浅生鴨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パラスポーツで視覚障害者をガイドする伴走者の話し。
視覚に頼らない世界でスピードを作ることがどれほどの恐怖なのか。その恐怖心をねじ伏せて上を目指そうとする内田のエネルギーに、ただただ圧倒される。
私自身競技アシスタントをしていたことがあるので、選手が思い通りに動いてくれないことへの苛立ちも、自分の都合で選手の機会を奪ってしまうことへの罪悪感もよくわかる。
そして月並みだけれど、なによりも信頼関係がなければ、選手の力を最大限に引き出せない。
一見、伴走者は選手を導いているように見えるけれど、その実、互いに背中を預け合っているのだと改めて思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ貧しい鉱山で働き上昇志向の強い青年ユジーンと、人の心が読めてしまう異質な存在であるヌー(名無し)。SFのようなファンタジーのような、2つの世界が同時進行していく。嫉妬や哀しみなどの負の感情が無ければ、人はアグニオン(善き人)になれるのか。分離化を目論む組織と、それに疑問を感じてあがらおうとする混合体。
ざっくり言えば、“世界にひとつだけの花”みたいな話だなと笑 処女小説なのかしら?文字量も多いし、ページ数も多いけど、整理されていな感じがするし、登場人物たちの急激な感情の変化にこんがらがってしまうし、SF小説が元々慣れてないのもあるけど、シーンが浮かんでこないんだよね。でも、人間は“負の要素”