月村了衛のレビュー一覧

  • 暗鬼夜行

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    「薮内の読書感想文、昔の入選作のパクリだって」
    生徒のLINEに届いた差出人不明のメッセージ。

    冒頭から不穏な空気が溢れ気持ちがざわつく。

    中学校が舞台と言う事で真っ先にイジメを想像したが、真相が明かされないまま、学校統廃合問題、県政の腐敗と話は広がり、生徒、教師のみならず、SNSを介して保護者、政治家も関わり大きな問題に発展して行く。

    随時逃げ道を探し自己保身に走る教師達、嫉妬が発端となり嘘を付き承認欲求の為なら平気で人を嵌める女生徒の無邪気な仮面の下の狡猾さに驚く。

    良心を忘れた人間の悪意に慄かずにいられない。

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    2023年02月15日
  • 暗鬼夜行

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    11月-16。3.0点。
    中学教師の主人公、学校で読書感想文の盗作騒ぎが。
    謎の告発LINE、地元有力者の婚約者の父親からのプレッシャー、校長・教頭からのプレッシャー。盗撮は事実なのか。。。

    ありそうな事件。怖い感じ。

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    2022年11月25日
  • ガンルージュ

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    アラフォーおばさんとアラサーねーちゃんvs韓国特殊部隊。
    設定から滅茶苦茶ですが、作者の高い技量のおかげでエンタメ小説として面白く読めました。
    何も考えずに、ただスカッとしたい方にはオススメです。

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    2022年11月22日
  • 機龍警察 狼眼殺手

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    久しぶりに読んだ機龍警察は、ハードボイルドで、複雑で、政治的で、暴力的で、目が離せなかった。

    それは、モビルスーツのような、機龍を角にした警視庁特捜部。
    だが、本作には機龍はほとんど登場しない。
    機龍パイロットの警部、特捜部部長はじめとする警視庁とチャイナマフィア、テロリスト、政治家が複雑に絡み合う現場。
    しかも、目を離せない展開。
    面白かった。
    やはり機龍警察は現在。

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    2022年11月07日
  • 機龍警察 自爆条項〔完全版〕 上

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    シリーズ第二弾

    地下鉄立て籠もり事件後、数ヶ月。
    今回の主役はライザ・ラードナー警部。
    元IRFのテロリストだが、現在は龍騎兵搭乗員として特捜部の警部となっている。

    日本に潜入したIRFと中国マフィア、ライザの過去と交錯しながら話は進む。

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    2022年09月08日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    月村さんの作品は割と好きで読みましたが機龍警察のシリーズは未読でした。毎年愛読している「このミス」にこのシリーズが何度もランクインしていて、ずーっと気になってはいました。読むなら最初からとこの完全版を読むことに。
    ロボットものが好きな人は痺れるだろうなと。映像化に向いているかも。私は人間模様を読みたいので3人の機龍兵の方や、関わる人達の個性を楽しみました。

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    2022年08月14日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    序章といった感じで、話題になってるほど興味は持てなかった。続きを読んでいくと面白さが増えるのかなとおもった。

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    2022年07月20日
  • 機龍警察〔完全版〕

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    ド派手なロボットアクションと有人兵器が存在する警察内部の混乱! 近未来SF警察小説 #機龍警察

    現実には存在しないロボット有人兵器がある世界。我が国日本においても有人兵器が入り込んでいた。ある日テロ組織によって三体の兵器が使われ、警察も有人兵器の龍機兵で対抗する。しかし警察組織内では、有人兵器や傭兵たちの扱いが問われており…

    近未来SF警察小説ですね、いやーよくできてます。
    ガンダムのような兵器が現実になると、いったい世の中や警察はどうなるのか、小説ながらもリアルに描けている傑作です。ただミステリー要素は少なく、警察組織とテロ組織の戦い+内部のゴダゴタ劇がメイン。

    本作はなによりガチンコに有人兵器が描かれており、ワクワクがとまりませんね。テロ組織とのアクションがすさまじく、盛り上げ方もお上手。エンターテイメント性がとても素晴らしい作品でした。

    そして登場人物のクセ強いっ そして仲が悪すぎ!
    正義感というよりプライドの争いですね、いやぁ醜い争いが下品でイイ!
    しかしながら、ひとりひとり心の底にある信条がヒシヒシと伝わってきて魅力的なんですよね。

    残念なのはミステリー要素が少ない点と切れ味が今一つな点。
    十分強みがある小説なので我儘かもしれませんが、個人的にはロボ兵器と警察内部の争いだけでは物足らなかった。ただ、テロとの戦や警察組織の話は続くんだろうなという感じで終わったので、次回作にも期待しちゃいます!

