岡部えつのレビュー一覧

  • 嘘を愛する女

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    タイトルに惹かれ手に取ってみました。
    この本は映画化されていたのですね!

    大手食品メーカーで課長補佐に昇進した由加利(29)。同棲して5年目になる恋人の桔平(37)が突然倒れた。病院に駆けつけた由加利は、彼の名前、職員証、すべてが嘘だったと知らされて…。

    「自分のことをわかってくれる彼が結婚だけは受け入れてくれない」と苛立つ由加利。意識不明になった彼に衝撃を受け「あなたはいったい誰なのか?」「5年間だましていた理由を知りたい」と、彼の正体を追っていく物語です。

    岡部えつさんの小説は初めてですが、ストーリー展開、心理描写が上手くほぼ一気読みでした。
    新宿の雑踏、夜の渋谷、瀬戸内の島々の景色

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    2025年10月01日
  • 怖いトモダチ

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    有吉佐和子『悪女について』の現代版みたいだ…と思った。自己愛性パーソナリティ障害を深掘りした話。こんな人、確かにいるかもな~と調べたら実際に結構な割合でいるらしい…怖いな。

    世の中のモラハラ気質な人、完璧主義な人、自尊心が低いのにプライドが高い人。怖いトモダチ予備軍はたくさんいるかもしれない。
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    ●はじめに登場人物の紹介ページがあり、
     個々のインタビュー形式で話が繋がっていく。

    ・"中井ルミン"という人物がどんな人なのか?
    ・心酔している人と、恨んでいる人がいる
    ・インタビューをしている"わたし"は誰なのか

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    2025年09月26日
  • 嘘を愛する女

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     実際の事件をもとに書かれたと聞いて驚愕。小説よりも実話の内容にびっくりしてしまった。小説は「嘘なのかもしれない」と分かりながらも、これが本当であってくれたら思い込みたい心情が書きたい内容だったのでは?と思う。

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    2025年09月19日
  • 嘘を愛する女

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    映画放映時に買ってほったらかしたままだったけどやっと読めた(7年)
    映画の記憶があるから、どうしても長澤まさみと高橋一生で脳内再生されちゃう。
    結末を忘れちゃったまま読んでたから地下鉄で泣いてしまった。

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    2025年09月16日
  • 怖いトモダチ

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    あれ、結局何も解決してなくない!?と思ってしまった。
    インタビュー形式なのと、最初に登場人物紹介があって読みやすかった。

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    2025年05月31日
  • 怖いトモダチ

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    自己愛性パーソナリティ障害(NPD)のバウンダリーのなさを見事に描いていた作品。

    本当に怖いのはルミンなのか、聞き手だったのか、混乱した。

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    2025年05月11日
  • 母をさがす──GIベビー、ベルさんの戦後

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    米兵と日本人女性の間に生まれた堤麗子でもあり、アネッタでもあるベルさん。見知らぬ父に大した未練はないけれど、幼い頃のたった数度の短い母との邂逅が心に残っていて70代にして母を探すのに、文筆家でもある著者がつき合う。
    ベルさんはもの覚えが悪かったりすぐ怒り出したりするんだけど、それも幼い頃の愛着障害からくるものとの見立て。どれだけ不安定な気持ちを抱えながら独りで長い歳月を生きてきたのだろう。どん底まで堕ちてしまいそうな境遇なのに、それでもストリッパーをやめた後は掃除婦としてほそぼそと生計を立て、50代にして夜間中学に通ったりと、彼女なりに一生懸命に、真っ当に生きてこようとしたことがわかる。でも、

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    2025年04月02日
  • 怖いトモダチ

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    タイトルが全てを物語っている。自分の都合悪いことは全て攻撃と捉えて事実さえも解釈の違いにより相手に非があるように仕向けてしまう。息を吐くようにウソをつくけれど、それさえも解釈の違いのせいかと思わせてしまう。怖い友達だ。

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    2025年03月12日
  • 怖いトモダチ

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    ネタバレ

    中田ルミンはすぐ傍にいる!と私は思う。
    現に私が務めていた会社にも何人かいた。男性も女性もいた。被害を受けて心を病んで退職した人もいたけど、中田ルミンと同様にファンがいたり評価する人がいたりするので、問題視されず厄介だった。

    それはそうと、これだけ多くの人にルミンのことをインタビューしているのに、ルミンの両親、兄弟姉妹がいないのはどうしてだろうと思った。

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    2025年03月01日
  • 怖いトモダチ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    自己愛性…

