本はたくさんある泥船を何とかしなきゃいけない。というか、単に若者は自力で泳ぐ力をしっかりつけないとダメね。

 そして、科学がテクノロジーが課題を解決しているところがイイよね。バナナに氷河時代の記憶を呼び起こさせるとかすごいいい話。ITの有効利用とか発酵とかの生物学とかの活用とか、理性的な話が多いから信用ができて楽しい。かつてあった奇跡の果物とか川をきれいにする菌とかエセ科学の臭いがすると途端に興ざめする。
 無添加無農薬が健康に良い。美しい里山風景を守らないといけない。昔ながらのやり方を取り戻す。とか感情論的なところにいかないのがいいところ。こういうスタンスのものが増えてほしいもんだ。
 理想論だけでなく、儲けもちゃんとあって、なおかつ世の中にも優しい。そういうのが本当の理想である。


 出てきた人をメモめも

●静岡県浜松市の杉山ナッツ、世界一のピーナッツバターを作る元KPMG会計士
●栃木県宇都宮市の阿部梨園、農業に経営コンサルティングをする元東大エリート
●広島県の梶谷農園、世界を知る男だからできる世界一のハーブ農園
●京都府亀岡市のテクノファームけいはんな、植物工場を黒字化できた稀有な存在。
●新たな流通プラットフォームSEND、元外資系投資銀行の菊地さんが作る農家とレストランを繋げるシステム
●岩手県奥州市のファーメンステーション、飼料米で作るエタノール。そこから生まれる新たな経済圏、酒粕が家畜のヤクルトになり、良質な畜産物が地元商品を盛り上げて人が集まる。発酵で地方社会がかもされる。
●農業にITを取り入れることに成功したべジタリア。
●岐阜県高山市のスーパー堆肥Revive soilを作るスピリット。害虫は益虫を以って制す。そのための乳酸菌を利用したスーパー堆肥を発明した
●静岡の奇跡のお茶「東頭(とうのべっとう)」山の上で作る最高のお茶。
●岡山の日本史上初の国産バナナ。氷河時代の記憶を呼び起こした寒さに強い南国植物たちを育てた男。

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2020年01月31日

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農業新時代というタイトルに正直興味持てる内容か半々だったのですが、結果ものすごく面白かった。刺激を受けた。農業といっても、ハーブやピーナツバターと生産のターゲットが絞っているものもあれば、堆肥や流通システムなどに特化している内容もあるが、私の知らないところでこんな進化をしているんだ・・・と驚き。皆さんの取り組む姿勢や考え方にはちょっと衝撃を受けました。生活に大事な食について、自分が惰性で接していたことに反省。これからはもっとスマート農業に注視していきます。

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2020年01月25日

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高付加価値農業のビジネスを検討していた際に、上司から勧められて出会った本。杉山ナッツ等、地方にいながら東京、世界のマーケットと直に繋がり、高利益率を出している農業モデルの存在に感服。読みやすく、ストーリーとして夫々とても面白い。

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2020年01月21日

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この本を読んでいたせいか、先日仕事でお話を伺った某団体の「事業計画」が抽象的な作文に感じられてしまった。

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2020年01月19日

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異業種からの独自のアイデア、先端技術による農業のデータ化や見える化、その一方で採算度外視でこだわり抜いた高品質少量生産。敷居が高いと思われがちで、重労働で高齢化が進む農業こそが、5Gなどで技術が進歩すると恩恵を受け、まだまだ改善の余地が大きく残されており、また一極集中化した世の中での生き方を見つめ直すきっかけや生きる価値や意味につながることを証明してみせる。

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2020年01月15日

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やはり農業で成功するには、誰もやっていないことを先頭にたってやることだと感じました。
先頭にたってやるのとに関してリスク等もありますが、自分自身でしっかり勉強してやるからこそ成功できるものだ思います。
農業はまだまだ改善できることが多いです。こういう書籍を参考にしながら今後の農業経営に生かしていきたいです。

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2019年11月11日

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これを読んで、農業に対するイメージが大きく変わりました。農業新時代を感じることができる一冊。若い世代に是非ともおススメしたい。

