あらすじ
もちろん検索はしているし、むしろ検索は上手いほうだと思うけれども、最初から検索することはあまりないように思う。まずはぼんやりと妄想しながら手を動かすところから始めて、やがてあれこれと単語を書き出し、さらに連想を広げて、一見無関係に思われるものを線でつなぎ、また妄想に戻る。自分で書いたもの、描いたもの、ときにはそれを声に出したものに影響されて、それまで考えてもいなかったことが浮かび上がってくる。そうしてようやく僕は検索を始める。(本文より)例えば、「台風一過」と聞いて、一瞬、「台風一家」を想像する人は多いけれど、「台風一家」の家族構成を考え、家族の会話を考え、台風一家ならではの悩みはないだろうかと考えてみる。パソコンの前にしがみつくより、“頭の中で遊ぶ癖”を身に着けよう! 元NHK「中の人」で、作家として活躍中のユルいクリエーターが、発想のヒントを大公開。
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Posted by ブクログ
オーディオブックで
例えば、電車を待つとき、
スマホでSNSを眺めるのよりも
自分の頭の中を検索していくほうが
おもしろい
これには同感
そして私はこの連想妄想ゲームみたいなのが
けっこう好きなんじゃないか?
と気づいてしまったから
ますます脳が休まなくなる
Posted by ブクログ
声にだしてハウリング。お風呂、お散歩、血の巡り。ネットで検索できるのは過去のこと。
それにしても、表紙の男性は顔色が悪すぎる。何故か?妄想してみよう…
Posted by ブクログ
「妄想術」というタイトルだと、ハウツーにも見えるけど、本著は良質なエッセイだと言って間違いない。
多分。
妄想ってすごく面白いし、誰にも迷惑かけないのに、何だかあんまりやるのもなって思ってしまっていた。
そんな弱腰じゃダメだな。
浅生鴨さんを見習って、ガンガン妄想して自分の世界や思いを深く広くしていこう。
妄想こそが私を、そして社会を、世界を動かす原動力なのだ。
多分。
Posted by ブクログ
妄想力が高い人の妄想術について。落書き、声に出してみる、人の頭をかりる、人に見せて恥をかく、シンプルな答えを求める、のあたりは本当にそうだなと思った。このアイデアはイケてるぞー、と頭の中で考えているだけではそのアイデアは世の中に存在してないということだし、だいたいは自己満足なものなになっていることが多い。明日からまたやってみよう。
Posted by ブクログ
ハウツー本に近いものとして変に期待はしていなかったが
語義通りの「○○ワールド」のようなスタイルが思考の枠組みで構築されているのを詳らかに説明されており
どれほど参考に出来るかは別としても、筆者名はどこかで聞いたような感覚でいたため一読した甲斐があった。
Posted by ブクログ
Audiobook にて。
元NHKのディレクターであり作家である著者。
作家ってどうやってこんなお話をひらめいているんだろう?という疑問は誰もが一度は浮かぶと思う。そういった「頭の柔らかい人」の頭の中を文章化した、というような内容。
次から次へと言葉遊び、妄想を繰り広げてとんでもない発想に行き着く様を見せてくれる。
「与えられた問題に対して質問を持っていく」
クライアントに与えられた問題の答えをただ持っていくのではなく、どうせなら「こちらの方が真の問題ではないですか?」と自分で質問を持っていく方が面白いと言う。
問題に対して答えを探すと、間違えないようにとありがちなアイディアになってしまうので、まず問題自体を疑ってみるというのは新しい視点に感じた。
Posted by ブクログ
アイデアを生み出す思考法を「妄想」と表現しています。
・妄想のルール
・妄想の広げ方
・妄想する具体的な方法
・妄想のアウトプット法
・妄想のアレンジ方法
クリエイターの思考の仕方を詳しく教えてくれているという、凡人にはめちゃくちゃありがたい本です。
妄想術もたくさんあって、常に手を変え品を変えて色々考えてるんだろうなと感心します。
「うぐっ」ときたところ
・面白いと思った記事はすぐに読む(後で読もうとしても読まない)
・すぐに正解を探そうとしない
・苦し紛れに無理やり出す単語こそが、普段の自分にはなかなか見つけられないもの。
・相手の言ったことをメモにするなら、写真を撮るか録音をすればいい。わざわざ手を動かしてメモを取るのだから自分の感情を入れる
Posted by ブクログ
…無意味なものを書くことを恐れず、書くことを手間だと思わずに、どんどん書く。むしろ、どれだけ無意味なものが書き残せるかを楽しむ。
…正解がないのだから、検索で見つかることはない。
Posted by ブクログ
アイディアの種は日頃から集めておく事の大切さを感じました。