    そして本作はやっぱりアニメ、映画で是非見たいですね~
    ロボットアクション、SFが好きな皆さんには是非おすすめしたい作品でした。

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    2022年07月14日
  • 機龍警察(1)

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    読み続けている小説では掴み切れなかったメカニックを見たくて購入。
    人物は皆若々しく、機甲兵装は小さくて、違和感あるけど、メカニックの細部がわかって良かった。

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    2022年02月21日
  • 機龍警察(2)

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    今回はアクションはありません。キャラクターデザインには慣れました。第一作の完結まで、どれぐらいかかるのだろうか。

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    2021年12月23日
  • 機龍警察 白骨街道

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    楽しみにしていた最新作

     龍騎出ないんだ! これが一番の驚き。しかも4人目登場! これも驚き。さらには敵の正体に近づきつつあるんだけど、それがあまりしっくりこない感じがするので、きっとこれもひっくり返るんだろうなぁ。

     今回は、あまり3人の活躍が際立ってないから、むしろ現実味がある気がする。あまりにスーパーマン過ぎるのは興醒めだもんね。とにかく姿にライトが当たりそうな次もまた楽しみだ。

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    2021年12月12日
  • 土漠の花

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      女を絡めたばかりに、全体的に安っぽく感じられる。
    粗筋を読んで、もう少し骨太なものを期待していたので残念。

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    2026年01月22日
  • 機龍警察 狼眼殺手

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    なじみのメンバーの過去が少しづつ明らかになっていく最近の流れですが、今回はとうとう機龍兵は登場しなかった。なんか大沢在昌の新宿鮫シリーズを読んでいるような感じがしました。
    それと前から気になっているのが沖津部長がシガリロを所かまわずふかしまくって会議しているシーンが多く出て来るんだけど、今の日本でこんなことができるのはヤクザの事務所ぐらいじゃないですかね。時代錯誤の描写はリアルさを損なうので止めたほうがいいと思うな。(月村了衛はヘビースモーカーであえてやっているのかね。)これからはコロナについての描写も必須になってくると思うのでそろそろ卒業したほうがいいのではないか?あんなに聡明な沖津部長がタバコを吸っているなんて考えにくいでしょ。
    機龍兵装の活躍を読みたいです。

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    2021年09月05日
  • 暗鬼夜行

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    *
    主人公 汐野は作家を目指していたが、
    挫折し教師の職に就いた。
    誰よりも文学に詳しく、真に通じてると
    奢りの心を持ちながら甘んじて教鞭をとる。

    汐野が勤める学校は読書感想文に力を注いでおり、
    今年は汐野の指導の元、藪内三枝子の感想文が
    学校代表になり市に提出された。
    ある日、その感想文が盗作だと書き込みがされ
    真偽の解明の為、汐野を含めた学校全体が
    巻き込まれる。

    嘘で固められた人の心の中、
    感想文は盗作なのか、
    周りを埋める教師、保護者、大人達は
    真実を語ってるのか。

    心に棲む暗鬼に性別や年齢は関係ないと痛感。
    また、心中に巣食う闇はその種となったものでしか
    代わりがない人の業を感じました。

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    2021年08月14日
  • 東京輪舞

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    1976年のロッキード事件から2018年までの長い物語。公安の捜査、外国スパイとの攻防、そこに組織の論理や人間関係が絡み読み応えがあった。実際にあった事件をベースにしているので、リアリティがありドキドキしながら読み進めた。最後の『昭和と平成の幕が下りる』という一行が印象的だった。

