吉田奈保子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
愉快な3人の未解決事件担当刑事が繰り広げるデンマークの警察小説第6段です。
前作のマルコ事件から3年が経った。今回は、デンマークの東、バルト海にあるボーンホルム島の警察官が自分の退官パーティで拳銃自殺した。カール、アサド、ローセのお笑いトリオならぬ刑事達は、現地に向かい自殺した警官ハーバーザートの息子に会いに行くと息子も自宅で手首を切って死んでいた。
生前ハーバーザートは、17年前に自らが発見した少女が亡くなった未解決の交通事故に執着していた。
カール御一行は、管轄外の島での捜査には訳がある。自殺した警官クレスチャン・ハーバーザートは命を絶つ前日に面識の無いカールに電話をし捜査協 -
-
-
-
Posted by ブクログ
シリーズ6作目。反目し合うこともありつつ基本的には良識のある上司だったヤコプスンから退職することを告げられただけでなく、後任がカールの天敵のようなビャアンで、前作でミイラと一緒に数日間監禁されるという猛烈な目に遭い、モーナとも別れ弱り目に祟り目のカール。10作で完結予定のシリーズ起承転結の転から結にかかる一作にあたるせいか、表題の事件だけでなく、シリーズを通して影を落としている2つの案件(カール自身が当事者として関わった釘打ち機の殺人と、おじの水死事故)もじわじわ展開しています。アサドの過去についての謎、ローセの心の傷、カール自身がPTSDを受けることになりいまだ正面から向き合う事も出来ないつ
-
-
Posted by ブクログ
未解決事件を扱う<特捜部Q>シリーズ第七作。
前作「吊るされた少女」事件から二年が経った2016年の設定。
一番気になっていたアサドの親指の状態だが、やはり無事というわけにはいかなかったようだ。だがアサドも特捜部Qリーダーのカールも、内面の混乱はともかくとして表面上は日常を取り戻しているようだ。
一方で前作の終盤から様子のおかしかったローセが、二年経った現在も仕事ができないほどの酷い精神状態に陥っている。そしてついには精神科に入院という事態で一時的に特捜部Qから離脱という状況だ。
今回の作品は今までと構成を変え、現在進行形の事件と特捜部Q側とで並行していくスタイルを採っている。
現在進行形 -
-
-
Posted by ブクログ
シリーズ第七弾は多くの事件が複雑に絡み合い、カールたちは東奔西走大わらわ。そこへローセのヘヴィーな過去が切込んでくるというボリューミーな展開。
事件の背景にあるのは福祉社会の暗部。加害者、被害者とも女性なので、同性故の共感できる部分もちらほら。両方の立場に立つと確かにどちらもムカつくよね。だからと言ってこういう手段に出る? 動機の部分で説得力に欠け、自撮り女たちの行動も無理矢理っぽい。
完成度の高いシリーズなので面白く読める安定感はあるけれど、今回は複数の事件とローセの過去という別個のストーリーが並走しているように思えて、読書中はモヤモヤが強かった。 -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
魅了する少女アルバーテ
太陽のカリスマ、アドゥことフランク
釘打ち事件は進展する
ハーディは少し回復し車いすで飛び出すくらいに。
カール、アサド、ローセ。
セラピストの催眠術カウンセリングでそれぞれの心に秘めていた傷が揺り起こされる。
カールは飛行機、アサドはサイードという名前で活動していたときのこと、ローセは父親と家族のこと。
事件そのもののラストがすっきりしない。これは解決したのか? 始めから誘導されているようでその誘導も間違っている。
アサドは大けがしているし、ローセは自傷してしまうし、カールはいとこから恐喝されていて上司のラース・ビャアンからも睨まれてしまうし。
それにしても、 -
-