あらすじ
キプロスの浜辺に、難民とおぼしき老女の遺体が打ち上げられた。新聞で「犠牲者2117」として紹介された彼女の写真を見たアサドは慟哭し、ついに自らの凄絶な過去を特捜部Qのメンバーに打ち明ける。彼女は、彼が生き別れた最愛の家族とつながりを持つ人物だった。一方、Qには謎の男から殺人予告の電話がかかってきた。Qの面々は男が凶行にいたる前にその所在をつきとめられるのか? 北欧警察小説の最高傑作シリーズ!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今まで、濁されてきたアサドの事が明らかになる。
ある程度の予想はしてたけど、それ以上に壮絶で。
どうして、同じ人間同士で、あんな事が出来るのか。
救いようがないほどに愚かなのが人間なのか。
ラースとアサドの関係も
サミルとアサドの関係も
アサドがこっそりスカイプで会話していた相手も
東欧にコネがある理由も
アサド・・・
なんというものを背負っていたのでしょう・・・
辛い過去を持つもの同士のローセによりアサドの過去がつまびらかになる。そして、特捜部Qのチームで共有し、アサドの家族を取り戻す為動きだす
モーナの次女が亡くなっていたり
ラースが突然心臓発作で亡くなったり
ラースの兄まで亡くなったり、
危篤って言われていったらヴィガの母親は案外元気だったけれど。
辛い話の中、嬉しい話もあったよ。
ローセが戻ってきたり
ラースの後任にマークスが復帰したり
モーナとカールの間に子どもが授かったり
モーデンとミカが復縁してたり
ハーディがもしかすると動けるようになる可能性が出て来たり(助けになる確信はないらしいけれど)
ブレインコンピューターインターフェース!
ローセとマークスの復帰は涙出た。
後、休暇を使ってドイツに突撃したアサドとカールがドイツ警察とチームを組む事になったのは、胸熱です。
だって、ふたりだけで最初、対決するつもりだったわけでしょ?
心配で心配で・・・
アサドが餌になるのは辛いけど、アサド自身はもともとそのつもりだったわけだから、一緒に戦ってくれる仲間が増えるのはありがたい。
デンマーク留守番組のローセとゴードンも、別の事件を捜査してるから、それもどう絡んでくるのか。
今回の事件の発端?とっかかり?になるジュアン。
読み進めて行くほど、フラグ立てまくってて、ある意味笑えるのが凄い。フラグ通りに悪い方向悪い方向へ流されてる。時にはコントのような・・・
果たして、彼は生き延びることが出来るのか・・・
日本のひきこもりについての言及があるのには、驚きました。日本特有の社会問題なんだ・・・
日本の価値観・・・
下巻、
アサドにどんな事が襲い掛かるのか 心配で心配で仕方ないからこそ、続きを読まねば・・・
Posted by ブクログ
話がパラパラと飛んで行くので、なかなか夢中にはなれないかな。
それとね、日本刀一振は、洋剣よりはるかに重いので、慣れない人が振り回すと足切ります、と言いたい。