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    2021年08月08日
  • 暗鬼夜行

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    着想は良いと思うが、舞台設定が中学というのは少し無理がないか?
    読書感想文の盗作疑惑を主題に、学校の統廃合、教師の労働問題、県政の腐敗、SNSによる拡散など話題を広げて問題提起しているのはわかるが、爽快感もしくは重厚感が物足りなく、どっちつかずとなっているのは残念。小説家志望が小説家になれずに、強い信念や志も持たずに教師になってしまい、なんとなく自分を押し殺して生きようとして、人生の挫折を味わった話だと割り切って読むのが正解。

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    2021年05月30日
  • 追想の探偵

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    ミステリーという程じゃないけどね。特撮の雑誌を編集する神部実花は「人探しの神部」と言われ、特撮が全盛だったころの消息不明になった監督や俳優、美術担当などの裏方たちを探し出しては、特集を組む。こんなの不可能だというのを人脈と人当たりの良さ、根気で探し出してしまう。その過程も面白いが、探し出された人々にそれぞれの歴史があるのも読みどころか。神部実花の特撮への思い入れがひしひしと伝わってくる。ただ、私自身はそういう映画などへの思い入れはないので、そんなものかなあという感じ。

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    2021年05月24日
  • 東京輪舞

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    ロッキード、ソビエト崩壊、地下鉄サリン、警察庁長官狙撃、金正男来日…。昭和・平成史にその名を轟かす重大事件を一人の公安警察官の生涯を通じて描き出す大河的警察小説で、およそ公安らしくない情動的な主人公が警察内部の泥試合に翻弄され、ひたすら負け続ける姿が暗鬱たる気分を誘う。ロシア人美女スパイとのラブロマンスは賛否が分かれそうだが、このくだりがないと重苦しくなり過ぎるので、評価が難しいところ。終章では独白形式の憂国論が展開されるが、この失望感には同意せざるを得ない。著者の田中角栄に対する思い入れの強さが印象的。

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    2021年04月16日
  • 暗鬼夜行

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    ネタバレ

    市立駒鳥中学校は、一学年に一、ニクラスの小規模校で、目立ついじめも暴力事件もない平凡な中学校。
    作家の夢に挫折し国語教師となった汐野が、文芸部の顧問として指導し、最優秀作として全日本コンクールに出品した読書感想文が、過去の優秀作の盗作だという告発のLINEが流れる。

    感想文を書いた生徒が教育委員会の教育長の娘だったこともあり、悪質なイタズラとして片付けようとした学校側の思惑をよそに、またあらたなLINEが投稿され、やがて保護者たちを巻き込んで問題は大きくなっていき…


    月村了衛さんが中学校を舞台にサスペンス?と意外だった。
    読んでみれば、中身は中学生の話ではなく、夢破れて傷ついた自尊心と密かな野心を腹の中に育て、なお疑心暗鬼に陥って苦しみのたうち回る男の姿。

    うーん、ハッピーエンドでもない。爽快感もない。
    でも、やっぱりヒリヒリした緊迫感で、一気に読まされてしまった。

    月村作品の多くに登場する、寡黙ながら強い信念に貫かれた主人公…というイメージとは全く違う、汐野。
    ちょっと嫌な男だけれどごく普通の男が、とことん悪い巡り合わせで悪意を一身に浴びて苦しみ、悲痛な叫びだけが残るラスト。
    なんともやるせないような、もうすぐ人が獣に変じるのを見てしまいそうな。

    国語の授業シーンとして『山月記』が使われ、李徴の言葉が汐野を苛むように繰り返し挿入される。
    というか、そのために中学校を舞台にしたんじゃなかろうか。


    ところで、書道部顧問の塙が探偵役になって、哀れな汐野をギリギリでソコソコ助けたりするのかと思ったら、大ハズレでした〜。
    ははは、低俗な予測でスミマセン。

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    2021年02月11日
  • 黒涙

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    月村作品だけど何故かあまり響かなかった。多分主人公の沢渡に魅力がないことが大きい。警察内部の描き方が甘い点はあるが、黒社会や中国スパイ等を巡るストーリも良かったし、沢渡以外の主要人物は確り描かれていたけど、やはり主人公に魅力がないとねえ。それに内通者もすぐわかっちゃったし。

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    2021年02月06日