あらすじ
いま、日本の農業の常識が覆る。先端技術と最新マネジメントで、希少かつ高品質なオンリーワン商品を生み出し、世界を席巻――。これぞ日本の未来の成長産業だ!
衰退産業の代名詞とされてきた日本の農業。しかし、この常識は覆りつつある。独自のアイディアと先端技術で稀少かつ高品質の商品、サービスを生み出す変革者たち。時代を先取る彼らの生き方、働き方──。明日のビジネスのヒントがここに!
【仕事も人も面白い! 常識を覆すイノベーターたち】
●元エリート会計士が作る「究極のピーナッツバター」
●東大卒「畑に入らないマネージャー」500のカイゼン
●京都の自動化レタス工場が世界を席巻する日
●毎年完売する100グラム1万円の茶葉の秘密
●世界の一流シェフを魅了する「ハーブ農園」
●女性「未利用資源オタク」が切り開く新エコシステム
●アマゾンより早い野菜流通革命 ほか
■堀江貴文氏推奨
「農業×テクノロジー、異質なものの掛け算からイノベーションは始まる」
■楠木健(一橋大学大学院教授)絶讃
「地に足がついた、素晴しい仕事論だ」
■NewsPicksでも第反響!
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とても勉強になりました
農業生産を多くを海外に頼っている日本で、国内でどのような農業を行っているか気になり、読んでみました。すると、一部分にこだわり抜いた人たちが海外でも通用する技術を手に入れるのだなと感じました。
Posted by ブクログ
農業はやっぱアツイな。やるなら植物工場か、超手間暇かけて高級ライン作るかだなあ
農業従事者
2000年→2018年
389万人→175万人
平均61.1歳→66.8歳
農業経営体数
118万(115万が家族経営)
2015年の平均時給は722円
2017年の1経営体の所得は526万円
給与明細を出す、物の置き場を決める、事務所の整理整頓などの課題があるのが農家あるある
記録してその数字を吟味するという前提だと、時間の使い方に緊張感が出る。
スプレッド 亀岡工場
1箱6個入りの最小単単位でも納品をした。
「あえて面倒くさいことをやってそこにポジションを獲得すると、ある意味、ブルーオーシャンです。」
農業をやりたくない理由
自分が作ったものを誰が食べてるかわからない
農協などに卸すと他の生産者の作物とまとめて出荷される
売り場の都合で、未熟なものも出荷しなければならない
中抜きによって手取りがおよそ30%
2018年でも81%は農協などに卸している
SEND
生産者とレストランを繋ぐ
手数料は2割程度
ユニクロなどが取り入れてる、生産から販売まで一気通貫で構築するSPAモデル
農業の見える化、pHや温度、土壌に必要な元素の量をコントロールすることによって病虫害の発生を抑制
スマホでチェックできるようにする
コーヒー業界では2000年ごろ、大量生産された安価な豆ではなく、一つの農園で丁寧に育てられた質の高い単一品種の豆を求める中小コーヒーショップが続々と現れた。
日本茶でもシングルオリジンを目指す100g1万円の茶葉、東頭
ただ、新鮮な状態で生葉を蒸して、酸化酵素を失活させなければならない。
これをしないと発酵してしまう。
半分発酵したのが烏龍茶、完全醗酵したものが紅茶。
しかし生葉に余分な蒸気をかけると、葉の成分が抜けて香りが飛んでしまう。なのでこの茶農家は、じぶんのめでギリギリを見計らってる。