浅生鴨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の語り口が柔らかく読みやすい。気づいたら最後まで読んでた。世の中に出回っている意識高い自己啓発本よりも浅生鴨さんの柔らかい本書の内容の方が説得力がある。浅生さんも言っていたが、結局本書も結果論の側面があるため、そこには留意する必要がある(仕事が自分を選ぶ)が、91ページの「仕事を面白がること」127ページの「どんな進路を選んだとしても必ず後悔する」、187ページの「選ばない幸せ」はかなり真実味を帯びていて自分の人生観と比べても腑に落ちる。
特に91ページの仕事を面白がることは部活が楽しくなくてやめようと考えていた時の自分の心情にピッタリだった。当時はこれだけ楽しくない部活を楽しめるようにな -
Posted by ブクログ
意外と良かった
すらすら読める
印象に残った文は何個かあった。というか、たくさんあった。
◇「社会人」とは
「役割を持った人」
どんな役割を持ちたいか
◇できることをできる限りやるのがプロ
◇仕事とは世界に何かを付け加えること
ほんの少し世界を変えること
その過程でつながりが生まれる
◇仕事は社会とつながるための手段
◇お金は勝手に払われるもの
◇迷ったら、数が少ない方を選ぶ
そのたった3つがほかの20とバランスをとっているから(やりたい理由、やりたくない理由の)
◇仕事をおもしろがること
やってきた仕事はとりあえずやる
おもしろさを見つけていく
おもしろがること
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購入済み
視覚障害者のスポーツ
ストーリーのテーマが「視覚障害者のスポーツ」というあまり取り上げられないテーマで、それだけでも興味深いのに、それ以外の読みどころがたくさんあった。この作者の作品を初めて読んだが、構成の巧みさ 登場人物のキャラクターの鮮やかさ 細部に至るまでの表現の切れ味に圧倒された。
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Posted by ブクログ
全体の何割が嘘なのか、読んでいるうちにわからなくなるが、読めば読むほどそんなことどうでもよくなる。
浅生鴨氏が(草河文世氏が?)言うように、事実が事実のまま表現することが不可能である以上、事実を伝えるために嘘は必要不可欠なのだ。
嘘というと人を騙しているようだが、それは嘘に対する狭い解釈のさらに一部でしかない。
どうせ嘘しかないのだから、私たちはもっと気楽に他者や世界と繋がっていいのではないか。
この本文の結びがコロコロと変わる(常体、敬体、べらんめえ)ように、その場その場でコロコロ変わりながらいけばいいのだ。
という感想を、本当にこの本を読んで得たのかどうか、嘘か誠か、もうよくわか -
Posted by ブクログ
ネタバレ「けれども強いから最強なんじゃない。たくさんの弱さを知っているから世界最強なんだ」(315ページ)
「『弱さのない人は強くなれない』
そうだ。弱さが俺たちを強くする。弱さを知る者だけが、その弱さを克服できる。たった一つの感覚の代わりに、多くの感覚に頼る力が晴の強さだ。頼れること。それが本当の強さなのだ」(同)
目が見えない世界で、感覚だけでスキーをするのがどんなに怖いことか。でも、目が見えないはずの晴は怯えない。
晴と伴走者の涼介が一緒に街を歩いているシーンで、些細な段差で晴がつまずく。一人で歩いているときは気を張っているけれど、助けてくれる人がいるときは、油断してしまうと言う。
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ネタバレ視覚障害者のパラスポーツを描く。
夏編:ブラインドマラソンと冬編:ブラインドスキーの2編からなる。
夏編のランナー・内田は事故による中途失明者。
冬編のスキーヤー・晴は先天性の視覚障害。
二人とも全盲光覚なしという、視覚障害としては最重度だが、作中、特に視覚支援学校(盲学校)が描かれる冬編では、視覚障害にもグラデーションがあることがそっと触れられている。
そしてそれぞれの伴走者には、それぞれの競技に屈折した関わりをもち、かつそれぞれのパートナーと出会うまでパラスポーツにも視覚障害者にも関わりがなかったという共通点がある。
正直、両編とも半分過ぎくらいで何となく先を予想していて、両編と -
Posted by ブクログ
来年度受験となる子の進路を考えるきっかけとなる本になりそうと思い読みました。
内容は、仕事とは、こうゆうものでこうすべきであるなど、硬い言葉で書かれていません。
また、著者の経験を分かりやすく混ぜられていて、中学生でも読み切れると思います。
ちょっと文章は、重複か所が多いのが気になりました。
子どもに高校どうやって考えたのって言われて、偏差値で行ける高校に行った。としか、言えなかった私。
中学の時に将来なんて考えることは、なかった。親、学校にひかれたレールを歩んでいた。
それが悪かったがと言われても悪くわなかった。
将来の仕事を考える。
答えのないこの問いに対して、考えて考えて何度