石井登志子のレビュー一覧

  • 暴力は絶対だめ!

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    平和について
    子どもはいつか大きくなって大人になり世界を動かす時、どうなっているか、ゲーテの言葉に人は自分が愛する人からのみ学ぶものとある。家庭であっては自分の親から最初のしつけの暴力をうける。台所の石は特に感動した。

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    2025年11月12日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    獅子の勇気、狐の知恵、貝の忍耐で戦争をしなかったスウェーデンに住む、リンドグレーンの日記。ケストナーの日記より記録期間が長い。

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    2025年01月25日
  • 暴力は絶対だめ!

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    光村教科書 6年生紹介本だが大人に向けられた内容。
    児童文学作家のアストリッド・リンドグレーンが、1978年にドイツ書店協会平和賞受賞した授賞式で、子供への躾という暴力撲滅を熱く訴えたスピーチを本にしたもの。

    ===
    リンドグレーンは語りかける。

    「人類は何千年にもわたって戦争をしてきたいうことは、絶えず暴力に訴えてきたということだ。しかし人間はみんな平和を望んでいる。手遅れになる前に人間が生まれ変わることはできないのだろうか。
    将来この世界を動かすことになる子供たちはどんな社会を望むのか?暴力がのさばり続ける社会なのか、平和な連帯感を持った社会なのか。
    子供たちが接する家庭が愛情を示すこ

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    2023年11月16日
  • やかまし村の春夏秋冬

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    やまかし村はやっぱりいいなあ。

    湖でたべものをちょっぴりお母さんから奪ってきて(全然奪ってないとこがまた可愛い)晩ごはんとか憧れるなあ。またこの晩ごはんの美味しそうなこと!

    よろこんでもらうって、たいへん!の章も心が溶けた。リーサのお母さんの返事がよすぎて幸せになった。

    結婚の話も可愛すぎて、この子たちは大きくなったらどうなっているんだろうと、思わず考えずにはいられなかった。男の子たちは照れながら、なんだかんだで女の子たちにおされてくっついたりしてたらいいのに。

    おじいちゃんの
    「おまえさんたちが、できるかぎり子どもでいられるのは、すばらしいことなんだよ」
    という言葉がとても印象に残っ

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    2021年02月07日
  • やかまし村の子どもたち

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    小学生のとき、「まんがじゃない本もおもしろい」って思わせてくれた、読書の入り口となった本。昔の本だけど、息子も娘たちも大好き。全部読み聞かせしました。ブックトークでも「テーマ」を変えてよく使います。 少年文庫の「あとがき」が秀逸。

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    2021年02月04日
  • やかまし村の子どもたち

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    とても懐かしかった。
    やかまし村の子どもたちの映画も大好きで、何度も見たことを思い出す。あの生活は本当に憧れで、私も干し草小屋で寝たかったし、手紙のやりとりがしたかったし、野イチゴ食べたいし、あんな楽しそうな登下校がしてみたいと思った小さい頃のままの気持ちが蘇ってきた。

    そういえば忘れていたけど、リーサと私の名前が似てるからそれも好きなポイントだったなあ。

    イングリッド・ヴァン・ニイマンの挿絵もとても可愛くて、ほっこりするし、小さい頃のわくわくを思い出させてくれる。

    いまとても満ち足りている。いい本を読むってなんて幸せなことなんだろう。

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    2021年01月28日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    貴重な太平洋戦争の資料が書き記されているスウェーデンのベストセラー作家が遺した戦争日記
    ナチスドイツとその周辺国の関係性が驚くほど良く解る
    衝撃を受けたのは、
    著者の国スウェーデンの立ち位置である
    表面的には中立国を形作っていたのだけれど
    100%中立ではなかったということである
    では、どちらに傾いていたのでしょうか?
    この日記をぜひ読んで
    中立とは何なのか考えておいてほしい
    高福祉国家へと向かう国の一つの側面を
    感じておくことが重要だと思っている
    善と悪、その判断の境界線を引くのは
    かなり難しいということである

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    2019年06月01日
  • ブリット-マリはただいま幸せ

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    読後のこの幸福感、リンドグレーンじゃないと味わえない。デビュー作、徳間さん出してくれてありがとうございます

