Ajimitaのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パティスリー「月と私」のスイーツは、人を幸せな気持ちにする。
そしてそこにいるストーリーテラーのお話が、スイーツのおいしさを引き出す。
「月と私」のシェフ(パティシエ)とストーリーテラーを中心とした、心温まる短編集。
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「甘い寓話」の通り、甘い甘いお話。
お客さんを中心としたお話から始まり、シェフの糖花とストーリーテラーの語部へと中心的なお話になる。
出てくるスイーツたちの描写が美しく、口がスイーツでいっぱいになった。
レモン系スイーツが多く出てくる。
レモン系が好きな私にはたまらなかった。
クイニーアマンもいいなぁ。
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糖花の物語は、現代版シンデレラのよう。
「結婚してめでたしめでたし」 -
Posted by ブクログ
大人になってしまったわたしは、なかなか青春小説のヒロインに心を重ねられないし推せないことが多いのだけれど(たいてい脇のキャラを気に入ってしまうのよね)、華ちゃんはとても好きなの。
(ということは、もしかしたら10代の子は華ちゃんを好きになれないのかもしれないけれど)
脛に傷はあるけれど、無駄にセンチメンタルでもなくどこか冷静で、鈍感でかわいい。
クラスメイトに華ちゃんいたらわたし絶対に友達になりたいよ。
上空から美少年が落ちてきても落ち着いていられるなんてかっこいいよ。わたしならギャーギャーうるさいよ!
7月に降る桜を探すふたりのことがとても愛おしく(なんとなくそういうことなんだろうな -
Posted by ブクログ
スイーツ好きの作者の本領が余す無く発揮された逸品。
いやあ楽しませて頂きました。
ケーキ屋さんにストーリーテラーとは何ぞやと思ったけど、なるほどねえ。
でも実際にそんな人がいたらちょっと引くかも^^
そしてこれは飯テロいや、スイーツテロだな。
そのケーキ食べたくなるじゃないか!
いくつかの短編の中で、シャイなスイーツ好きくんがオフ会で知り合った人と意気投合する話が、自分たち本好きのオフ会を見ているようでまじ共感した。
シェフの糖花さんとカタリベさんの出逢いのお話も好きだなあ。
それにしてもカタリベさんは堅物なのかそれともMなのか分からんな^^
そしてシェフの妹くんが実に良い味出している。 -
ネタバレ 購入済み
SFから日常系まで色々
やはり短編形式じゃ難しいのか、ガチで泣ける印象は無かったです。
中盤のSF「きみにクローバーの花束を」なんかはモロに泣き要素狙ってる感じなんですけどね。まあ全体的に死別ネタ主体ではありますが、少しひねったお話が多いので、露骨に涙を期待しないほうがいいかも。
純粋に切ない系アンソロジーとして楽しんだほうがいいです。