岡部えつのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ある秘密により、SNSを通じてサレ妻と不倫女が交流してしまう話。
妻→不倫女→夫と、章が代わる代わる繰り返され、3人の目線で物語は進みます。
タイトルの「気がつけば地獄」。
サレ妻、不倫女、シタ夫。一体誰にとって、どのような地獄が待っているのか?
ということを予想しながら読むと面白いと思います。
妻と不倫女がSNSを通じて仲を深めていく様子が、現代人の繋がり方をうまく表しているなあと思いました。
電話やSNSは、どんどん機能や見た目が変わっていくものなので、そういったアイテムが話の中心に出てくる小説は、数年経てばあっという間に古臭さが生まれ、面白さが減ると思います。だから今読んで良かった -
Posted by ブクログ
岡部えつ『嘘を愛する女』徳間文庫。
日本映画のノベライズ。同棲していた相手は本当は何者なのか……
嘘で固められた小出桔平の人生には理由があった。ラストに川原由加利への愛が真実であった証明が……そういう意味では救いはあるが、何とも哀しい物語。映画ならさぞや感動することだろう。
大手食品メーカーのキャリアウーマンの川原由加利は、東日本大震災発生時、新宿で医者を名乗る小出桔平に助けられる。その後5年間、桔平と同棲を続けていた由加利だったが、ある日、桔平が新宿の路上でくも膜下出血で倒れ、身元不明人として病院に搬送される。警察の捜査で桔平が所持していた身分証が偽造であることを知った由加利は海原とい -
Posted by ブクログ
同居して5年になる医者の恋人を自分の母親に合わせようとした日、彼は待ち合わせに現れなかった。夜になっても姿を現さない彼の携帯に電話をすると、病院に救急搬送されて意識が無い状態だという。
病院に向かうと、今度は財布の中の身分証が偽物だという話が出てきて…
訥々とした文章で世界観というか空気感のようにしている部分はあるもののどうしても全体的に現実味がなさ過ぎてのめり込めなかった。
ミステリアスな部分を残さないといけない桔平の言動部分はともかく、桔平と違って全く「影」のないキャラクターの綾子の言葉でさえも、旦那の浮気を「バレバレ」と表現しているものの具体的なエピソードがなくそれでいて言葉上だけで話 -
Posted by ブクログ
2019.12.19
【感想】
とにかく切なくなった
そして読み進めたくなる設定だな、と
桔平と由加利の恋人間の取り留めもないやりとりはこちらまで幸せになれる
その分、嘘をつき続けた桔平は辛かっただろうな
由加利といることは幸せなのにその幸せを感じてはいけない立場、しかもその立場を自分で作り上げている…この状況は考えるだけで吐きそうになる…
綾子が素敵な友人で憧れる
あんな壮大な嘘をつかれて復讐心持っちゃいかんのか?と思うわたしはまだまだ子ども
【好きな言葉・表現】
「だましていたのではなく、隠していたのかもしれない」(P93)
→大切な人を守るためなら嘘をついてもいいってこと?と思い -
Posted by ブクログ
ネタバレ不倫中の女性・西田りかと彼女に関係する女性たちのドロドロの群像劇。関係者はりかの不倫相手の貞淑な妻にその娘、りかが通う書道教室の書道家、同じ生徒で整形を繰り返し人生を謳歌する女、同じく生徒で外資系企業で働き夫と企業を計画している女と女おんなの物語。章ごとに視点が変わるのだが、お前もか、おいおい、お前もか、という濃い繋がりは偶然と運命と策謀が入り乱れ、飽きさせない。個人的には美羽の若さゆえの潔癖さが実に痛々しく刺さった。彼女たちに絡む男どもも一筋縄ではいかず(まぁ、最低野郎だみんな)、何かを抱えたまま突き当たる終着点。ここまでぐちゃぐちゃになった関係性にも関わらず、明るい未来を見せているような感