Ajimitaのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ泣きたい、恋愛小説。というと、病気の主人公の話が紹介されました。個人的には冒頭の参加型推理ゲームを通して主人公とヒロインが出会うところが、高校生のみなさんならやってみるのかな~と思いながら読みましたが。「記憶に残るのならいいの。でも携帯とかで記録してると、皆安心してよそ見するでしょ。後でちゃんと見返せばいいや、なんて言いながら、結局見もしないでデータだけたまってくでしょ?それが嫌なの。私はいつも、目の前にいる私のことをみてほしのに」主人公とヒロインの花火をみる場面「肉眼で見る以上に迫力のある映像なんてないのに。掌に収まるくらいの映像を残すたまに、視界いっぱいの花火を見逃してどうするの」
スマホで写真撮って、あとでまた見返していないなあ。と改めて思いました。彼女が主人公に遺したかったもの。10代のみなさんも感じ取ってくれるといいなあと思います。個人的には落語が紹介されていたので、小説を通じて落語に関心を持ってくれる人がいるといいなあと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ佐藤真白は、義肢のリハビリ専門病院で
事務スタッフとして働いている。
外見が生身の女性と寸分違わぬ精巧さで
作られているため、周囲には気づかれていないが、
実はある研究機関から送り込まれたアンドロイドだ。
ある日、院内の庭で散らばったカードを集めている
青年・響に声をかけられる。
響は事故で左腕を失い、義肢のリハビリのため
病院へやってきていた。
屈託なく笑う快活な響とのふれあいの中で、
真白の処理しきれない感情が生まれ始めて…。
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最後までお話の展開が読めないような作品でした。
どんでん返しに驚かされました笑笑
感情を色で表現していくお話に
共感を覚え、読み進めていくととても面白かったです。
ー貴方はこの結末に、嘘偽りなく、
心の底から満足している? -
Posted by ブクログ
高校の文化祭でゲリラ的に落語をやろうとする美少女とそれに巻き込まれる主人公。突飛な設定なだけかと思っていたが、きちんと意味のある展開と回収がされていた。
根っこの展開は最近よくあるものではあるが、味付けで面白みを出している。主人公が抱える、自分がいま居る場所(コミュニティ)から弾き出されてしまうという恐怖感。それ故に彼は様々なものを抱え込んでしまうのだが、その結果の理不尽をヒロインが打ち砕く。したくないことに時間を費やすほど人生は長くない、というのは歳を重ねてより響く言葉である。
余談だけど。ワシは主人公の「嫌だ」と言えずに流されてしまう性格と、その原因となった“自分の我が儘(不注意)で人を傷付けてしまった”幼少期の出来事に(←ネタバレにならないようボカし気味)、自らを重ねて嫌な記憶がフラッシュバックしてしまった。
今にして思えばそれはさほど大業なことではないかもしれないが、幼少の自分の中途半端な知識では、自分の失敗によって家人が死んでしまう……と思い込み、その恐怖感は今に至るも自分の行動に制限を掛けてる場面があるなと思う。