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2019年11月04日

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従来の農業の枠組みに留まらない、まさにネクストファーマーと呼ぶにふさわしい10名の方々の取り組みが記されている一冊。
「稀人ハンター」と自称される著者の好奇心から溢れだす、巧みな聞き出す力によって、10名の方々の取り組みが生き生きと表現されています。
随所に適切な統計データも取り入れられており、熱い思いと、クールなデータとのバランスも絶妙です。
こういったネクストファーマーズの取り組みがさらに大きな花を咲かせ、実を結ぶとよいですね。
よい本に出会えました。付箋は28枚付きました。

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2019年10月25日

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農業関連の仕事をしていても驚きや発見の多い本でした。農業に知識がない人でもこれからの農業ってこんな風になっていくのかなーと感心を持ってもらえる本かと思います。

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2022年11月10日

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いろんなかたちで農業へのチャレンジがある。どう考えてもチャンス。
自分が関わりたいのか?どう関わると価値が出せるのか?は、現地現物に近づいて考えたい。

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2022年01月30日

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著者は稀人ハンター。農業で独自の視点から成功を収めた10人を紹介する本書。農業という分野は同じでも、それぞれがトップランナーという意味では違うベクトルだと感じた。そして、本書で紹介された農業者が「世界」を知り、それをローカルである日本で実践しているということ。コロンブスの卵を見つけ出すのは、非凡な才能なのだ。本書で

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2021年06月20日

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農業というと、高齢化、休耕地増加、自給力の低さなど、ネガティブな事柄が頭に浮かぶ。
その中で、全く異なる分野から農業に関わるようになった方々の話。

新しい技術、新しい知識、新しい意識、新しい人材を活かして、農業を活性化させているなーというのが、印象的。

この著作が出されたのは、2019年。
あれから2年、更なる発展を遂げているだろうなー。
後日談が知りたくなった。
今後は5Gの技術も活用されていくのだろうな。。

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2021年01月19日

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中国雲南省に10年近くいたので、日本の農業がどのような変化を起こっているのかを知りたくて読んだ。「僕は農業って最高だと思ってますよ」という冒頭の言葉が、10人の農業を担う人たちを表す表現と言える。私も以前は「農業 面白すぎるぜ」と言っていたのだが。
著者の「稀人ハンター」という視点が、よく活きていて、変な農業人にスポットライトを当てている。そのヘンさは農業を変える力になるかもしれない。もともと変革するには、「ばか者、よそ者、わか者」と言われるが、そういう類の人たちが、農業に参入するのは面白い。
ここに登場する10人は、農業をビジネスと考えていて、経営として成り立たせようしている。日本の農業は衰退しているとか、農業政策が悪いとか、農業は3K(キツイ、キタナイ、キケン)にさらに3つのK(クサイ、カッコワルイ、ケッコンデキナイ)が加わるが、そんなことは全く気にしていないのだ。逆に、農業は儲かると思って農業に取り組んでいる。
杉山は、ニューヨークの会計事務所KPMGに勤めていて、1904年のセントルイス万博で、ピーナッツの品評会で、「遠州半立ち」という落花生が一位になったことを知り、ピーナッツバターをつくる農家となる。ピーナッツバターが、貧富の差がなく食べることに可能性を見出し、「遠州半立ち」を探し出し、無農薬、無添加のピーナッツバターをつくって直販する。物語性がうまく作られている。農水省の提唱する6次農業である。だいたい6次農業ができるには、農民では無理がありすぎ、補助金をつけても失敗するのが落ちだ。そこを切り抜けているのがえらい。ピーナッツにこだわったからこそできた。私は、雲南省で4粒入りピーナッツと黒ピーナッツを追いかけていた。 
世界のスターシェフを魅了するハーブ農園の梶谷ユズルは、世界のシェフが何を求めているのかを若くして父親に教えられ、さらに栽培法を原典にあたって、珍しく求められるハーブの栽培をする。パリの3つ星レストランにハーブを納品する。「世界を旅行をしながら新しいものを探してきて、それを栽培して食べてもらってお金ももらえる。本当にこんな楽しい職業があっていいのか、と思う」という。
小杉佳輝は、静岡の標高800mの茶畑で、高級茶「東頭」100グラム1万円の茶葉を作る。それだけの値打ちを作り出すのだ。日本のお茶は、アートなのだ。
田中節三の国産バナナ「もんげーバナナ」は、凍結解凍覚醒法という栽培方法がいかがわしいが、たまたま皮ごと食べられるというインパクトのある品種に出会ったからよかった。
アースサイドの稲田信二は、レタスの植物工場を展開する。ロボティクスやIoTを活用することで、育苗から収穫までの栽培工程を自動化。視野は日本だけでなく、世界を目指す。
植物生理に基づいたサイエンスと最新のテクノロジー、農業ベンチャーのクラスター創造による農業ルネサンスに尽力するベジタリアの小池聡。
飛騨高山の藤原孝史のスーパー肥料。悪臭をなくす有用菌の活用。益虫となるガブリダニや線虫の土壌生物を繁殖させる。
ファーメンステーション酒井里奈の飼料米から、バイオマス、化粧品への発展させて、コメに発酵技術を導入したセンスは素晴らしい。
佐川友彦:東大卒の畑に入らないマネージャーによるカイゼンに取り組み知恵袋になる。農家から農業へ発展させる。
SEND菊池紳の農家とレストランをつなぐマッチングと物流革命もいい取り組みだ。農家が売り先を考えずに作るということをこの手法で、顔が見え、同時に求められる農産物を作る。
農業は、奥行きが深く、このネクストファーマーズの挑戦は、まだまだ農業が面白くなることを感じた。農家が農業と向き合い農業をかえると思うことによって、日本の農業は、まだまだ可能性が多くあるなぁ。

