浅生鴨のレビュー一覧

  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    オーディオブックで

    例えば、電車を待つとき、
    スマホでSNSを眺めるのよりも
    自分の頭の中を検索していくほうが
    おもしろい

    これには同感

    そして私はこの連想妄想ゲームみたいなのが
    けっこう好きなんじゃないか?
    と気づいてしまったから
    ますます脳が休まなくなる
  • 伴走者 夏・マラソン編

    視覚障害者のスポーツ

    ストーリーのテーマが「視覚障害者のスポーツ」というあまり取り上げられないテーマで、それだけでも興味深いのに、それ以外の読みどころがたくさんあった。この作者の作品を初めて読んだが、構成の巧みさ 登場人物のキャラクターの鮮やかさ 細部に至るまでの表現の切れ味に圧倒された。
  • ぼくらは嘘でつながっている。―――元NHKディレクターの作家が明かす人間関係の悩みが消えるシンプルな思考法
    全体の何割が嘘なのか、読んでいるうちにわからなくなるが、読めば読むほどそんなことどうでもよくなる。

    浅生鴨氏が(草河文世氏が?)言うように、事実が事実のまま表現することが不可能である以上、事実を伝えるために嘘は必要不可欠なのだ。

    嘘というと人を騙しているようだが、それは嘘に対する狭い解釈のさらに...続きを読む
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    声にだしてハウリング。お風呂、お散歩、血の巡り。ネットで検索できるのは過去のこと。
    それにしても、表紙の男性は顔色が悪すぎる。何故か?妄想してみよう…
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    「妄想術」というタイトルだと、ハウツーにも見えるけど、本著は良質なエッセイだと言って間違いない。

    多分。

    妄想ってすごく面白いし、誰にも迷惑かけないのに、何だかあんまりやるのもなって思ってしまっていた。
    そんな弱腰じゃダメだな。
    浅生鴨さんを見習って、ガンガン妄想して自分の世界や思いを深く広くし...続きを読む
  • 伴走者
    「けれども強いから最強なんじゃない。たくさんの弱さを知っているから世界最強なんだ」(315ページ)

    「『弱さのない人は強くなれない』
     そうだ。弱さが俺たちを強くする。弱さを知る者だけが、その弱さを克服できる。たった一つの感覚の代わりに、多くの感覚に頼る力が晴の強さだ。頼れること。それが本当の強さ...続きを読む
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    妄想力が高い人の妄想術について。落書き、声に出してみる、人の頭をかりる、人に見せて恥をかく、シンプルな答えを求める、のあたりは本当にそうだなと思った。このアイデアはイケてるぞー、と頭の中で考えているだけではそのアイデアは世の中に存在してないということだし、だいたいは自己満足なものなになっていることが...続きを読む
  • 伴走者
    視覚障害者のパラスポーツを描く。

    夏編:ブラインドマラソンと冬編:ブラインドスキーの2編からなる。

    夏編のランナー・内田は事故による中途失明者。
    冬編のスキーヤー・晴は先天性の視覚障害。

    二人とも全盲光覚なしという、視覚障害としては最重度だが、作中、特に視覚支援学校(盲学校)が描かれる冬編では...続きを読む
  • アグニオン
    いままでSFを食わず嫌いしていてごめんなさい。面白かった!
    『反穀物の人類史』とオーバーラップする。
  • ぼくらは嘘でつながっている。―――元NHKディレクターの作家が明かす人間関係の悩みが消えるシンプルな思考法
    「嘘=事実ではないこと」と定義すると、人間は外界の事実情報の100%を自分の中に取り込むことができないので全ての記憶や認識は嘘になる。そして取り込む際に100%のうちそぎ落とされる情報は人によって全くと言っていいほど異なる。そのため人の数だけ嘘があり、その嘘から認識しているその人にとっての真実もまた...続きを読む
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    ハウツー本に近いものとして変に期待はしていなかったが
    語義通りの「○○ワールド」のようなスタイルが思考の枠組みで構築されているのを詳らかに説明されており
    どれほど参考に出来るかは別としても、筆者名はどこかで聞いたような感覚でいたため一読した甲斐があった。
  • ぼくらは嘘でつながっている。―――元NHKディレクターの作家が明かす人間関係の悩みが消えるシンプルな思考法
    「嘘」とは何か。
    私たちはどのように現実を体験しているか。
    体験を言葉に置き換えるとき、どんなことが起きているか。

    「嘘」について、こんなにまとまった量の文章を読んだのは初めてでした。人の認知の仕組みや、人と人とのつながりについても考えが広がっていく内容で、とてもよい学びになりました。
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    Audiobook にて。
    元NHKのディレクターであり作家である著者。
    作家ってどうやってこんなお話をひらめいているんだろう?という疑問は誰もが一度は浮かぶと思う。そういった「頭の柔らかい人」の頭の中を文章化した、というような内容。
    次から次へと言葉遊び、妄想を繰り広げてとんでもない発想に行き着く...続きを読む
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    アイデアを生み出す思考法を「妄想」と表現しています。
    ・妄想のルール
    ・妄想の広げ方
    ・妄想する具体的な方法
    ・妄想のアウトプット法
    ・妄想のアレンジ方法
    クリエイターの思考の仕方を詳しく教えてくれているという、凡人にはめちゃくちゃありがたい本です。
    妄想術もたくさんあって、常に手を変え品を変えて色...続きを読む
  • 伴走者
    ずっと気になってたけどなんとなく読んでなかった
    もっと早く読めばよかった
    競技のこと、視覚障害のことがとても真摯に丁寧に描かれている
    かといって説明過多になるわけでもなく、物語としてのバランスもよくて没入して楽しめた

    Twitter見てると忘れるけど、こういう誠実な文章を紡ぐ人だった
  • 伴走者
    「プレゼントねえ」真由子はテーブルの上で両手を組み、顎を乗せた。そのままじっと涼介を見つめる。「その子が欲しいものを知りたい?」
    「ああ」
    「涼介が選んだものでいいのよ」そう言ってふっと笑った。
    「え?」
    「本当に欲しいものなんて、自分でもわからないんだから」
    「なんだよその答えは」俺に選べるのなら...続きを読む
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    …無意味なものを書くことを恐れず、書くことを手間だと思わずに、どんどん書く。むしろ、どれだけ無意味なものが書き残せるかを楽しむ。

    …正解がないのだから、検索で見つかることはない。
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    アイディアの種は日頃から集めておく事の大切さを感じました。
    普段から気になったアイディアをメモし、興味を持ち情報収集をし妄想を膨らませておき、頭の中にしまっておく。普段から何の役にも立たない事を一生懸命考える。面白いと心動いた時がチャンス!好奇心が動いた瞬間に読み、調べ、聞きメモをとる。後で調べよう...続きを読む
  • 面白い! を生み出す妄想術 だから僕は、ググらない。(大和出版)
    CMの企画を考えたり、ポスターを考えたりクリエイティブな発想が求められる仕事をしている浅生さん。
    そんな彼がどうやって他の人にはないアイデアを生み出しているのかを綴った本。

    大きく分けて【発想するときの考え方】と
    【具体的な発想法】がある。
    私にはこの【考え方】がとても良かった。
    気持ちが楽になっ...続きを読む
  • 伴走者
    元々あまりスポーツ興味が無いので、パラリンピックに興味が無いと言っても許されるとは思っています。だってオリンピックにだって興味無いのですから・・・。
    しかし、この間読んだ車椅子テニスのプレイヤーと、車椅子制作者の物語「パラスター」はとんでもない名作で、今年のベスト10の中に絶対入る作品でした。
    にわ...続きを読む