作品一覧

  • ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語 上

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     劇団四季ミュージカル「ウィキッド」を大阪四季劇場で観て来ました!
     前回観たのは14年くらい前。色々忘れていた場面や記憶違いの場面も。
     「ウィキッド」は「邪悪な」という意味で、アメリカ人なら誰でも知って「オズの魔法使い」の「邪悪な」な西の魔女がどうして悪い魔女になったのか。元々は北の良い魔女グリンダと西の悪い魔女エルファバは魔法学校の同級生で…というところからのお話。
     全身緑色で生まれ、見た目だけで「邪悪なもの」としてみんなから嫌われていたエルファバと美しくて愛想が良くて皆んなの人気者のグリンダ。正反対でどうしても打ち解けない二人だったが、ある日グリンダがエルファバにプレゼントした「ダサ

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    2024年10月13日
  • ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語 下

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    ネタバレ

    誰を中心に見るか、何を中心に見るかで悪や正義が変わる。
    宗教、政治、友情、恋愛、家族、自由、信念。
    自分にとって1番大切なものは何か。
    その時の社会情勢でも誰が『悪い魔女』になるかわからない。

    今作の主人公であるエルファバが、成したいことをなにも成し遂げられない、尽く失敗・挫折に終わってしまうのが、読み終わったあともスッキリしない不思議なモヤモヤ感を残すのだが、そこがすごく人間的でエルファバの魅力でもあるように感じた。

    映画とはけっこう違っていたが、映画も本もどちらも違った面白さがあって良かった。

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    2025年03月01日
  • ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語 下

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    ☆4.6

    ドロシーも登場して、役者が揃った。
    彼女が、実に素直に、贖罪・謝罪をやってのけるのだが、魔女はすでに赦しを乞う相手を亡くしている。
    ドロシーの贖罪・謝罪は魔女にどう響いた?
    最後の最後で、昔話の体裁で結まづくあたりが、何とも素晴らしい。多分、これ一回の読書ではこのものかたりの核がよく見えてこないのかもしれない。様々な視点で、読めるし、体験できる。再読は間違いなくすることになるだろう。

    その時に、私自身としては、もっと寛容に、あるいは、素直に赦すことのできる人になりたいと思う。

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    2025年01月31日
  • ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語 上

    Posted by ブクログ

    ☆4.6

    とても素敵なものかたりだった。
    ドロシーはいつ現れるのだろうと思いながら、大人のオズの魔法使いを楽しませていただいた。
    母が語る昔話が、まさかの帰結点になろうとはこの巻では想像もつかなかった。
    贖罪と寛容。謝罪と赦し。のものかたりと言っていいかと思う。
    何というか、お礼を云うとか謝るとか、挨拶をするとか、当たり前のこと子供の頃に教わったことを今一度きちんとできているかどうか、確認したい気持ちになった。
    私は、赦すことが難しい、本当に難しい。氷点を超えると赦せなくなってしまう。
    子供の頃から変わらない。反省すべきとわかっていながら、実行できない自分がいる。
    生きるのは厄介なことである

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    2025年01月31日
  • ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語 下

    Posted by ブクログ

    その稀有な見た目のエルファバの苦難、葛藤、友情、恋愛、そしてやむ無く徐々にウィキッドになっていくまでのストーリーはとても良いし面白い。しかしながら、終盤に尺を合わせたかのように、一挙にエルファバの冷静沈着さがなくなり、オズの魔法使いに登場する西の悪い魔女の粗雑な性格に変わってしまうのが残念。個人的には、ドロシーとのやり取りにあと一冊分ぐらいかけて欲しかったと思う。

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    2024年10月25日

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