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2020年08月29日

Posted by ブクログ

農業に異能が交わり発展する姿にわくわく。梶谷さんのハーブの売り方は興味深い。一流のシェフがチーズをどのように使うのか気になる。

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2019年11月29日

Posted by ブクログ

「ガイヤの夜明け」の農業版といったところ。

日本の農業をいかに産業として成り立つようにするかの取り組みを探りたくて本書をひらく。

個人の想いやこだわりで特定農産物を手掛ける話が多い。
ピーナツ、お茶 バナナ ハーブ、、、ただこちらにはあまり関心はない。

産業として成り立つ取り組み(物流・改善・堆肥ビジ)が、より知りたい事であるが、やはり難しそう。
調べたら産地と企業のマッチングで紹介されているプラネットテーブルは破産していた。

様々な取り組みが行われているが模索は続くのだろう。

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2022年10月22日

Posted by ブクログ

・学生の時にアメリカにいってKPMGでインターン、会計士に正式採用されたけど地元に戻って、科学的に落花生を栽培する試行錯誤をしたり、ピーナッツバターのラインナップやパッケージデザインまで一人でやってしまった人
・デュポンで働いていたけど、梨園で畑仕事ではなく「農園のマネージャー」としてカイゼンプロジェクトを回した人
・海外志向でラテン語も勉強、父親が農家でありながら世界を旅して高級レストランで食事するツアーに連れて行ってくれ、その視点もあって一流シェフと渡り合って欲しいハーブを作り売る人
など

いずれも、農業に全然詳しくなくて、外がわにいた人たちだけど、農業を変える。ITもつかうけど、泥くさく、ひたすらマッチングに奔走したり、製造業のカイゼンのようなことをしたり、①農業と関係のない人がハードルを乗り越えて農業の門を叩き ②門の中の農業王国は閉ざされていたので、外界のやり方を取り入れたり,その人のルーツを少し変えて使ったり ③その人がいなくなっても回るように仕組み化をがんばったり、自分の知り得たことを広める学校を作ってさらに産業を、活性化させたり
あくまでも「熱意とエネルギーとをつぎ込んでやってみた」話なので、持続するかどうか、冷静に分析しておく必要はありそう。

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2022年10月06日

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