岡部えつのレビュー一覧

  • 嘘を愛する女

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    面白かった!ジャンルはなんだろう、恋愛?サスペンス?今まで信じて疑わなかった恋人が、全くの別人だったら… 途中どちらにも共感できない気持ちになるけれど、自分がその立場になったら同じように思ってしまうのかな、とも。完全なハッピーエンドではないけど、腹落ちする終わり方でした。面白いからグイグイ読み進められるし、おすすめ!

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    2019年04月02日
  • 嘘を愛する女

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    5年同棲していた相手が急に倒れて意識不明になった。
    しかし、彼の名前も仕事先も嘘だったことがわかり、由加利は彼のことを何も知らなかったという現実を突きつけられる。
    一体彼は何者なのか…
    由加利は彼の本当の姿を突き止めることにした。
    調査会社をも使い、自らも足を運んだ。
    彼の隠していたことを突き止めるのは良いことなのか、知らない方がいいのか…
    結局は追い続けてしまう。
    そしてわかった彼の本当の姿。
    結構私は好きな話でした。

    2019.3.31

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    2019年03月31日
  • フリー!

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    なかなか苦しい読書でした。
    難しいとか面白くないというわけではないのです。
    読んでいると、周りの酸素が薄くなって息苦しいような、そんな苦しさの読書。

    頑張っても頑張っても増え続ける仕事。
    それを見て見ぬふりをする上司や、自分のことしか考えない同僚。
    なんの役にも立たない優しい言葉をかけてくれる恋人。または家族。
    そのどれもが、ものすごく煩わしい。

    悪意のある人なんていないのかもしれない。
    自分がひねくれているだけなのかもしれない。
    でも、どうしたらこの息苦しさから抜け出せるのかわからない。

    過去の自分を見ているようで、なんとも身につまされるのです。

    だけどちょっと登場人物たち、設定より

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    2018年12月20日
  • 嘘を愛する女

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    こういう本を読むと、仕事にかまけて家庭を顧みず生きてきた人生を反省する。
    仕事を一所懸命に行うのは自分だけでなく家族のためだと思い、身を粉にしてやってきたつもりだけど、それを配偶者がどう思っているなんて考えもせず、時々そんな風なことを言われてそうだったのかと思っても、会社に行けば、結局は仕事が優先になることの繰り返し。
    今の子らの体たらくを見るにつけ、どこで間違ったのだろうと思ってきたが、その点で言えば、根本的に掛け違えていたのだろう。今だって、心配はするが、下の子には何も言えないんだものな…。
    幸いうちの配偶者は万里子さんのようにはならずにここまで来たが、誰もが乗り越えていくものと言いながら

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    2025年06月07日
  • 残花繚乱

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    想像と違った内容だったけれど、ドロドロとした男女関係のオムニバスでおもしろかった。結末ははっきりしないけれど。

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    2016年09月30日
  • 残花繚乱

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    TVドラマは未見。不倫相手の妻、書道教室での友人、見合い相手等々、様々な男女の関係が絡み合う短編連作集。
    6人の女性と1人の男性の視点で語られるが、やはりメインは女性たち。生き様の違いは鮮明だ。
    最後まで読むと、女性たちの争いよりも1人の超モテ男の方が印象に残る。女性を惹きつけてやまない魅力、貪欲さ。女性たちを振り回してきた男は最後まで神秘的だった。

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    2016年03月03日
  • 気がつけば地獄

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    妻と夫の愛人がSNSを通して友達になり、日常のざわざわを読みやすい文章で書いてある。
    内容が単純明快なのでスラスラ読める。

    バレてないと思う夫も、
    自分を愛してくれてると思ってる愛人も、
    不倫をわかっていても言わない妻も、
    全員バカだなぁ…と思う。

    自分以外の他者を敬い、自分を慈愛できない人は不幸を招くと思う。

    ――■良いなと思ったフレーズ■―――

    人は、隠しごとをたくさん持っている。
    隠しごとの前には、そのおかげで笑っている人がいて、隠しごとのうしろには、そのせいで泣いている人がいる。

    匿名性の中であらわになる人の本性のおぞましさ

    誰かが傷つくことを、知っててわざわざするような人

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    2025年11月09日
  • 怖いトモダチ

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    怖っ!!
    といっても、ホラーやミステリーというより、これに近いタイプの人はリアルに集団の中に1人はいるかもしれない、気づかずにいるとイライラして死ぬという怖さ。
    ママ友と回し読んだら面白い。え、もしかしたら私のどこかにこういう気質ない?よね?と背筋がひやっとする。

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    2025年09月10日
  • 怖いトモダチ

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    色々な人が、語り口調で自分の感じたその人の印象を話していく。
    同じ人の事なのに、全然印象が違うのが怖かった。
    サイコパスって、こういう人なんだなと改めて理解できた。最初は良い人だと思って騙されてしまい、あやつられてしまうのも怖かった。

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    2025年06月20日
  • 怖いトモダチ

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    なんかわかる気がする、こういう人いる。

    言葉巧みに相手を言いくるめ、相手には自分が悪いのかもと思わせる、その上でこちらが許してあげる。

    この本を読みながら私もすっかり中井ルミンに言いくるめられかけた。
    あ、私の勘違いだったかって思ってしまった。

    なんだか疲れた。

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    2025年05月08日
  • 怖いトモダチ

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    ネタバレ

    ある一人の女性について、
    関わった人たちの証言で人となりが浮かんでいく。
    手法的には、有吉佐和子の「悪女について」を
    彷彿とさせるお話。閑話休題。

