シャンナ・スウェンドソンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(株)魔法製作所シリーズのセカンドシリーズ1作目。
日本オリジナル書き下ろし作品。
というのは、日本のほうが人気があるからだそう。
普通の女の子ケイティと才能はあるがシャイなオーウェンというカップルが、大人しすぎるからかな?
前作で魔力を失ってしまったオーウェン。
恋人のケイティは、もともと魔力がまったくなく魔法にかかることもないイミューン(免疫者)。
オーウェンは魔力がないほうがむしろ危険が少ない過去の書物を調べることに没頭し、ケイティのほうは仕事に退屈を覚え始めていました。
古写本を読んでいたオーウェンがとんでもないことを発見する。
権力への渇望を生み出し、他者を支配する力を与える危険な石<月の目>がティファニーに現れたというのだ。
宝石店に駆けつけた二人は、<月の目>の行方を追うことに。
大富豪の婚約者の手に渡ったらしいのだが‥
なかなか正体のわからないその婚約者は、ケイティのかっての上司ミミだった!
もともと我がままなミミが、こんな力を手に入れたらどうなるのか‥?
<月の石>はエルフの細工した黄金の環に取り付けられたブローチとなって売られ、エルフは一族の秘宝を取り返そうと追ってくる。
ニューヨークの街中を追いつ追われつ、指輪物語パロでもないでしょうが~ファンタジーらしいキャラが次々に登場。
それぞれに<月の目>の存在を感じ取ると、権力欲を刺激されるのでした。
ケイティとオーウェンが手に手を取り合っての冒険行が続きます。
オーウェンはなくなった両親の過去が明らかになったため、野心を抱いているのではという疑いもかけられながらの奮闘。
ケイティの祖母も孫の身に危険を感じて上京してきて、オーソドックスな魔法使いぶりを発揮します。
ちょっとめまぐるしい感じだけど、まずまず楽しく読めました。
事件はいったん解決するものの、意外な展開もあり!
さて、次は~?
続きも読みたいシリーズです☆ -
Posted by ブクログ
魔法製作所シリーズ完結編です。
前巻で伏線はあったので、さすがの私も黒幕の目途はついていましたが、ヒーローの秘密については全く気付かなかったです。
シリーズに伏線として色々書かれていたので、大抵の人は気付いていたのかもしれないけど、私は何も考えずに読むので。
「黒幕」がついに動きだし、MSIに攻撃を仕掛けてくる。
戦略と戦略、魔法と魔法の戦いがクライマックスを迎えます。
今回は魔法使いよりもイミューンと人間が奮闘していて面白いです。
一気に読みました。
このシリーズは「魔法」と「現実」の共存する世界を単純に楽しめる作品です。
ファンタジーによくある、ヒーローがいて、ヒロインがいて、悪役がいる話です。
ただ舞台が魔法の国ではなく、現代のニューヨークというだけ。
ハリーポッター好きな人ならこのシリーズは楽しんでもらえると思います。
次のシリーズに続きそうな感じですが、ずっとこのシリーズは続いて欲しいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ㈱魔法製作所シリーズ4作目。
前作の戦いの後、オーウェンの事を考え自ら会社を辞め実家に戻ったケイティ。
今作ではテキサスが舞台となります。
魔法とは無縁の故郷で平穏で退屈な日々を送るケイティ…といいたいところですが、彼女の家族が奇抜すぎてとても平穏とは言い難いです。
なんなら魔法溢れるニューヨークの方がまだまともだったんじゃなかという気さえしてきます。
この家族の中でよくケイティはまともに育ったものだ…いや、この家族だからこそ、彼女は辛抱強く理性的な女性に育ったのかもしれません。
これまでのシリーズの中では本作が一番笑えました。
もちろんハラハラドキドキの戦いや素敵なロマンスもたっぷりですが、とにもかくにもケイティの家族がおもしろすぎる!
馴染み深い地と人々の中で、ケイティの突っ込みと皮肉もここぞとばかりに冴えわたっています。
更には民間伝承など、これまでの秩序だった魔法とはまた一味違った魔法世界の一端も見え、テキサスという田舎の雄大さを感じられる展開も楽しかったです。
ケイティの家族に大きな変化を齎した今回の事件ですが、オーウェンが、そしてなによりケイティが一回り強く成長したのがうれしい。真面目で慎重な性格が臆病さとも繋がっていましたが、危険な橋を渡ろうとする大胆さを決意したケイティはたくましいです。
1歩も2歩も大きく進んだ二人の関係に今後も目が離せない。
アメリカという遠く文化も違う国の魔法が登場するファンタジーでありながら、登場人物達や人々の生活に親近感が持てます。
大笑いして、ホロリとして、暖かく楽しい1冊でした。
ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次々とその本質が明らかになるケイティの家族達。
その派手な家族の中で、地味で表に出てこなかった普通の人間であるパパが、しかし本当はなにもかも見透かしているようにそっとケイティの背中を押したのには感動でした。
長男は……あれ、いたっけ。
そしてなにより今作ではイドリスがかわいい!!
