吉田奈保子のレビュー一覧

  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    2023.05.12
    読み進めるのに忍耐が必要。丁寧に書き進められていることと、なかなか簡単に解決させないやきもきさせるストーリーのため。
    でもそれは悪い意味ではない。私は評価してます。これを読んで歯のケアは重要だと思った。最近歯科に行けてない。予約せねば。

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    2023年05月12日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    なかなか疾走感のある作品で作品でおもしろかったです。
    アサドの過去であったり、冒頭にカールが遭遇した事件は解決されていないので、続編以降で取り扱うのかな。シリーズ通して人気のようですので、継続して読み進めようと思いました。

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    2023年04月07日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    【全欧ベストセラーの警察小説.ᐟ.ᐟ】


    未解決事件の再調査を行う『特捜部Q』
    捜査するのは、はみだし刑事カールと変わり者のシリア人アサド。

    このシリーズ作品は映画で観て面白さは先に知っていたのだが、原作も面白かった。

    北欧ミステリーは初めて読んだのだが、最初は名前に馴染みかなかったので苦戦したものの、テンポがよく一気に読んでしまった。
    ラストのアクションもスリリングで面白い。

    本書で垣間見れる、デンマークの政治や生活様式などが知れるのも新鮮だった。

    カールの過去に自身と相棒2人を重症と亡くした事件が描かれるのだが、こちらも未解決事件であり、今後シリーズにどう関わっていくのか楽しみだ

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    2023年01月19日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 下

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    ネタバレ

    ツラい。
    これ以上、アサドを苦しめないで欲しい。
    アサドの過去が明らかになるたびに、ページの進みが遅くなる。
    なんと業の深い人生なのか・・。

    もちろん小説である。
    フィクションである。
    しかし、作者の想像力をインスパイアするような、私の知らない現実世界が中東に、ヨーロッパにあるのだろう。
    そして、その中で繰り広げられる争いや暴力は必ず人の心に深く刻まれる。
    その深く刻まれたところに物語が生まれる。

    次作は再生の物語になるのだろうか。
    アサドの人生はあまりにも困難でツラい。
    でも最後まで見届けたい。

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    2023年01月03日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    疾走して亡くなったと見られている美貌の女性政治家を巡る過去の事件と、銃撃事件で刑事仲間を失った主人公が追いやられるように配属された特捜部Qで、たった一人の部下と一緒に過去の未解決事件に迫っていく。

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    2022年12月08日
  • 特捜部Q―アサドの祈り― 上

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    アサド謎がついに解き明かされます。

    日本人だと感覚的にわかりにくいですが、アラブ系のデンマーク人っているんですね。だから、こういう設定が成り立つと。

    中東難民問題がヨーロッパを覆っていますが、それを背景にして、上手く物語になっていきます。下巻が楽しみ。

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    2022年10月27日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    ネタバレ

    素晴らしかった!
     
    北欧デンマークを舞台とした警察小説。
     
    犯罪者から銃撃を受け、同僚の一人は死亡、もう一人は寝たきり状態。
    ただ一人軽傷ですんだカール警部補は、復職したてで新設された未解決重大事件を捜査する「特捜部Q」に配属されます。
    最初に手掛けるのは、女性議員失踪事件。
     
    ブグログレビューで高評価を受けていたことから購入。
    読む前はドラマの「コールドケース」みたいな感じの短編集なのかな、と思っていました。
    が、600ページ近くある長編。
    本格的な警察小説でした。
    中盤過ぎくらいで犯人や動機がなんとなく予想でき、その段階では、☆3評価だったのですが、後半のスピードで手に汗握らされ、美

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    2022年02月05日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    被害者側と警察側の話が交互に進む、よく有るパターン。
    折角、話が盛り上がり頁を捲る手に勢いが付きそうなところで、章が変わり、話が別側に移る。
    それこそ先が気になって読み続けるのだろうけど、僕は逆にそこで、読む気力を失う(笑)
    一旦流れを止められると、読む手も完全に休止するので、次の章を読み始めるのに時間が掛かる。
    苦手な構成だ。

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    2021年08月25日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    コペンハーゲン警察が舞台のミステリー。
    主人公カールは、特捜部Qで未解決事件の捜査を任される。はみ出し者ではあるが、魅力的な人物。助手のアサドもユニークで目が離せない。ボリュームのある小説だが、展開が複雑なので長く楽しめる。

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    2021年06月13日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    最新作アサドの祈りを読む前にシリーズの最初から読み返しているところ、ようやく6まで到達、ここまでは3回読んだことになるのだが、細かいところは忘れているので多数ひかれた伏線を確認するためにはやはり必要なことだろう。

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    2021年04月23日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    ローセの過去をからめた事件。
    親子のトラウマや抜け穴のある社会福祉制度など(フィクションとはいえ)幸福の国デンマークでも問題を抱えていることを感じる。
    最後のシーンはいつもより明るくて、ずっと読んでるファンとしては胸が熱くなった

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    2021年01月21日
  • 特捜部Q―檻の中の女―

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    これがシリーズの一作目の様だが、多くの人が嵌るのも無理ない面白さ。さすがに一気読みは辛いがちびちび読むのがお勧め。他の、まして駄作と一緒に読むと尚の事この作品が光って見える。訳も読み易い。

