和爾桃子のレビュー一覧

  • 夜ふけに読みたい奇妙なイギリスのおとぎ話

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    音読して楽しい、イギリスの童話を集めた本。

    音の調子がよいので、読み聞かせをしているほうも楽しい本です。

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    2021年12月20日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    あーーーそっちかーーーって感じです
    上巻はそれぞれに闇を抱えるママ友たちが描かれ、下巻で全てが明らかになるという…
    書き方が斬新で面白かったし、ミステリーというよりは子持ち女性の心理をうまく描いた本って印象でした。面白かった!

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    2020年12月29日
  • 死後開封のこと 上

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    表紙の絵のように、三人の女性が入れ替わり主軸となる。普通に過ごす普通の人生。基本的に子供がいて、わらわらばたばたしながらも女を満喫している。話が進むに連れ、この人達同士、じわじわと幅寄せしてきて、お互いの陣地に入り込んでくる。それが自然。最初は登場人物多すぎ!ヤメテ!と思ったが、意味なく増えない。ちゃんと物語の軸になる人しか出てこない。話の繋ぎ方がリレーバトンのように滑らかで、自分は非常に読みやすかった。専門知識だけひけらかして、だからなんなの?っていうミステリ多い中、この作品は好感持てるなあ。

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    2020年12月16日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    ネタバレ

    その時、いったい何が起きたのか? 誰が被害者で、誰が加害者なのか? フーダニットでもハウダニットでもなく、現代版パット・マガーとでも言うべき、巧みなホワットダニット構成。ややアンフェアな点がある気もするが、女同士の共感やらドタバタ騒ぎやらで読者の気を逸らしつつ、終盤に意外な事実を明らかにする手際はなかなか巧い。

     ただ、ひとつ残念に思ったのは、各章の終わりに挟まれる関係者へのインタビュー。主要キャラ以外の様々な人物が、目撃談と称して自分勝手な意見、憶測、噂、当てこすりを述べる様がユーモラスで、箸休めな部分もあるのだが、これを聞き取るインタビュアーが主要人物の一人であるとか、意外な人物だったみ

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    2018年11月09日
  • ささやかで大きな嘘 上

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    米英のベストセラー、前編。
    美しい海辺の町の幼稚園に子供を通わせている親たちの間で、どんなトラブルが起きたのか?
    事件があったことだけを最初に書いておき、それから半年前に遡って、事件までが語られていきます。

    名門の幼稚園では、資金集めや派閥争いが盛ん。
    富豪の子供もいれば、その家で働く人の子供もいる。
    シングルマザーで質素なジェーンは、引っ越してきたばかりで、子守と間違われてしまう。
    ジェーンは息子がいじめをしたという疑惑をかけられ、不本意だが晴らすことが出来ない。
    おしゃれで気っ風がいい庶民のマデリーンは、幼稚園のボスたちとは距離があり、ジェーンに味方する。
    マデリーンと親しいセレストは、

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    2017年05月22日
  • ささやかで大きな嘘 上

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    あらすじ
    最初は子供同士のトラブルだった……。海辺の名門幼稚園、その夜のパーティに子供たちの歌声はなく、聞こえるのは罵声と保護者の乱闘の音。そして保護者の一人が死亡した。事故か殺人か? ……事の起こりは六カ月前、ジェーンの息子にいじめの嫌疑がかかった。本人はきっぱり否定するが、園内は険悪な雰囲気に。ジェーンは園で知り合った二人の友人と困難な事態に立ち向かう。世界で150万部突破。英米で絶大な人気を誇るミステリ。
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    誰が殺されたんだろう?とハラハラしながら読み進めていく形式。パットマガーの重苦しい版って感じ?
    三人のママ友さんが物語の軸になっているんだけど、さすが、登場人物

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    2017年02月25日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    資金集めのためのパーティーが近づいているのに息子のいじめ疑惑が晴れないシンママ、エスカレートする暴力におびえる富裕家夫人、ネットで処女を売る娘に怒り爆発のパートタイマーの妻。

    園ママという小さいコミュニティの中でも色々あって人に見せない裏があるんだなぁ。

    どんな風に決着がつくのかわかりませんでしたがまさかシンママにレイプまがいの暴力的なセックスをしてきた男が近くにいたとは!まさか偽名だったとは!
    騙されました。
    やっぱり双子息子にも受け継がれているっぽいし。

    ラストは何とか平和よりに終わりましたが母親がいじめに気付いていなかったとはいえあの双子息子がどうなるか心配になってしまうものでした

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    2016年12月09日
  • ささやかで大きな嘘 下

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    幼稚園の保護者懇親会ってだけで、何か起こりそうだよね。ましてや、なかなかキャラの立ったこの人たち。

    上では、人物が多くてごちゃごちゃした感もあり、軽いドタバタのコージーものなのかな?と思ったが、下にきて、おやおやおや? 意外にシリアスな面も。

    登場する女性たちの逞しさに比べ、男性がみなアホで軽く見えてくる。。。

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    2016年07月18日
  • 剣姫―グレイスリング―

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    ネタバレ

    最初の方は説明的で、カーツァも粗野な印象でイメージが湧きにくかったのですが、読み進めるにつれて自分の力や環境と対峙していく強い女性に成長していきひきつけられました。
    ポウ王子とのロマンスも殴り合いから始まるの!? と思いましたが、彼女らしい感じで(笑)
    王子優しくてかっこよすぎですよ///
    それにつられてカーツァもだんだん涙もろくてかわいくなってきて、中盤以降は好みの話でした。
    2巻は、過去にさかのぼった話。3巻はタイトルを見るとビターブルー姫改め王女の話になりそう。ビターブルー姫のその後はとっても気になるので楽しみです。
    P.S アン・マキャフリーの「天より授かりもの」とちょっと設定が似てる