モーテルでケイティを捕えた時の気味の悪さ、しかし次の瞬間にはコメディの主役となってしまうイドリスには笑いっぱなしでした。ロックスターと間違われてるし。
特に最後のぽろぽろと泣いて降伏してしまうのがとてもかわいいです。もちろん悪党なのですが、悪ガキが調子に乗りすぎて後悔しているようで、その未熟さが憎めません。
このシリーズで一番いいキャラだと思います。 -
Posted by ブクログ
㈱魔法製作所シリーズ3作目。
大団円を迎えた前作ですが、早くもトラブルの連続。というか、最初から最後までトラブル続きでした。
訳の分からないことばかりでケイティが不憫なのは毎度の事ですが、今作では本当に可哀想です。
が、自分でなんとかしようというのは自信のなさの裏返しであり、オーウェンも言っているように周囲の人々を信頼していないとも受けとられます。
真面目さと自虐さが彼女の長所でおもしろい所でもありますが、同時に欠点でもあるというのが本作で露呈したように思いました。
そしてまさかあんな結末になってしまうとは!!
ところでロッドは凄く良い奴ですね~。 -
Posted by ブクログ
㈱魔法製作所シリーズ2作目。
展開としては前作と同じく魔法世界に振り回されるケイティがてんやわんやするどたばた劇です。
相変わらず真面目なケイティとド派手な周囲とのギャップが楽しい。
しかし今作の仕事は社内のスパイ探しであり、ケイティの人間関係が大きく動きます。
前作で、シリーズを通しての敵役とするならイドリスがちょっとしょぼいなと不満だったのですが、今作ではこのイドリスの性格が確定されとても良く活かされていました。
優秀でありながら集中力に欠けるなんとなく憎めない悪党。バイキンマンみたいです。
次々と事件が起きて大混乱の楽しさがあり、免疫を失ったケイティがロッドのめくらましにふらふらしているのがおもしろかったですが、せっかく強烈なキャラクターであるケイティの両親が登場したのだから彼らにもっと活躍して欲しかったとも思います。
史上最悪の上司ミミの様な上司を持ったことがある為、ケイティが今の職場にいたい、前の様に戻りたくないという思いにとても共感してしまいました。
そしてなによりもこのシリーズの肝といえばオーウェンとケイティの恋愛。
2人ともシャイで奥手なもんだから恋愛パートが一向に進まない。このもどかしさが王道ですね。
やきもきしながらも非常に楽しい気分になる1冊です。 -
Posted by ブクログ
シリーズ4作目。
ファンタジーですが、コージー・ミステリに近い雰囲気。
ロマンスもありの楽しい話です。
ケイティ・チャンドラーは普通の女の子。
ニューヨークに出て友達と同居し、勤めて1年、魔法が実在すると知ります。
ケイティは魔法が効かない特異体質のイミューン(免疫者)として、魔法製作所にスカウトされました。
同じ会社に勤める恋人オーウェンは、シャイで純情な美男で、力の強い魔法使い。
ところが、ケイティの存在が彼の弱点になってしまうため、ケイティはけなげな決意をしてニューヨークを離れ、故郷に戻ることに。
そして3ヶ月。
オーウェンが自分のことをどう思っているのか気にしつつも、事情から連絡も取れないケイティ。
ところはテキサス州の田舎町コブ。
世話焼きな両親にくわえて、3人の兄とその妻達というにぎやかな家族が登場。
長兄はまあ穏やかな普通の男、次兄ディーンはすごくハンサムだが世渡り上手でいささか信用できない所がある。
三兄のテディはケイティのすぐ上で仲が良い。研究家で仕事熱心すぎるが時には兄のディーンの歯止め役ともなっていた。
ディーンの妻シェリーも派手な女性で店番をさぼり気味とあまり感じが良くないが?
退屈な田舎町のコブは、魔法のパワーが弱い場所だったと判明。
ところが、魔法を使われている形跡が…?
ケイティの母親は、自覚していないイミューン。
それどころか、変わり者と思われていた祖母が、実は魔女の血を引く本物かも知れない?
ケイティの親友ニタはインド系で、コブ唯一のホテル経営者の娘。
そのホテルに、魔法使いらしき人物が集まってくる…
ケイティは会社のトップのマーリンに連絡を取り、救援を求めます。
まず、やって来たのはガーゴイルのサムでした。
じりじりさせつつ、オーウェンもやってきます。
さて?
2008年発表。 -
Posted by ブクログ
シリーズ一作目。
ケイティ・チャンドラーは、テキサスからニューヨークへ出てきて1年。
学歴も経験も役に立たず、ヒステリックな上司の気まぐれを堪え忍ぶ日々。
ニューヨークは全く変わった所だと思っていた。
というのは、教会の屋根にはガーゴイルが出没し、背中に羽根をつけている服飾学校の生徒や、宙に浮いている大道芸人がいても、誰も驚きもしないで通り過ぎるのだ。
実は、それはすべて、実在する妖精や魔法。
ケイティは自分にしか見えていないと気づかないままだったのだが…
ある日、地下鉄で知り合った男性二人に、転職の申し出を受ける。
なぜか回りじゅうの女性の注目を集めているが、ケイティには全く魅力が感じられない男性ロブ。
一緒にいたオーウェンのほうがよほど魅力的だと思うのだが、長身でハンサムな彼は伏し目がちで異様にシャイで控え目。仕事では有能だが、それ以外はろくに口もきかず、目が合うと真っ赤になる始末。
それにはある理由が…
ケイティが思い切って訪ねた会社は、魔法制作会社だった!
辞めた社員が、悪意のある魔法を売りさばこうとしていると知って、それを止めるために働くことになる。
楽しく読めるファンタジー。
地味なワーキング・ガールの現実から、一気に面白おかしい世界へ。
「ブリジット・ジョーンズの日記」よりも普通なヒロインはなかなか感じが良いです。