吉田奈保子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
デンマーク・コペンハーゲン警察内にある、未解決事件を扱う〈特捜部Q〉のメンバーの活躍を描くシリーズ第六作。
今回捜査するのは17年前に起きた、少女が車に撥ね飛ばされ木に逆さ吊りになったまま絶命した凄惨な事件。
この事件を生涯をかけて個人的に捜査していた警察官ハーバーザートが、自らの退官式で拳銃自殺したことをきっかけに〈特捜部Q〉が後を引き継ぐことになる。
このシリーズの魅力の一つは〈特捜部Q〉のメンバーたちのキャラクター。
リーダーのカールは基本的に面倒を嫌う質だが、なんだかんだで引き摺られていく。
アサドはその名前通りイスラム圏の人間らしく、デンマークの慣習や社会からすると浮世離れ的な言 -
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ネタバレ特捜部Qシリーズ第七作。
特捜部Qのメンバー、ローラの過去が明らかになる作品。
長年、父親から精神的虐待を受けていたが、
その父親は圧延工場で事故死した。
すぐそばにいたローラは犯人なのか。
ガンに罹患してしまった社会福祉事務所の女性が、
自分の担当の生活保護を受けている女性たちを殺していく話も強烈で、
過去の女性教師殺人事件と現在の老女撲殺事件の関連性について捜査しているはずなのに、
どうも印象が薄れがち。
ゴードンがどんどん使える奴になっているのが、楽しい。
モーナとカールの関係は好転するのか。
とにかくローラが助かって良かった。 -
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このシリーズがもう7作目になるとは!
とは言え読んでいく内に登場人物の事情をだんだん思い出して行くという体たらく。北欧ミステリはスウェーデンもデンマークも何でこんなにボリュームが多いの?
そして主人公たるカールがあまり好きになれないのが困る。こいつは物分かりが悪いし勘が鈍いしイライラする!その倍アサド頑張れと肩入れしたくなる。
後味は悪い。犯罪があまりにも簡単に運び都合よく片づいていく。バタバタと死んでくれる。
ミステリとしての評価は星3つがいいところ。
ローサの謎が解けたことに追加した星である。
今回は彼女が主役と言っても良い。ローサが回復するのを心から願って次作を待ちたい。 -
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特捜部Qシリーズ第六作。きっかけはボーンホルム島に勤務する警官からカールにかかってきた一本の電話だった。退職を前に心残りの事件の再捜査を依頼するものだったが、相変わらずやる気のないカールはすげなくあしらう。翌日、定年退職を祝うパーティーの席上で、電話の相手ハーバーザートが拳銃自殺してしまう。むげに拒否したことが引鉄を引かせたのだろうか。カールは重い腰を上げるしかなかった。
事件は十七年前に自動車事故として処理されていた。ハーバーザートは、そのために家族を失ってまでも、なぜかその事件について長年独自の捜査を続けてきた。主を失った家には捜査資料が山のように残されていた。ローセはそれを署に持ち帰り -
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デンマークの人気ミステリ、特捜部Qのシリーズも6作目。
個性的な特捜部の面々は、またしても思わぬ成り行きに巻き込まれる。
17年前の事件をとりつかれたように捜査していた刑事が、退官式で自殺してしまう。
ボーンホルム島で、少女がひき逃げされた事件だった。
後を託されたと張り切る助手のローサらに、しぶしぶ重い腰を上げるカール・マーク警部補。
一方、あるスピリチュアル系の団体があり、指導者アトゥは神々しいような長身の美形で、人を惹きつけるカリスマ性があった。
その片腕の女性ピルヨは、実務面を受け持ち信頼も厚いが、アトゥに近づきすぎる女性はひそかに遠ざけてきた。
ピルヨの視点での重いストーリーが交 -
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【消えたローセに一体なにが起きたのか?】
北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】第7弾。
今回のテーマはデンマークの社会福祉政策の闇だ。
デンマークは社会福祉政策が充実しており、教育・医療・介護が無料であるほか、失業者への支援も手厚い。
しかし、今作にでも出てくるような、狡猾に生活保護の不正受給をしたりする輩が存在する。
そんな輩を対応しなければならない職員。
そしてある日芽生えた殺意。
また時を同じくして、特捜部Qの仲間であるローセの失踪を追うカール達。
今作では、精神を病んでしまったローセの壮絶な過去が明かされるので、ローセ推しの方は必読だ。
ローセ編は時に読むのが辛くなるほどで -
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【カール 最大の危機迫る!?】
北欧ミステリーの人気シリーズ【特捜部Q】第6弾。
引退間際の警官からかかってきた一本の電話は、カールたちQのメンバーを十数年前に起きた異常な交通事故の捜査へと導いていく……
前作の【知りすぎたマルコ】と違い、こんがらがった複雑な糸をひとつひとつ解いていくようなストーリーだった。
展開もゆっくりめで、途中読みにくいエピソードもあったが、ラストの畳み掛けとどんでん返しはさすがである。
轢き逃げ犯は全く想像していなかった人物だったので、散りばめられた伏線を探す為にも再読しようと思う。
今作は新興宗教が事件に絡んでおり、ひとりの導師がキーマンとなっている。
と