普段から気になったアイディアをメモし、興味を持ち情報収集をし妄想を膨らませておき、頭の中にしまっておく。普段から何の役にも立たない事を一生懸命考える。面白いと心動いた時がチャンス!好奇心が動いた瞬間に読み、調べ、聞きメモをとる。後で調べようなんてなかなかしないから。妄想、連想のコツがすぐ実践出来そうなものばかりだった事が良かったです。
Posted by ブクログ
妄想を常にするってなかなかアイデア浮かばない時の助けになるのかもな〜。
あんまり考えたくもないけど、反対にあるそういうのも面白いとおもう。
ググるだけじゃ脳退化するよね
Posted by ブクログ
何気に発想法関連の本は初めて読みました。面白かったですね。自分ができるかどうかはさておき、突拍子もないアイデアをぶち上げる人はこんなことを考えているのかと驚きました。
特に面白かった箇所はこの辺です。
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1. アウトプットをしない限り、まだ何ものでもない。だからまずは書いてみる。何も考えずにただ書き始める。ある程度書き散らかすうちに、ようやく自分の書きたかったことが見えてくる
2. 課題に合わせて考えるというよりは、既に頭のどこかにあるアイデアの種を呼び出す感覚に近い。日ごろから種を少しずつ頭の引き出しにしまっておく
3. 最初から対象の企画に役立つものを求めると、せいぜい自分の想像できる範囲の中でしか探せない。何かを面白いと感じたら、役に立つかどうかは気にせずどんどん調べる。その場で読み、メモにする
4. 問題に対して、ただ回答を持って行くなんてつまらない。どうせなら、自分で問題を見つけ出す方が楽しい
5. 話題を楽しくできないなら、見た目や切り口を楽しくする ⇒擬人化、アニメ化、話し手、話し方、場所…。擬人化するときは1人だけにしない。最低限2人に喋らせてみる
6. 駅に貼られている広告ポスターは0.1秒程度しか見られないから、有名タレントを使わずに印象に残すには、色が一番効果的。一瞬で人の記憶に残るのは「色」
7. 自分一人ではなかなか気づくことのできない無意識の言葉を引っ張り出す道具として、点が三つの顔は面白い存在
8. 人の性格は一つだけではない。ときどき僕は、とても明るい乗客としてタクシーに乗ってみたり、気弱なおじさんとしてコンビニでパンを買ったりする
9. ずっと同じことを集中して長く考え続けるよりも、ある程度の間隔をあけて、何度も繰り返し考える方がよい
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なかなか著者のような発想を、自分の仕事(経営コンサル)に活かすのは難しそうだなあとは思いつつも、興味深くはある。何かに活かせないか。アートな感性が求められますね。
Posted by ブクログ
著者(浅生鴨さん)の頭の中でいつもやっているという妄想術が、自分も日ごろから癖でやっていたものにとても近く、読みやすく、頭の整理に繋がりました。くだらないことの大切さについて改めて実感できた気がします。
Posted by ブクログ
<どんな本?一言で紹介>
「いつもおかしなことを考えていたら、それが仕事になっていた」。
ビジネスとクリエイティブをうまくつなげる「世界観」の作り方がわかる本。
<どんな人におすすめ?>
「世界観」を作るヒントがほしい人。
読書・筋トレ・ブログ等が続かない人。
また3日坊主で終わってしまった人。
<読んだら、どんなことが分かるの?>
「世界観」とは、知性と感性を融合させた“ビジネススキル"。
・妄想は広がり奥行きある情報得る方法
・検索前に妄想。検索で妄想は見つからない
・駄洒落言葉遊び=仮想→その先の虚構物語
・妄想しすぎれば妄想が癖になる
・調べると好奇心強くなる
・ 知識で連想作る
・評価求めると笑われ叱られバカにされ妄想死ぬ
・妄想=夢中
・9枡。3分か5分で。無理な連想=出会えない自分。25枡
・縦横斜読み。頭語見つかる
・対偶より逆や裏が面白い
<日々の生活、仕事などに活かせるポイント>
3.文脈をつくり、情報表現を適正化する
<感想>
とても共感する。そんなことを仕事にしたい。
Posted by ブクログ
妄想とアイデアについて書かれた本。
ビジネス書とエッセイの中間くらいの内容で、なかなかゆるくて面白かった。
もっと肩の力抜いてくだらないこといっぱい考えたらいい、という気持ちになれた。自分の頭の中を楽しめる人こそが、強いんだってことかな。
「僕たちは気を抜けばすぐに『盛り』たくなってしまう」という一文にハッとさせられた。変に人によく見せようとか、「俺はこんなこと考えられるんだぜ(ドヤァ」みたいにして出したアイデアや文章は、逆に滑ってしまうことが多い。感じたまま、シンプルに自分を表現しようと思った。
Posted by ブクログ