    特捜部Qとはデンマークにおいて実在ではない存在だ。PTSDを追ったカール(事件の捜査で仲間を一人失い、一人を障害者に至らしめた)を軸に据え、たった一人の相棒をつけて解決困難事例を扱わせる。
    アサド!解説によれば、最も変人である事になっているが、デンマークへ来た「シリア人」しかも逃亡政治犯と自ら名乗るだけで十分に紗はかかる。しかし、天才的頭脳とまだら呆け❔がユニークで、人間性も温かくて面白い。この2人の捜査

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    2021年01月15日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    今回はカールの例の過去の事件についての言及がなかったな。
    北欧諸国が高福祉の人権重視社会というのは幻想じゃないかと、北欧ミステリを読むたび思う。
    そしてヨーロッパは絶対ナチスの罪を忘れない。

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    2020年08月14日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    デンマーク・コペンハーゲン警察内にある、未解決事件を扱う〈特捜部Q〉のメンバーの活躍を描くシリーズ第六作。

    今回捜査するのは17年前に起きた、少女が車に撥ね飛ばされ木に逆さ吊りになったまま絶命した凄惨な事件。
    この事件を生涯をかけて個人的に捜査していた警察官ハーバーザートが、自らの退官式で拳銃自殺したことをきっかけに〈特捜部Q〉が後を引き継ぐことになる。

    このシリーズの魅力の一つは〈特捜部Q〉のメンバーたちのキャラクター。
    リーダーのカールは基本的に面倒を嫌う質だが、なんだかんだで引き摺られていく。
    アサドはその名前通りイスラム圏の人間らしく、デンマークの慣習や社会からすると浮世離れ的な言

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    2020年09月17日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    ネタバレ

    特捜部Qシリーズ第七作。

    特捜部Qのメンバー、ローラの過去が明らかになる作品。
    長年、父親から精神的虐待を受けていたが、
    その父親は圧延工場で事故死した。
    すぐそばにいたローラは犯人なのか。

    ガンに罹患してしまった社会福祉事務所の女性が、
    自分の担当の生活保護を受けている女性たちを殺していく話も強烈で、
    過去の女性教師殺人事件と現在の老女撲殺事件の関連性について捜査しているはずなのに、
    どうも印象が薄れがち。

    ゴードンがどんどん使える奴になっているのが、楽しい。
    モーナとカールの関係は好転するのか。
    とにかくローラが助かって良かった。

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    2018年10月25日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    シリーズを読み重ねてないと何のことやらさっぱりわからないと思います。事件よりも主人公たちにまつわるエピソードの比重が大きい。ちょっとやり過ぎと思わなくもないがシリーズのファンとしては非常に楽しめました。

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    2018年04月01日
  • 特捜部Q―自撮りする女たち―

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    このシリーズがもう7作目になるとは!
    とは言え読んでいく内に登場人物の事情をだんだん思い出して行くという体たらく。北欧ミステリはスウェーデンもデンマークも何でこんなにボリュームが多いの?
    そして主人公たるカールがあまり好きになれないのが困る。こいつは物分かりが悪いし勘が鈍いしイライラする!その倍アサド頑張れと肩入れしたくなる。
    後味は悪い。犯罪があまりにも簡単に運び都合よく片づいていく。バタバタと死んでくれる。
    ミステリとしての評価は星3つがいいところ。
    ローサの謎が解けたことに追加した星である。
    今回は彼女が主役と言っても良い。ローサが回復するのを心から願って次作を待ちたい。

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    2018年02月11日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    特捜部Qシリーズ第六作。きっかけはボーンホルム島に勤務する警官からカールにかかってきた一本の電話だった。退職を前に心残りの事件の再捜査を依頼するものだったが、相変わらずやる気のないカールはすげなくあしらう。翌日、定年退職を祝うパーティーの席上で、電話の相手ハーバーザートが拳銃自殺してしまう。むげに拒否したことが引鉄を引かせたのだろうか。カールは重い腰を上げるしかなかった。

    事件は十七年前に自動車事故として処理されていた。ハーバーザートは、そのために家族を失ってまでも、なぜかその事件について長年独自の捜査を続けてきた。主を失った家には捜査資料が山のように残されていた。ローセはそれを署に持ち帰り

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    2017年04月02日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    特捜部Qのこのシリーズは、第6作を迎える。
    不思議なことに、回を重ねるごとに読後の余韻が深くなる。中毒症状かもしれない・・・。
    犯罪者は捕まるまで同様の犯罪を繰り返すという作者のメッセージで成り立つ特捜部Qが扱う事件の内容も面白いが、助手アサドの来歴がどう明かされていくのかが楽しみで仕方がない。過去に拘束・拷問を受けたことがあることを匂わせるような語り、ローセの心の闇を蒸し返すような多重人格の登場に、次回作が待ち遠しくて仕方がない。

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    2017年03月05日
  • 特捜部Q―吊された少女―

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    デンマークの人気ミステリ、特捜部Qのシリーズも6作目。
    個性的な特捜部の面々は、またしても思わぬ成り行きに巻き込まれる。

    17年前の事件をとりつかれたように捜査していた刑事が、退官式で自殺してしまう。
    ボーンホルム島で、少女がひき逃げされた事件だった。
    後を託されたと張り切る助手のローサらに、しぶしぶ重い腰を上げるカール・マーク警部補。

    一方、あるスピリチュアル系の団体があり、指導者アトゥは神々しいような長身の美形で、人を惹きつけるカリスマ性があった。
    その片腕の女性ピルヨは、実務面を受け持ち信頼も厚いが、アトゥに近づきすぎる女性はひそかに遠ざけてきた。
    ピルヨの視点での重いストーリーが交

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    2017年01月20日