市ノ瀬美麗のレビュー一覧
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劇団四季ミュージカル「ウィキッド」を大阪四季劇場で観て来ました!
前回観たのは14年くらい前。色々忘れていた場面や記憶違いの場面も。
「ウィキッド」は「邪悪な」という意味で、アメリカ人なら誰でも知って「オズの魔法使い」の「邪悪な」な西の魔女がどうして悪い魔女になったのか。元々は北の良い魔女グリンダと西の悪い魔女エルファバは魔法学校の同級生で…というところからのお話。
全身緑色で生まれ、見た目だけで「邪悪なもの」としてみんなから嫌われていたエルファバと美しくて愛想が良くて皆んなの人気者のグリンダ。正反対でどうしても打ち解けない二人だったが、ある日グリンダがエルファバにプレゼントした「ダサ -
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ネタバレCall me by your name の続編
「ボロボロに傷付けたのは俺の方、そしてむしろ俺の方が立ち直れていない」
全体の比率として、エリオパパの恋愛の章のボリュームが多く、戸惑いました。やっと最後でエリオが出てきて私の読む気力が急上昇しま
した笑。しかし、パパとミランダとの間にできた息子に「オリバー」(エリオに弟が!!!!!)と名付け、エリオとオリバーの組み合わせだとどうしたって血のつながった子供は授からないのですから、その点でエリオパパの恋愛の章の必要性を感じました。エリオとオリバーはお互いのことを、完全に忘れるでもなく、そのことで頭がいっぱいでもなく、目の前にある恋愛を楽しんだ -
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ネタバレ相変わらずほろ苦いけれど爽やかな物語だ。お父さんとミランダのくだりは少し冗長だったかなと感じたが、読んで数日経つと、あとからじわじわ旨みのようなものが湧き上がってくる。
この人とはお互いに深いところで分かり合える、と思える相手とはいつ出会えるんだろうか。出会えたとしても、人生を共にすることは出来るんだろうか。
自分は昔、自分の価値観とこの人の価値観は同じだ!とびびっとくる人に出会ったことが一度あるけれど、片想いで終わってしまった。相手も少なからずそう感じていたんじゃ?とも思ったけれど、自分にすでに相手がいたのでどうしようもなかった。
前作で、エリオがオリヴァーに会いに行く前に、エリオが出会って -
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☆4.6
とても素敵なものかたりだった。
ドロシーはいつ現れるのだろうと思いながら、大人のオズの魔法使いを楽しませていただいた。
母が語る昔話が、まさかの帰結点になろうとはこの巻では想像もつかなかった。
贖罪と寛容。謝罪と赦し。のものかたりと言っていいかと思う。
何というか、お礼を云うとか謝るとか、挨拶をするとか、当たり前のこと子供の頃に教わったことを今一度きちんとできているかどうか、確認したい気持ちになった。
私は、赦すことが難しい、本当に難しい。氷点を超えると赦せなくなってしまう。
子供の頃から変わらない。反省すべきとわかっていながら、実行できない自分がいる。
生きるのは厄介なことである -
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ネタバレエリオパパの恋愛パートが長め
ミランダとの列車での出会いからの、一夜のゆきずりの恋かと思いきや後ほど子供もできる関係までになってるなんて。
エリオ、エリオパパ、ミランダとのヴィジリアは、「君の名前で僕を呼んで」の父との会話と呼応している重要なところだと思う。
「父親としてじゃなく、恋をしている男として。とてもうらやましい」
と言うエリオ。
エリオとミシェルとのパートでは、過去を遡っていくとヨーロッパはユダヤ人、収容所などにつながっていくのはつらい。
2部のエリオ、3部のオリヴァーでどちらともお互いを心の中でずっと求めていることを20年の年月を経てからの4部はよかった。
まずは「君の名前