吉田奈保子のレビュー一覧

  • 特捜部Q―アサドの祈り― 下

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    ネタバレ

    ツラい。
    これ以上、アサドを苦しめないで欲しい。
    アサドの過去が明らかになるたびに、ページの進みが遅くなる。
    なんと業の深い人生なのか・・。

    もちろん小説である。
    フィクションである。
    しかし、作者の想像力をインスパイアするような、私の知らない現実世界が中東に、ヨーロッパにあるのだろう。
    そして、その中で繰り広げられる争いや暴力は必ず人の心に深く刻まれる。
    その深く刻まれたところに物語が生まれる。

    次作は再生の物語になるのだろうか。
    アサドの人生はあまりにも困難でツラい。
    でも最後まで見届けたい。

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    2023年01月03日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 上

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    アサド謎がついに解き明かされます。

    日本人だと感覚的にわかりにくいですが、アラブ系のデンマーク人っているんですね。だから、こういう設定が成り立つと。

    中東難民問題がヨーロッパを覆っていますが、それを背景にして、上手く物語になっていきます。下巻が楽しみ。

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    2022年10月27日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    最新作アサドの祈りを読む前にシリーズの最初から読み返しているところ、ようやく6まで到達、ここまでは3回読んだことになるのだが、細かいところは忘れているので多数ひかれた伏線を確認するためにはやはり必要なことだろう。

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    2021年04月23日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    ローセの過去をからめた事件。
    親子のトラウマや抜け穴のある社会福祉制度など(フィクションとはいえ)幸福の国デンマークでも問題を抱えていることを感じる。
    最後のシーンはいつもより明るくて、ずっと読んでるファンとしては胸が熱くなった

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    2021年01月21日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    今回はカールの例の過去の事件についての言及がなかったな。
    北欧諸国が高福祉の人権重視社会というのは幻想じゃないかと、北欧ミステリを読むたび思う。
    そしてヨーロッパは絶対ナチスの罪を忘れない。

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    2020年08月14日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    デンマーク・コペンハーゲン警察内にある、未解決事件を扱う〈特捜部Q〉のメンバーの活躍を描くシリーズ第六作。

    今回捜査するのは17年前に起きた、少女が車に撥ね飛ばされ木に逆さ吊りになったまま絶命した凄惨な事件。
    この事件を生涯をかけて個人的に捜査していた警察官ハーバーザートが、自らの退官式で拳銃自殺したことをきっかけに〈特捜部Q〉が後を引き継ぐことになる。

    このシリーズの魅力の一つは〈特捜部Q〉のメンバーたちのキャラクター。
    リーダーのカールは基本的に面倒を嫌う質だが、なんだかんだで引き摺られていく。
    アサドはその名前通りイスラム圏の人間らしく、デンマークの慣習や社会からすると浮世離れ的な言

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    2020年09月17日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    ネタバレ

    特捜部Qシリーズ第七作。

    特捜部Qのメンバー、ローラの過去が明らかになる作品。
    長年、父親から精神的虐待を受けていたが、
    その父親は圧延工場で事故死した。
    すぐそばにいたローラは犯人なのか。

    ガンに罹患してしまった社会福祉事務所の女性が、
    自分の担当の生活保護を受けている女性たちを殺していく話も強烈で、
    過去の女性教師殺人事件と現在の老女撲殺事件の関連性について捜査しているはずなのに、
    どうも印象が薄れがち。

    ゴードンがどんどん使える奴になっているのが、楽しい。
    モーナとカールの関係は好転するのか。
    とにかくローラが助かって良かった。

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    2018年10月25日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    シリーズを読み重ねてないと何のことやらさっぱりわからないと思います。事件よりも主人公たちにまつわるエピソードの比重が大きい。ちょっとやり過ぎと思わなくもないがシリーズのファンとしては非常に楽しめました。

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    2018年04月01日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    このシリーズがもう7作目になるとは!
    とは言え読んでいく内に登場人物の事情をだんだん思い出して行くという体たらく。北欧ミステリはスウェーデンもデンマークも何でこんなにボリュームが多いの?
    そして主人公たるカールがあまり好きになれないのが困る。こいつは物分かりが悪いし勘が鈍いしイライラする!その倍アサド頑張れと肩入れしたくなる。
    後味は悪い。犯罪があまりにも簡単に運び都合よく片づいていく。バタバタと死んでくれる。
    ミステリとしての評価は星3つがいいところ。
    ローサの謎が解けたことに追加した星である。
    今回は彼女が主役と言っても良い。ローサが回復するのを心から願って次作を待ちたい。

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    2018年02月11日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    特捜部Qシリーズ第六作。きっかけはボーンホルム島に勤務する警官からカールにかかってきた一本の電話だった。退職を前に心残りの事件の再捜査を依頼するものだったが、相変わらずやる気のないカールはすげなくあしらう。翌日、定年退職を祝うパーティーの席上で、電話の相手ハーバーザートが拳銃自殺してしまう。むげに拒否したことが引鉄を引かせたのだろうか。カールは重い腰を上げるしかなかった。