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    2013年07月23日
  • 剣姫―グレイスリング―

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    2013/03/26 購入。原題 Graceling、賜持ちという訳語はもう一歩だと思うが、こういう話はとても好き。

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    2013年03月26日
  • 剣姫―グレイスリング―

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    ハッピーエンドなのだけどいまいち爽快感がないのが女性作家らしい。男性作家に比べて人間関係やメンタル的な部分を丁寧に描写していて、それが自分にとっては重い感じ。ただ、「空の都の神々は」よりはあっさり明るめ。

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    2012年09月15日
  • 剣姫―グレイスリング―

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    ヒロイン強い。男性が優しい…というのが最近は流行っているのかなー。
    個人的には好きだけどなんとなくひっかかる(汗)

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    2012年01月15日
  • 剣姫―グレイスリング―

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      ファンタジーらしいシンプルな世界で、何よりもヒロインのロマンスの物語です。ガールミーツボーイもので、例えて言えば、中世風ファンタジーをモチーフにした有川浩の「植物図鑑」といったところですね。
    この世界では、賜物持ち と呼ばれる超人的能力を持った人が生まれます。ヒロインは対人殺傷能力の賜物持ちです。叔父である王に、その能力をこき使われる不幸せなヒロインは、果たして、思うとおりの人生と幸せが掴めるのでしょうか。
    物語は、女子が、世界がこんなだったらどんなに素敵かしら、とうっとりしてしまう展開にあふれています。本当に、胸がすくような気持ちよさです。ここが、この物語の最高なところですね。エンタメと

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    2011年09月19日
  • 剣姫―グレイスリング―

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    ヒロインがバカみたいに強いと、おのずと相手のヒーローがヘタレなイケメンだったり残念なイケメンだったりすることが、今まで読んできたファンタジーには多く、今回もあらすじを読んで勝手にそう期待して買ったんですが……
     
    ごめん、ポオ!!(←ヒーローの名前)
    登場シーンは確かに期待どおりの登場だったけど、ヘタレでも残念でもなかったねっ!
    やっぱり、ヒロインを助けてる感はあまりなかったけど(というかヒロインが強すぎてなんでも一人で出来すぎ)、思い合っている姿は素敵だったし、なによりも生き様がカッコイイよっ!
    その寛容さは宝だよ!
    さすが、女作者。
    でも、運なさすぎだよっ!

    どうやらこれは1冊完結の3部

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    2011年06月14日
  • 夜ふけに読みたい 雪夜のアンデルセン童話

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    『小さいクラウスと大きいクラウス』はぶっ飛んだお話しでした。
    主人公の二人は正直じいさんといじわる爺さん、ではなく、うざくてずるいクラウスと愚鈍で暴力的なクラウス(同じ名前の別人です)で、二人ともまるで善人ではありませんでした。
    持ち馬の頭を叩き割るし、自分のお婆さんの頭を斧でぶっ叩き、馬車に乗せて街まで出かけ薬局に入って
    「死体はいらんかね」
    と売り込んでいました。どんな地獄かと思いました。

    アンデルセン童話は『雪の女王』や『マッチ売りの少女』『親指姫』をはじめ、有名なものがありますが、こんな話もあるのだと衝撃を受けました。

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    2024年02月27日
  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話

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    王子様、お姫様、お城、といった中世ヨーロッパの世界観のお話が多く、まるでディズニーの世界のようだと思いながら読みました。
    帯文にもあったように、日本でよく知られている物語とは結末の違ったお話もあり(3匹のクマや赤ずきんなど)、面白かったです。

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    2023年02月05日
  • 夜ふけに読みたい奇妙なイギリスのおとぎ話

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    そう変わった話はなかった気がする。
    「かしこいモリー」「三人ばか」「赤鬼エティン」など、ろうそくにある話も多かった。
    ろうそくの訳のほうが語りやすい気がするのは、語っているからか?

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    2021年01月25日
  • 死後開封のこと 下

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    自分としては続き物を間を置かず読むことは滅多にないのだが、これは気になって続けて読んだが、それだけ引き込まれた、かというと何か違うような気がしてくる。感情移入しやすいような書き方がうまいんだと思う。吉田修一さんのような。なんすかね、時々あるんだな、読み終わるとスッキリして「さー風呂入ってこよ。来週も楽しみい」みたいな。理解できず、不完全燃焼で、もがいて苦しい読書ほど、「戦友」みたいな感じでのちのち印象に残るんだよなあ。また悪口書いちゃったかしら。

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    2020年12月20日
  • 夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話

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    訳者あとがきから
    これまで日本で読まれてきたイギリスのお話しはジェイコブズという編者の本
    本著はフローラ・アニー・スティールという女性の編者の本からいくつかを選んでまとめた

    よく知るタイトルのお話しも微妙に違って面白かった

    綺麗な娘がたくさん出てきて、苦難に陥っても、人間でない者が現れて、その者の言いつけを守れば(何年単位で)、王様やお金持ちと結婚して幸せに暮しましたとさ
    って話しが多かった印象。

    『美しい娘(プリンセス)、苦労するけど、助けてくれる魔法使いが出てきて、美しい王(王子)様と幸せに暮しましたとさ』
    素敵なプリンセスのお話し
    イギリスのイメージを感じられた

    一番好きなお話し

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    2020年07月08日
  • 死後開封のこと 下

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    ママ友達の、アレコレや、どたばたの中に、自分自身を、見つめる所も、あるけど、因果応報と言うべきか、自分達の罪が、子供に、いってしまうのは、救いがない

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    2020年05月06日