普段から企画やアイデアをたくさん考えないといけない人に。頭を柔らかくするためのトレーニングをするための具体的なヒントが書かれている。検索して見つかるものはすでに世の中にあるもの。2024年2月現在のChatGPTなどのLLMも既存のウェブ情報をベースにしているから(将来はわからないけど)似たようなもので、頼りすぎると個性が出ないよなー。ブラッシュアップには使えるけど、今のところゼロから何か生むものじゃない。
わからないこと、見えないものを大切にしよう。
Posted by ブクログ
なんでもいいから自発的に考えようかなと思った
思えば最近は何かを語る時に自分の考えよりもネット調べた自分の考えに近い記事からの引用を使ってしまい純度100%の自分の言葉を使っていない感じがする
メモに取るっていうのはよく聞く話だが効果があった試しがない
ただすぐに実践できるので再チャレンジしようと思う
Posted by ブクログ
クリエイティブな仕事をしている人、これから着きたい人にはとても参考になるのでは無いかと思う。私は堅実な仕事のため、そこまで参考にならなかった。
問題が本当に問題なのかと、なぜなぜなどがクリエイティブな仕事でも活用され、改めて必要性を感じさせた。
Posted by ブクログ
目の前の課題を解決するためには妄想を具体的にして、目に見える形にしなければならない。
そのために著者がやっているさまざま手法が書いてある一冊。
作家やクリエイターとして活躍している鴨さん、そのゆるいイメージのままの文章で読みやすい。とにかくいかに「妄想」するか、について実際に彼がやっていることが書かれていて、その幅の広さには驚く。
ハウツー本ではないので、全てを真似することができるものではないが、アイデアを出すときに、「あかさたな作文」から広げるとか、連想していくという方法はちょっとやってみると面白そう。
「妄想は練習で鍛えられる」とも言っていて、すぐに検索するのではなく、まず妄想してから調べることで、さまざまなノイズが発生してアイデアが広がるとのこと。上野千鶴子さんの『情報生産者になる』にも、情報生産においてはノイズが大切と書かれていたし、何もかも効率主義、ミニマリストになることだけが良いわけでもないんだな、と改めて思えた1冊。
Posted by ブクログ
最後まで読んでない。
でも途中で飽きた。
同じことばかり書かれていたので前半読んで満足した。
内容は分かりやすかった。
Good
といった感じです。
Posted by ブクログ
妄想って簡単そうで実は凄く難しい。子どもの頃は何気なくやっていた事が、今では出来なくなっている事に気付かされました。見たもの聞いたもの受け入れて正解を探す事に囚われていた気がしますので、この本を読んで何だか肩の力が抜けました。少し脱力して、ありえない妄想を思いっきり楽しみつつ、企画を出せる人材を目指して次年度は頑張ります。
Posted by ブクログ
なぜを繰り返していくと色んなことが見えて来る。
などの、発想、妄想の世界でアイデアが色々でてくる。
やっぱり紙とペンは最強なのだと思いました。
Posted by ブクログ
妄想を膨らませてアイデアを生み出す技術が書かれた本。
・擬人化して会話をさせる(必ず2つ以上を擬人化すること)
・もしもそれがなかったら?を考える
・わざと本来の意味とは違うように言葉を読み取ることでものの見方を変える(世の中を"甘く"見る)
Posted by ブクログ
ググらないのタイトルに惹かれた。
確かにそうだと思っても結局やってしまうのである。
妄想でなくなってしまう、平坦な世の中はつまらない。
メモとペンを持とう!スマホの中ではなく。
わかっているけど、文字離れは進む・・・矛盾(汗
Posted by ブクログ
面白いものを生み出すための妄想。手法時代は新しいものではないかもしれないが、数多く紹介されている筆者の具体例が面白く、手法の活用の仕方として勉強になる。
Posted by ブクログ
著者が日ごろ実践している妄想に関するあれこれを述べた一冊です。タイトルにある「ググらない」に関する話しは最後のほうに登場します。
きわめて個人差のある話しですので、マネできる部分はあまりないのですが、アイデア出しの方法のひとつとして、こういうやり方もあるってことですかね。ゆる~い気持ちで読むのがこの本に対する正しい態度だと思います。
Posted by ブクログ
新しい発想を生み出す妄想方法を示した本。無駄こそ発想の原点。何でもすぐに検索せずに、自分の考えで妄想してみる。それを実際に形にしてアウトプットする事が重要であると。
Posted by ブクログ
妄想する人についての話で、
自分も小学校の時、そんなこと考えてたなと懐かしさと、同時になぜかワクワクした。
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚等で、
インプットして自分の中で作り上げて、アウトプットしていて楽しそうだった!
インプット、アウトプットの本はいっぱいあるけど、その間についての本だと感じた。