月村了衛のレビュー一覧

  • 機龍警察 暗黒市場

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    内容(「BOOK」データベースより)
    警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染めた。一方、市場に流出した新型機甲兵装が“龍機兵(ドラグーン)”の同型機ではないかとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した―日本とロシア、二つの国をつなぐ警察官の秘められた絆。リアルにしてスペクタクルな“至近未来”警察小説、世界水準を宣言する白熱と興奮の第3弾。

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    2014年09月29日
  • 黒警

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    月村良衞さんの作品はどれも読んでも影のある人間が主人公。そしてほぼ自分好みの展開になるので安心して入り込める。今回はロボット?が出てこない分、人間が濃く描かれている。しかも最後はまさに溜飲の下がる思いの結末。惜しむらくは黒幕(悪役)をもっと憎たらしく描いて欲しかった。憎々しい悪があってこその正義だから。

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    2014年03月30日
  • 黒警

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    黒という意味が黒社会の黒であり、単なる悪という訳ではなく、水滸伝とかの古き良き中国の義侠という意味合いの黒という意味に、警察の警を合わせたタイトルが表現している通りの話となっている。いずれにしろ、話としては前半までの話がまあ、ありうるであろうなという話として展開するも、やくざが死んで話がタイトルに沿ったストーリーにのっかて、主人公が活躍しだしてからが、その話に持っていくための前ふりであったのであろうなという感で、そこからの展開は出来過ぎ感が鼻につく。特に最後の黒幕をはめるあたりは、その手口が安易でやっすぽく、お金のかかっていない三流のテレビドラマの様である。敵のする子供を登場させるのはやり過ぎ

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    2013年11月17日
  • 黒警

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    機龍警察とは違い、こちらは真っ向な警察小説。

    先のシリーズも、SF要素はあれど、十分警察小説としての魅力が備わっていただけに、それなりの期待を寄せつつ読み始めた今作なのだが、、、、、それほどボリュームがない本の割にはエンジンが掛かるのにものすごくページを要してしまった。警察の仕事に幻滅さえ感じている冴えない主人公に、なかなか魅力を感じることが出来ない。後ろ向き過ぎて、イライラするばかり。その中で「ペンちゃんママ」とか気の抜けるような言葉が連発。後々、重要なキーワードになるとは言え、こっちも気が抜ける。それでも漸く半分を読み終えたところで主人公の意識に変化が現れ、そこからやっと面白さを感じられ

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    2013年11月14日
  • 黒警

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    『機龍警察』シリーズで新しい警察小説の旗手として絶賛された月村了衛が、SF要素抜きで書き上げた純警察小説。

    ページの少なさもあり、ストーリー的に、若干物足りない部分はあるものの楽しめた。読み終えてから「やっぱり、機龍警察の龍機兵はオマケなんだなぁ」と再認識。

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    2013年10月06日
  • 黒警

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    月村了衞の待ちに待ちに待った新刊だ。
    今回は、ストレートな警察小説。
    「キモノ」は出て来ないけど、犯罪のスケールの大きさは「機龍警察」を彷彿とさせる。
    黒い勢力の力も借りながら、巨悪と対峙する無気力警官。シリーズ化するのかなぁ。

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    2013年09月16日