Ajimitaのレビュー一覧
-
儚く切ない。真白が自分のためから響のために、響は真白のために行動するところが心を動かされました。一気に読むことをお勧めします。Posted by ブクログ
-
ストーリーテラーである語部のスイーツの説明が見事で詳細かつ簡潔に言葉だけで見た目の美しさや味や香りが目の前に立ち上がってくるようで読んでいるだけでうっとりしてしまう。
甘ったるいのに後味はすっと消えていくような儚さをはらむ上質な夢物語。
恋愛パートも少しあるが洋菓子店の2人が美男美女という設定でも...続きを読むPosted by ブクログ -
お菓子にストーリーを付けてお客さんをもてなす話。ひとつひとつのお菓子にストーリーが込められていて読んでて食べた人も読んでる側も幸せになれる。甘いお菓子に溺れたい人に。Posted by ブクログ
-
切なくて,透明で,胸がきゅっとなる話。
青谷真未さんの小説の言葉の透明感が好きで,特にこの話の言葉の使い方が大好きです!ピアニストの指使いのようにすらすらと導かれているみたいに言葉が頭に入ってくるのが,魅力的です。
自分を持つこと,わがままを許してあげることが,一生に一度しかない自分の人生を楽にして...続きを読むPosted by ブクログ -
とっても面白かったです!面白い設定でもキュンキュン出来るし最後の結末はもう予想も出来ない...二度読み必須です!Posted by ブクログ
-
最後らへんの「自分が勤めていた病院にいたすべての人間が、アンドロイドだったことに」の1行で鳥肌めっちゃ立ってめっちゃよかった!!Posted by ブクログ
-
たまたま見つけて読んでみました。生まれて初めて小説で涙を流しました。「究極の恋愛小説」と謳っている通り内容は感動・恋愛。くどさを全く感じなくてすごく透明感のある作品だなと思いました。読み終わった時きっとあなたは温かい涙を流すことでしょう。
-
リクくんのいずみちゃんに対する思いやりが深すぎて、すてきすぎます。最高の幼なじみ。
18年間一緒に歩んできた信頼がひしひしと感じられました。Posted by ブクログ -
表紙買いしたのであらすじを読まずに買いましたが、ストーリーはしっかり作られており、主人公の高校生と青年とのぎこちないけど見ていて癒される会話に悶えました。あやかしがかかわってくるストーリーも違和感なく読み進めれました。
最後の話も伏線(ってほど伏線してないけど)を回収しているので「だからか~」「へ...続きを読む -
洋菓子店「月と私」
美人シェフの作る繊細なスイーツが口の中でとけて、イケメン執事の如きストーリーテラーの語る物語に、心の懲りもほぐれる連作短編集
自分をプロデュースし、ストーリーを添えて新たな気持ちで踏み出すことが、あなたにも出来る…
そっと背中を押してくれるやさしい作品ですPosted by ブクログ -
地味で目立たなかった洋菓子店だった店が一転。イケメンのストーリーテラーが居る店になった途端に大盛況。冴えなかったパティシエの糖花も、ストーリーテラーの語部のお陰で本来の美しさを取り戻した。
そんなストーリーテラーのいる洋菓子店を舞台としたオムニバス短編集。
糖花の事が好きでそれを拗らせた、...続きを読むPosted by ブクログ -
気の弱い主人公は小さいころのトラウマもあり、頼まれたことは断れない。
文化祭でも、手品部生物部文学部と自身の教室の企画に参加する一方、文化祭の事前企画で出会った彼女の落語の出し物につき合う羽目に。
優柔不断な主人公と思い立ったらまっすぐな彼女のやり取りがよかったです。
最後にわかる「やさしい死神...続きを読むPosted by ブクログ -
「世界の中心で愛を叫ぶ」や「君の膵臓をたべたい」と似たかんじの物語。
展開はある程度予想できるのだけど、それでも「予想通りにいかないで」と祈るように読んでしまいました。
主人公2人の不器用でひたむきな真っ直ぐさとか、物語全体の透明感とか、全体的に切なかったです。Posted by ブクログ -
タイトルと表紙に惹かれて買ったけど、読んで良かったと思える作品。展開は予想できてはいたけど進み方が綺麗で終わった後はしばらく余韻に浸っちゃった。Posted by ブクログ
-
読んでるうちにオチはそうなんだろうなあーって気づけたけど、アンドロイドが恋心に苦悶してるログとかはすごい印象的。Posted by ブクログ
-
旬の食材が有るように、旬の読書も存在する。 優柔不断だが優しい主人公。そんな主人公の欠点を補うような即断即決の美人の異性。この時点で布陣は完璧。 エンタメを接種してきた人間なら読んで数ページで展開、結末は読めてしまう。それでも良い。そういう読書があっても良い。 うだるような暑さ、思春期特有の先の知れ...続きを読むPosted by ブクログ
-
大人になってしまったわたしは、なかなか青春小説のヒロインに心を重ねられないし推せないことが多いのだけれど(たいてい脇のキャラを気に入ってしまうのよね)、華ちゃんはとても好きなの。
(ということは、もしかしたら10代の子は華ちゃんを好きになれないのかもしれないけれど)
脛に傷はあるけれど、無駄にセ...続きを読むPosted by ブクログ -
「次郎兵衛さん、死んじゃ嫌だ、返しておくれ、返して、嫌だ、あたいは嫌だ」
落語なのに泣かせるという志ん生の佃祭のフレーズ。読んでるだけでジンとした。一回聞いてみたいと思わせられた。
でもこのフレーズが後に意味を持つとは思わなかったけれど。
ヒロイン玲のパワーと明るさが余計に辛さを増した本でした...続きを読むPosted by ブクログ