    自己愛性パーソナル障害で周りの人を操るようなルミン、確かに怖かったです。でも、実はいるかも、いたかも、と思い当たる人は魅力がありちょっと怖い。そんなことを思いながら読みました。

    #ドロドロ #怖い #ドキドキハラハラ

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    2025年02月23日
  • 怖いトモダチ

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    ネタバレ

    P.200“感情のタカリ屋”ってうまい表現だと思った。

    さて、私の周りにも自己愛性パーソナリティ障害かな?って人はいる/いた。
    子供の頃から社会人になりたては、心かき乱されてメンタル不調になったりもしたけど、周囲の「それおかしいよ」によって気づくことができた。
    もうそういう人に当たってしまったら、距離を置くしか方法はない。
    こちらの気持ちを理解なんてしてもらえないし、「この人日本語通じてるかしら?」って感じにしかならない。
    そのときの気持ちを思い出したりして、読んでぐったりした 笑

    本としては、読書した!というよりネット小説な感じかな。

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    2025年02月18日
  • 気がつけば地獄

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    読みやすくて、一気読みでした!3人それぞれの主観で同時進行で物語が進んで行くので、もやもやが残らずに読み進められました。
    単なるドロドロ不倫話ではないところが◎!

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    2025年01月04日
  • 怖いトモダチ

    匿名

    購入済み

    人物の書き分けが…

    絵柄がシンプルなので、人物が皆同じに見えてしまう。わからなくなり、最初の人物紹介まで何度か戻って見てたりしました。漫画は。自己愛性パーソナル障害?というのに興味待ち調べてみたくなりました。

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    2024年11月10日
  • 嘘を愛する女

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    再読。

    どうして桔平が書いた小説は男なのに
    現実は女の子だったんだろう。
    少しでも現実から目を逸らしたかったのかな。

    母親が子供の首に手をかけるところが
    とても胸が苦しかった。

    え?これって実話なの?
    とても辛く悲しい。。。


    そして私は嘘なんて愛せません!!

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    2024年11月07日
  • 怖いトモダチ

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    誰もが多面性を持っているのだろうから、付き合う人によって受け止められ方が違うのは当然かも。これほど印象が極端なのは、ちょっと異常じゃないかな。

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    2024年08月05日
  • 怖いトモダチ

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    中井ルミンという売れっ子エッセイストがとのような人間かが、様々な立場の人から語られていく。
    読み進めるにつれて、人間の怖さというものが浮き彫りになっていき、空恐ろしくなる。
    とても読みやすいので、お手軽に人間の怖さを味わいたい人におすすめです。

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    2024年08月04日
  • 怖いトモダチ

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    中井ルミン、という一人のベストセラー作家に振り回された人々の証言で構成されている。聖女と悪魔。誰に聞くかによって、中井ルミンという女性はまるでちがう人物であるかのような印象を受ける。
    が、読者はきっと彼女には騙されないだろう。彼女は自己愛性パーソナリティ障害だ。
    自己愛性パーソナリティ障害については元々関心があっていろいろ文献を読んだりしたこともあったので、その特徴や厄介さについてはある程度知識があった。
    編集者の倉田理美さんや、文芸教室で小説家を目指す馬場紹子のような、感受性豊かで共感力の高い真面目な人間は彼女に食われて病んでしまうが、堂本江梨のようなミーハーで鈍感で浅はかな人間はきっと手の

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    2024年08月04日
  • 怖いトモダチ

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    似たような人はいますね。
    周りもコントロールされているというのが本当に怖くて。

    話が進んで見えてくる世界が怖かったです。
    こういう人もいるのだと読んで知っておくのはよいことかと。

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    2024年08月03日
  • 怖いトモダチ

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    いくら話し合っても分かり合えない人がいる
    こういう人なんだろうなぁ…
    同じ体験をしているのに違った見方がある
    他人に評価されないと自分の存在価値がわからないって悲しいなぁ

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    2024年07月27日
  • 怖いトモダチ

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    ネタバレ

    帯に書かれていた「ミステリーコミックエッセイ」という聞き慣れない単語につられて購入。原作は、自己性愛パーソナリティ障害がモチーフのようです。
    視点が変われば捉え方が変わるので、もしかしたらルミンの言っていることにも本当のことがあるかもしれないし、ないかもしれない。でも、それがわからないのが怖い。そのルミンの怖さだって、気付く人もいれば、多分一生気付かない人もいる。それは、彼女のターゲットになったことがあるかないかの違い…かも?
    原作とは結末が異なるようなので、原作も読んでみたいです。

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    2024年05月19日