【感想・ネタバレ】あやかし屋敷のまやかし夫婦 家守とふしぎな客人たちのレビュー

あらすじ

「鍋の中でコトコトと野菜が煮込まれていくような、心の解ける音が聞こえる小説です」
――額賀澪(作家)

「――お願いです。なんでもしますから、私をお嫁にしてください」
18歳になり、叔父夫婦の家を追い出されることとなった七瀬真琴(ななせ・まこと)。


「――契約として、結婚しませんか。
七瀬さんには一緒に家を守ってほしいのです」
そんな彼女に、肩の上に「誰も見ることのできない猫」を乗せた作家・英千尋(はなぶさ・ちひろ)はそう切り出した――。


これは、鎌倉の「あやかし屋敷」を舞台に、
あやかしに好かれない作家と、あやかしに好かれるお人よしの「契約夫婦」が、
友人から預かった大切なその屋敷を守りながら、心惹かれあっていく物語。

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感情タグBEST3

購入済み

ぎこちない2人とあやかし達と

表紙買いしたのであらすじを読まずに買いましたが、ストーリーはしっかり作られており、主人公の高校生と青年とのぎこちないけど見ていて癒される会話に悶えました。あやかしがかかわってくるストーリーも違和感なく読み進めれました。
最後の話も伏線(ってほど伏線してないけど)を回収しているので「だからか~」「へぇ~」となりました。

#胸キュン #ほのぼの #癒やされる

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2022年04月19日

Posted by ブクログ

友人から託された屋敷を守る契約夫婦が、少しずつ閉じていた心を開いて歩み寄っていくのを見守る小説。
そしてこの夫婦があやかし達の怒り悲しみに寄り添いつつ、人として夫婦として成長していく物語。応援したくなる二人なんですよね。続き楽しみ!

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2025年01月05日

購入済み

好感のもてる2人

虐げられたヒロインや、契約結婚…今流行りのというか、馴染みがあります。そしてあやかしとの共存…その辺りから少し異色を放っている気がしますが、日本の鎌倉辺りの話だし、現実感も漂います。
それでいて無理な設定ではない気がするし、好感のもてる2人です。
じれったい感じはありますが、お互いに想い合ってる感じがこそばゆいです(笑)
謎解きもあり、読んだあとの達成感があります。

#胸キュン #癒やされる #ドキドキハラハラ

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2024年07月20日

Posted by ブクログ

高校卒業後に見合い結婚した二人。愛無き結婚ではあったが、段々関係が良くなっていく。
現代版 わたしの幸せな結婚。

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2022年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は少年と妖怪の甘酸っぱい初恋?友情?話や契約夫婦に割り込むあやかしによる三角関係など、ドタバタはしつつもニヤニヤ読めていたのだが。
特に旦那さん視点のデート話は、本当にニヤニヤ。
ゆえに、後半の展開にはかなり驚かされた。

前半にも黄昏時に本性を表してしまうあやかしの話はあったけれども、まさかあんな展開になろうとは。
「あやかし屋敷」の持ち主に関する真相。
妊婦さんの正体。
そして、退魔師同士の対決に、ある人物たちの正体。
次から次へと設定やら真相やらが飛び出してくるので、後半の情報量は津波のようで溺れそうになった。
待って待って。

明かされた真相は哀しいものや切ない物もありながら、希望あるものもあり、契約夫婦の生活はこれからものんびり続く模様。
まだあくまで「契約」のようですが、いろいろ乗り越えた二人なら大丈夫だろう。

そう言えば、名前のあるキャラで人間だったのは結局数人しかいなかったような。
まさしく「あやかし屋敷」
個人的には狭霧さんがお気に入り。
頼れる姐御、たまらんです。

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2022年04月19日

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