    彼女のヤバさは浮かび上がってきたけれど、
    結局のところ、
    彼女自身をどうすることもできずに、
    距離を置くことでしか
    平穏は手にいれることができない。

    できれば、落ちぶれるとこもみたかったけど、
    そういう話ではなかった。

    でも、ほころびは徐々にでてきているから、
    遅かれ早かれ…かもしれない?
    結局のところ、才能のある人には敵わないようだし。

    とまぁ、すっきりとしないけれど、
    楽しく読めました。
    コミカライズで途中まで読んでいたし。

    旦那さん

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    2025年04月29日
  • 怖いトモダチ

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    読んでいて まるで他人のもめ事に巻き込まれた時のような疲労感を感じた。
    程度の差はあれど〝森葵〟のような人は世の中には一定数存在するのだろう。
    何より不愉快だったのが〝森葵〟こと〝中井ルミン〟がペンという武器を持ったこと。
    人は(私もだけど)活字になったものを丸呑みしてしまうことがある。
    その点で 最初から「本を出したいんです」と言っていた〝森葵〟の戦略は間違っていなかったとは思う。

    とにかく疲れた本だった。

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    2025年04月15日
  • 怖いトモダチ

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    ある「トモダチ」について、聞き取り形式で話は進んでいく。

    16人の証言から「トモダチ」の正体が浮かび上がっていく。ある人は「いい人」だと言い、ある人は「悪魔」だと言う。
    果たして、彼女の本性はーー


    個人的には、人によって「トモダチ」の印象が180°異なるところが一番の怖いところなんじゃないかなと感じた。
    同じ人の話をしているのに、こんなにも見解が変わってくるのか…。

    「自尊心を赤ちゃんみたいにあやしている」という表現が、妙にしっくりきた。


    最後まで読むと表紙のイラストの意味が分かってきます。
    読後感は全くスッキリしない(笑)けど、そこが逆にリアリティがあって良かった!

    会話調

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    2025年03月03日
  • 気がつけば地獄

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    地獄のような修羅場は無かった。
    ハラハラする場面もあったが、基本的に心穏やかに読めた。
    読みやすく、サクッと読める。

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    2025年02月21日
  • 怖いトモダチ

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    最近note初めてみたとこだったから特に興味持って読めたかも。
    ストーリーはおもろくてどんなオチになるか楽しみにしてたけどオチ自体は期待よりはあっさり、って感じだった。

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    2025年02月20日
  • 怖いトモダチ

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    ネタバレ

    ポッドキャスト「真夜中の読書会~おしゃべりな図書室~」で紹介されていて読んでみた。

    加藤元さんの「本日はどうされました?」や恩田陸さんの「Q&A」のような形式。
    エッセイストの中井ルミンはカリスマ性があって彼女を崇拝する人達に囲まれている一方で、彼女の事を憎んでいる人も存在する。
    彼女に関わる人達へのインタビューを通して、中井ルミンはカリスマなのか?悪魔なのか?というのが徐々に明らかになっていく。

    自己愛性パーソナリティの話題が出てきて、明確に中井ルミンがそうだとは書かれていないけど、きっと彼女はそういう特性があるんだろうなぁと思う。
    だけど、中井ルミンを批判している人達は?
    事実を言って

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    2024年12月15日
  • 怖いトモダチ

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    自己愛性パーソナリティ、初めて目にする言葉と意味。他人から褒められたい。注意されると攻撃されたと感じるし何個か当てはまる。ただ自分に人望がないから周りには害を与えていないが自己顕示欲は強い。共感もできないなぁと怖いトモダチではなく怖いジブンになっていった。

    もしかしてカリスマと云われる人らも他人を蹴落としてのし上がっていくのかなぁ。よく笑顔でいればイヤなことや心が揺さぶられることはなくなる。苦労せずに成功するとあったけどルミンみたいな人が周りのサポートで成功したのかも。と思うほどのめり込んでしまった。

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    2024年11月20日
  • 怖いトモダチ

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    ネタバレ

    湊かなえさんの小説で見かける感じの、それぞれの登場人物の会話調の。
    一人の人物について関わったことのある人達にインタビューして、調べていきます。
    私が苦手とするタイプの人間について、これでもかこれでもかと印象を聞かされている感じ。悪い印象の話は、実際に友人から人の悪口を聞かされているような感覚で、この話はいつまで続くんだろう?とちょっとうんざり。
    それで結局最後やりたかったことはできたのか、何なのか?真相はなんとなくわかったけど何がしたかったのかよくわからなかった。

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    2024年11月10日
  • 怖いトモダチ

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    ネタバレ

    1人1人の登場人物からの話という形のストーリー展開。

    その人によっての中井ルミンへの感情やどういう人間に見えてるのかがわかっていく。読み進めていくと結局この人良い人なの?悪い人なの?と疑問が浮かぶ。

    誰かにとってはそれが善で誰かにとっては悪になる。
    人って色んな顔があるからやっぱり怖いなあと、自分の周りにもしそんな人が居たら病気だからと一言では片付けれないよなと。

    スッキリとした結末ではなかったかな。

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    2024年11月04日
  • 怖いトモダチ

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    エッセイスト中井ルミンについて、インタビュー形式でいろいろ語られる。
    人を見る目とはよくいうけど、その人の立ち位置によってルミンへの印象が全く違うのが面白かった。
    クラスに必ず1人はこういう人いたなあ…
    無言の圧力というか、その人の機嫌によって周りの心がザワザワする存在で、関わりたくないタイプ。

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    2024年10月23日