小阪裕司のレビュー一覧
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人は機能ではなく意味(価値)にお金を払う
例:
・オタクの推し活→応援のため
・地元で人気のスーパー→店員と交流のため
・ゴールデンカムイの料理店→マンガ体験
機能を売りにすると、
原価を考えられ安いモノに流れる。
だから、意味=価値が大切。
意味は上記の例のように何個も種類がある。
≪販売方法≫
人は購入の前に2種類のハードルがあり、
①買いたいか買いたくないか
②買えるか買えないか
前者の方が大きな問題になる。
つまり、価値を先に伝えることが大切
例:定食800円→じっくり煮込み3日かけてつくった当店おすすめメニュー
ただ価値は短時間では伝わらないため注意
≪値付けの方法≫ -
Posted by ブクログ
・安売りをする際によく「我慢する」「努力する」という言葉が使われる。ただ、そうやって「我慢するビジネス」は本当に持続可能なのだろうか。さらに言えば、そんなビジネスをやって本当に「楽しい」のだろうか
・「節約」とは「予算配分」の話。自分にとって意味のあるもの(意味合い消費)の予算を増やし、生活必需品(買わなければならないもの)を切り詰めているだけ
・生活必需品への出費を削ってでも使いたいものへのシフト
・ビジネスにおいて、「価格」は主役ではない。主役は「価値」だ。
・Value = Performance / Cost 価値を高めたければ「コストを下げる」か「パフォーマンスを上げる」かのどちらか -
- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
●人の購買行動を創り出すマーケティングについての本
・買うまでの二つのハードル=買いたいか買いたく無いか と買えるか買えないか
・脳は不況を知らない、前者を越えれば後者のハードルは高くない
・購入動機のキーは売りたいものについての「情報」が握っている。情報が動機を喚起(ドーパミンが出される)して購買行動が開始される。
本書ではお客さんの購買行動を作り出すメソッドを紹介。(e.g. フランスワインの紹介)
・不況で真っ先に我慢するのは?1位外食2位海外旅行3位ブランド衣料品 (男性1位は車 女性1位が外食)
★売れないときには「感性情報x購買行動モデル」のどこに問題が生じているかを問 -
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この本に書かれているのはドラッガーのそれと全く同じだと感じた。
「あなたの顧客に集中しなさい」
顧客意外に集中を削ぐものは沢山ある。予算の達成、上司の表情、第三者の評価。 でも、「顧客」に集中しなさい。顧客が動かなければ何も動かない。顧客が動くには「あなた」が必要だという主張は、非常に潔いし論理的だと思う。
お店というテーマで描かれる実例の数々に触れられ、その劇場としての機能を通じて需要を生み出すソフトの部分にしか、人は力点が置けないという本書に触れて、大阪は茨木市にあったギター屋さんや、南森町の親友がやる美容院、大学の時に通ったジャズバー、大阪市西区にあるメチャクチャ取っつきにくいのに毎 -
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ネタバレ・心豊かにする商品はただ棚に置いておくだけでは売れないが、あれこれ考えて、店頭でその価値を伝えるとよくれる。
・消費者の関心は品質要件だけではなく、健康要件、そして倫理要件といったところにまで広がっている。
・個人志向から社会志向へ、利己主義から利他主義へ。私有主義から、シェア志向へ。ブランド志向からシンプルカジュアル志向へ。欧米志向、都会思考、自分らしさから日本志向、地方志向へ。ものからサービスへの本格化あるいは人への重視。
・消費社会というシステムを稼動させてるのは動機と意思決定、そしてその結果としての消費者一人一人の行動である。
・今の消費者が求めているのは、心の豊かさであり。毎日の精神 -
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いわゆる「著者買い」した本。書名にはあまりピンと来なかったのだが、小阪裕司氏の本ならば読んでおこう、と購入してあったもの。
一読し、大変に参考になった。いや、これから実践に活かさなければ、という意味では、大いに「参考になりそう」と表現すべきか。
以前から、「マーケティングというもののあり方が変わってしまった感じがある。しかし、世の中のマーケティングの理論はそれに追いつけていないように感じる。」とはここでも書いて来たが、小阪さんの理論はまさにその「以前とは変わった社会、消費者」とどう向き合うべきか?という命題対して多くの示唆、気づきをくれる。
すなわち、
・ターゲット
とか、
・顧客囲い込み
と