    事件は十七年前に自動車事故として処理されていた。ハーバーザートは、そのために家族を失ってまでも、なぜかその事件について長年独自の捜査を続けてきた。主を失った家には捜査資料が山のように残されていた。ローセはそれを署に持ち帰り

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    2017年04月02日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    特捜部Qのこのシリーズは、第6作を迎える。
    不思議なことに、回を重ねるごとに読後の余韻が深くなる。中毒症状かもしれない・・・。
    犯罪者は捕まるまで同様の犯罪を繰り返すという作者のメッセージで成り立つ特捜部Qが扱う事件の内容も面白いが、助手アサドの来歴がどう明かされていくのかが楽しみで仕方がない。過去に拘束・拷問を受けたことがあることを匂わせるような語り、ローセの心の闇を蒸し返すような多重人格の登場に、次回作が待ち遠しくて仕方がない。

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    2017年03月05日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    デンマークの人気ミステリ、特捜部Qのシリーズも6作目。
    個性的な特捜部の面々は、またしても思わぬ成り行きに巻き込まれる。

    17年前の事件をとりつかれたように捜査していた刑事が、退官式で自殺してしまう。
    ボーンホルム島で、少女がひき逃げされた事件だった。
    後を託されたと張り切る助手のローサらに、しぶしぶ重い腰を上げるカール・マーク警部補。

    一方、あるスピリチュアル系の団体があり、指導者アトゥは神々しいような長身の美形で、人を惹きつけるカリスマ性があった。
    その片腕の女性ピルヨは、実務面を受け持ち信頼も厚いが、アトゥに近づきすぎる女性はひそかに遠ざけてきた。
    ピルヨの視点での重いストーリーが交

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    2017年01月20日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    カールとアサドとローセ、特捜部Qの個性的で有能な仲間。17年前の少女轢き逃げ事件を捜査していく。今回は特にカールとアサドの友情が胸熱である。

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    2016年11月02日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    このシリーズの難は、キャラがたちすぎてる事やと思う。だいぶこなれてきたし面白いんは間違いないんやけど。

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    2016年09月29日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    続巻が楽しみなシリーズ。個性豊かな登場人物の秘密もまだまだのこったまま。カールとアサドの関係にグッとくる。本筋の捜査のほうも小刻みな場面切り替えで飽きさせない。

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    2016年02月14日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    ネタバレ

    大好きなシリーズの6作目。新しい人も加わり、常連の人たちは相変わらず個性的で楽しい。
    内容は、深い。毎回のこととはいえ一筋縄では行かないというか、後半かなり二転三転して急展開だった。みんな最後の方で色々あって心配!!
    最初の作品の事件もまだ展開中なのに、よく覚えていないのでまた1作目から読んだ方がいいのかも。

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    2016年01月17日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    ネタバレ

    すっかりおなじみの特捜部のメンバー、特にアサドが気になる。意外な犯人・・・はミステリの王道だが、犯罪者には生きて罪を償うべき義務がある。生の方が死よりも困難だとしても。
    それにしてもなぜ北欧の人名は覚えられないのか。男か女かもよくわからない。

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    2015年12月15日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    シリーズ6作目。主人公たちの関係性や、会話それ自体が面白く魅力になるのは、シリーズものの醍醐味だと思う。今作も、過去の事件とある時点でリンクするんだけども、ハラハラ、ドキドキする物語のスピード感はなかった。
    ***
    とにかくやりきれない結末。本当に人を信頼するとは、そして大切なひとを守るとはどういうことなんだろうとぼんやり考えたけれど、もちろんすぐに答えは出ない。こんな極端な事件にはならなくても、ほんの少しのボタンの掛け違えで取り返しのつかないことが起こってしまうのだ、ということを思い出した。

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    2015年12月08日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    【消えたローセに一体なにが起きたのか?】

    北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】第7弾。
    今回のテーマはデンマークの社会福祉政策の闇だ。

    デンマークは社会福祉政策が充実しており、教育・医療・介護が無料であるほか、失業者への支援も手厚い。
    しかし、今作にでも出てくるような、狡猾に生活保護の不正受給をしたりする輩が存在する。
    そんな輩を対応しなければならない職員。
    そしてある日芽生えた殺意。

    また時を同じくして、特捜部Qの仲間であるローセの失踪を追うカール達。
    今作では、精神を病んでしまったローセの壮絶な過去が明かされるので、ローセ推しの方は必読だ。

    ローセ編は時に読むのが辛くなるほどで

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    2023年02月18日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    【カール 最大の危機迫る!?】

    北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】第6弾。

    引退間際の警官からかかってきた一本の電話は、カールたちQのメンバーを十数年前に起きた異常な交通事故の捜査へと導いていく……

    前作の【知りすぎたマルコ】と違い、こんがらがった複雑な糸をひとつひとつ解いていくようなストーリーだった。
    展開もゆっくりめで、途中読みにくいエピソードもあったが、ラストの畳み掛けとどんでん返しはさすがである。

    轢き逃げ犯は全く想像していなかった人物だったので、散りばめられた伏線を探す為にも再読しようと思う。

    今作は新興宗教が事件に絡んでおり、ひとりの導師がキーマンとなっている。

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    2023年02月07日