平沼義之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
意図しない廃道歩きは大変だ。廃道だと思わないまま道に突っ込んでみたら廃道だった、というパターンだ。
思い出すと、秋田県の夜明島渓谷から太平湖に抜ける夜明島林道、長野県の朝日村から木祖村への鉢盛山林道は完全に廃道だった。
道が崩れ落ち、背丈より高い木が林立し、そういうところに限って棘のある草が生えていて引っかかって痛い。
そんな道にはクマも闊歩して、出合頭に口と目をひん剝いたクマの驚いた顔を覚えている。
オブローダー(廃道マニア)にとって最も有名なサイトが「山さ行がねが」通称、山行がである。
数十年前に離散した村が建設した林道だったり、
上高地に至る幻のスカイラインだったり、
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購入済み
最初はタイトルを見ても全然わからなかったのですが呼んでいくうちにわかるような内容で良かったです。美少女だけかなと思いましたが しっかりと 廃道 あるあるが組み込まれてるのがわかってよかったです。
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Posted by ブクログ
文庫版"山行が"2巻は伝説の道編。
廃道を行く者たち、オブローダー。彼らは道無き道を行くのではない。かつてそこには道があったが、今は無い。そんな、道の記憶が完全に失われる前に、その痕跡を辿るのに喜びを見出すのが彼らなのだ。
かくいう俺もオブローダー的なことをたまにやる。今年は妙義荒船林道とか鹿曲川林道とか。人工物が自然に飲み込まれていく姿に、ポストアポカリプスをリアルに感じる。人類が消滅すると、世界はこうなるのだ。あぁ無情。
さて、南八甲田を御鼻部から猿飛に突っ切る昭和一桁年に作られ放棄された、旧県道を行く。道では無くなった道は90年を経てどうなったのか。地獄峠と -
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 加須良林道
第2章 数坂隧道
第3章 三郷スカイライン
第4章 千頭森林鉄道大間川支線
第5章 束松新道
第6章 鵲橋
第7章 鳥越林道
第8章 武陵洞
<内容>
最近ブームの「酷道」シリーズかと思いきや(いやいや「酷道」なんですけどね)、初めから「国道」とは名乗っていないさまざまな「道」を辿る話です。著者は自転車と徒歩でこうした道(多くは「林道」なので結構な山道、時に「酷林道」)を踏破していますが、「国道」ではないので、かなり事前調査しています。そこで今回の本に登場する「道」に歴史を感じ、そこを意識しながら実態調査しています。「道マニア」の方の中には、こう -