小阪裕司のレビュー一覧
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販売にはいわゆる「ストーリー」を作り出す事が大切。
それは随分前から言われていることです。
しかし、どんな質問を投げかけ、その答えを出していくか
理想概念で留まらないところが素晴らしい。
本書はとても簡潔に具体案を示してくれます。
究極の質問「なぜ今あなたから買わなきゃいけないの?」
これに対する答えを見つける事が第一歩。
参考になる書籍も幾つか載っていましたので
それと合わせて読んでいくとより良い結果が
得られる事でしょう。
ただ紹介するに留まらず、
「満足は絆を生まない」という表記のように
顧客満足に走るだけでは後々の結果に繋がらないという
陥りやすい注意点もしっかりと学ぶ事が出来 -
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筆者の言う通り、世の感性消費行動は変化している。コトラーの時代はSTP、顧客をセグメントしてターゲットを絞り、ポジショニングを明確化することでヒット商品を出し、維持することができた。今日では商品が世に溢れ、ヒットは短命になり、何かのきっかけで面白さがウケて・・・みたいな話は多い。
そういう時代にありながら、これも筆者の言う通り、年長ボスの「オレはA案が好きだな」の鶴の一声で商品コンセプトやデザインを決めている会社は多い。
消費者の感性に着目しよう。手に取ってもらえるプロセスを考えてリピートに至る仕組みをデザインしよう。そのためには顧客とのコミュニケーションをいとわず・・・と、筆者のメッセー -
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消費者が買っているものは「未来の自分」。その商品を手にすることで得られる幸福感(=ワクワク)。それは、より好きな自分を作ること。
なぜその商品を買えばワクワクできるのか、売る側は情報を伝えることが重要(=買うための動機付け)。それを的確に知るには生身の客に寄り添うこと。
消費者が「買いたくなるメカニズム」の説明から、売る側は何をするべきか、最終的にはマーケティングの究極(?)客の育て方までが簡潔な文章で分かりやすく解説されていて、ページ数の割に中身は濃いと思う。
帯にもある「どこでも買えるプリンの売り上げ50倍」の話はインパクトある。簡単に買えるものだから、本書で挙げられている実例の中でもすご -
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感性工学という人が物事をどのように感じ、どのような印象を受けるかということを分析する学問とマーケティングのつながりを述べている本。「売れない商品」というものはほとんどなく、どのようなプロセスを経れば、消費者が「買う」という行動をとるか、ということに重点をおいてビジネスを行っていくべきだという主張だった。最初に例としてあげられていたのが、顧客との関係性を密にする工夫を徹底した酒屋のある銘柄の日本酒の売り上げが前年比三十倍になったという事例だった。それは従来のマーケティングのロジカルなデータ分析に基づいた行動ではなく、感性フレームという人の行動に着目した物事の捉え方だった。いつか見たカンブリア宮殿
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[ 内容 ]
消費者の心と行動を読み解き、「買いたい!」を創り出す。
売れないのは商品や価格のせいではなく、売り方のせいだ。
マーケティング理論と脳科学の進歩でわかった「買いたくなる仕組み」の作り方。
四千社以上での実践から得た具体例も満載!
本書を読めばあなたにもできる!
[ 目次 ]
第1章 脳は不況を知らない
第2章 脳はこうして買い物をする
第3章 モノを買わない脳、「私」を買う脳
第4章 購買行動を創り出すマーケティング
第5章 顧客の感性を育成する
第6章 脳の二つの回路を磨く
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
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Posted by ブクログ
人間が物を買うとはどういうメカニズムか。いまの人間は何を求めて物を買うのか。「人間」という根本からのマーケティング理論を展開する。
いまは「ストーリーの時代」と言われている。家を売るにしても、その家に住んだ後のストーリーが必要だ。家具にしても、その家具を使うストーリーが人の心をつかむ。小阪氏の言葉で言うと、「コンテクストを共有する」ことが必要だ。
企業がコンテクストを発信し、そのコンテクストを共有した客がお金を払う。
これは、学生の就職活動にも言えるのではないだろうか。
学生が自分のコンテクスト(ストーリー)を発信し、そのコンテクストに共感した企業が学生を採用する。であるならば、学生は自分なら