岡部えつのレビュー一覧
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ネタバレ不倫相手のナナは祐一の家族を壊そうと妻のサエにツイッターで近づく。でもいざ妻のサエと仲良くなると、既婚者であることを隠して関係をもった祐一の最低さに気づき、全てを終わりにする。最後の最後に妻のサエが祐一とナナが関係をもっていたことに気付いてしまい地獄に落ちる。
祐一はサエが少し浮ついた感じに見えた時にやっと焦りはじめるから、やっぱり人間には逃げられると追いたくなるという精神があるのかな。芸能人とかでいつも不倫相手の女性が特に責められるって書いてあったけど確かにそうだなって。この本はその不倫相手の女性目線で書かれてあったから新しい視点を知ることができた。既婚者である男は自分の家族があくまでも大事で、それを分かった上でのつきあいを不倫相手に求めている。ずるいなあ。相手の人生を何だと思っているんだろう。確かにそれを分かった上で付き合える人ならまだしも、このナナちゃんみたいにその人のことを本当に好きだったら辛くてたまらない。
夫婦のすれ違いについてもねっとりと書かれてあった。祐一は妻は家族だという。私はそんな夫婦になりたくない。いつまでもラブラブで恋人同士のような夫婦になりたい。なれないのかな -
Posted by ブクログ
なかなか苦しい読書でした。
難しいとか面白くないというわけではないのです。
読んでいると、周りの酸素が薄くなって息苦しいような、そんな苦しさの読書。
頑張っても頑張っても増え続ける仕事。
それを見て見ぬふりをする上司や、自分のことしか考えない同僚。
なんの役にも立たない優しい言葉をかけてくれる恋人。または家族。
そのどれもが、ものすごく煩わしい。
悪意のある人なんていないのかもしれない。
自分がひねくれているだけなのかもしれない。
でも、どうしたらこの息苦しさから抜け出せるのかわからない。
過去の自分を見ているようで、なんとも身につまされるのです。
だけどちょっと登場人物たち、設定よりみんな幼いよね。
主人公千春は、いくら有能なデザイナーと言っても所詮会社員。
37歳で転職しようと思ったら、ステップアップなんて望めないと思うのが普通。
何なら上司は最初から彼女が辞めるように巧妙に仕向けていたのかもしれない。
高給取りの女性社員より安上がりで若い派遣社員のほうが、会社にとっては負担が軽いもの。
彼女が仕事でいっぱいいっぱいの時に、「休んだらいいのに」というぐらいしかできない恋人・昭人も幼い。
優しいかもしれないけれど、支えてはくれない。
のちに知り合いになる和香に至っては、人の好き嫌いがあからさまに出すぎで、こんな27歳はちょっといないのではと思うほど。
世間知らずも甚だしい。
それぞれ設定年齢を10歳ずつ下げればいいんじゃないだろうか。
一番まずいと思ったのは、フリーで受けた仕事が橋梁オーバーしているのを分かっていながら、助けてくれそうな人に助けを求めず、結果納期を守れなかったこと。
仕事ってそういうものじゃないでしょ。
尽くせる手はすべて尽くしても間に合わなければアウトなのに、尽くしてないもの。
37歳でそんな認識はダメだよ。
最終的にみんなふわふわといい感じに着地したように見えるけど、千春も聖子もマスターも、将来の見通しは全くもって不透明だからね。
しがらみからフリーになったって、日々の生活っていうのからは逃げることはできないのだから。
なんていいながら、一気読みですよ。
できない理由なんていくらでも考えられるけど、とにかく一歩を踏み出したことを、とりあえずは評価したいと思うわけです。 -
Posted by ブクログ
こういう本を読むと、仕事にかまけて家庭を顧みず生きてきた人生を反省する。
仕事を一所懸命に行うのは自分だけでなく家族のためだと思い、身を粉にしてやってきたつもりだけど、それを配偶者がどう思っているなんて考えもせず、時々そんな風なことを言われてそうだったのかと思っても、会社に行けば、結局は仕事が優先になることの繰り返し。
今の子らの体たらくを見るにつけ、どこで間違ったのだろうと思ってきたが、その点で言えば、根本的に掛け違えていたのだろう。今だって、心配はするが、下の子には何も言えないんだものな…。
幸いうちの配偶者は万里子さんのようにはならずにここまで来たが、誰もが乗り越えていくものと言いながら、誰もが万里子さんになる可能性はあるのだな。
一人の男の素性の謎を追いながら、男と女の確執を描いて、どんどん読ます物語は、最後に見せた、それぞれの心の溶け具合が切なかった。 -
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ネタバレある意味胸糞な話でした。中井さんの瓜二つの人が身近にいたら本当に耐えられないと思います。関わらないのが身のためですよね。けど、嫌なことをされた過去がある人からしたらその人が成功してたら本当にムカムカしますよねやるせないですよね、、でもやり返したら負けなんですよねいつか、こけろ!!って願っているしかないんだと思います。そういう人、なかなかこけないけど。少し自分に重ねてしまうところがありました。高校生の時に、中学生の頃の恋愛のいざこざ話を出され、全くの嘘なのに、「そうだったっけ」と信じてしまい謝りました。これは今でも悔しいです。しかし私はもういいんです。もう、気にするだけ無駄。って頭ではわかってるけど体はずっとザワザワする。だから、このザワザワが静かになるまで、忘れようと努力しています。
全てが全て本当のことではないと思えました。 -
Posted by ブクログ
映画→小説版を読みました。
原作ではなく、映像を元に書き下ろした作品。
(珍しいパターンだなと思った)
映画と小説は微妙に違うので、少しアナザーストーリー的に思って読んだ方がいいかも。
映画、小説どちらも良いところと微妙な点があったけど、映画のが会話の間や雰囲気が分かりやすかった。小説版は、桔平視点があるのと、二人の出会いなど映像では省略していた空白が描かれている。また、映画より由加利がそこまで悪者にされていないのが救い。(映画版の由加利は人を振り回してばかりで悪くても謝らない)
●謎解きミステリー感⇒映画版
●恋愛感⇒小説版
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■ストーリーで異なっていた点
・桔平が携帯を持っている(小説版)
・PCのパスワード日付(元妻の命日)が違う
・元妻の死に方の違い
・多額の現金をロッカーに預けていた(小説版)
・行きつけの喫茶店(映画版のみ)
⇒ストーカーになる店員女性が省略(小説版)
・探偵との捜索の尺の長さ
⇒映画版は探偵と一緒に捜索する
⇒小説版は単独行動、すぐキッカケを見つける
映画では展開の早さと、ミステリー感が強く、
小説版は実際だったらという詳細な感じとスケールは小さめではある。
キャラクターとしては、映画のが面白い。
ラストは小説版のが良かったかな。 -
Posted by ブクログ
妻と夫の愛人がSNSを通して友達になり、日常のざわざわを読みやすい文章で書いてある。
内容が単純明快なのでスラスラ読める。
バレてないと思う夫も、
自分を愛してくれてると思ってる愛人も、
不倫をわかっていても言わない妻も、
全員バカだなぁ…と思う。
自分以外の他者を敬い、自分を慈愛できない人は不幸を招くと思う。
――■良いなと思ったフレーズ■―――
人は、隠しごとをたくさん持っている。
隠しごとの前には、そのおかげで笑っている人がいて、隠しごとのうしろには、そのせいで泣いている人がいる。
匿名性の中であらわになる人の本性のおぞましさ
誰かが傷つくことを、知っててわざわざするような人