    4回目、リンドグレーンは心のリハビリに効果的

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    2021年03月30日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    あれっと思ったけど、あのリンドグレーンだった。“ピッピ”や“カッレくん”を書く前の家庭の主婦だった頃の第二次大戦記録。手紙の検閲という臨時業務で得られる情報の他は、新聞とラジオだけで戦争全体を客観的に論評できるリンドグレーンの慧眼はすばらしい。中立国としてのスウェーデンのしたたかさと、冷酷にも感じる立ち回り方を客観的に捉えながらも、戦火に巻き込まれる他の北欧国、特に独ソ及び連合国に蹂躙されたフィンランドに対する深い同情と戦争に対する憎しみが切実に記録されている。
    人はだれもが、酢漬けニシンのサラダやバターがたっぷり乗ったパン、記念日のお菓子、家族で映画やサイクリングに行くことで十分な幸せを得る

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    2018年10月16日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    『何より恐ろしいことに、いまやもう、みんなドイツの敗北を願っていないのだ。理由は、いよいよロシアが再び動き始めたからだ』―『六月一八日(1940年)』

    自身の性格として物事に白黒つけたがると自覚しているが故に、なるべく自分自身の判断ではなく他人の主張を総合して結論付けるように心がけている。それは様々な人々が出入りしながら一つの目的を達成するという仕事のやり方、環境の下で働いてきたことによる癖でもあると思う。その癖を多様性という言葉に託して必要以上に肯定的に捉える傾向も、ついでに言えば、ある。しかし多様性の重要性が声高に叫ばれるようなご時世とはいえ、多様性を功利に結び付ける話ばかりが目立つ現実

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    2018年05月08日
  • 暴力は絶対だめ!

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    長くつ下のピッピで著名なリンドグレーンがドイツ書店協会平和賞の授賞式で行った演説を書籍化したもの。子供のしつけに暴力はいらない、家庭内民主主義が社会を、世界を変えていくのだという信念のもと、熱く説かれた名演説です。

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    2015年10月02日
  • 暴力は絶対だめ!

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    「長くつ下のピッピ」の作者アルスレッド・リンドグレーンは、1978年にドイツ書店協会平和賞を受賞しました。
    授賞式でのスピーチがこの「暴力は絶対だめ!」です。
    1978年のスピーチですが、2015年の今の世界の状況や、日本の政治状況、家庭、教育現場や、職場の人間関係など、悲しいほどに当てはまることだらけです。
    まずは、このリンドグレーンのスピーチを読みあわせて、家族で、今国会でおこっていること、沖縄の基地のこと、シリアの難民のこと、ISのこと、はなしあってみたらどうかな?とおもいました。
    「暴力は絶対だめ!」が、大前提になれば、たいがいの社会問題は、解決できるような気がします。
    ユートピアかも

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    2015年09月16日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    『長くつ下のピッピ』の生みの親で、私生活では二児の母でもあったリンドグレーン氏。
    彼女の名前を聞いてまず思い浮かべるのは、子どもや木登りが大好きな元気いっぱいのおばあさん。何年も前に絵本雑誌MOEで見た肖像写真はどれも表情豊かで、幼少期に知り合っていたら、間違いなく懐いていただろうなーと思う。

    だが本書での彼女は、一貫して文章がこわばっており、のちの児童文学作家像とはなかなか結びつきにくかった。(当時の肖像写真も凛としていてイケメンなんだけど、私のよく知る屈託のない笑顔からは程遠かった)
    第二次世界大戦の開戦(1939)から終戦(1945)までを日記に綴っていたというリンドグレーン氏。日記に

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    2025年05月04日
  • 暴力は絶対だめ!

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    シンプルな言葉で、とてもシンプルなことを言っているのだけれど、それができないまま何千年も過ごしてきた人類。
    本書に収められている演説はもう40年くらい前のものだけれど、これまでの歴史同様、彼女が危惧していることが何も変わらないまま、暴力による支配が今現在も世界で起こっているという悲しい現実。
    国と国などに限らず、家庭という小さな単位ですら、力の強い者が弱い者を暴力でコントロールしようとする愚行がまかり通っている。
    この前は親が「いい暴力と悪い暴力がある」なんて大真面目に言って、子どもを暴力でコントロールしようとした自分を正当化してたからね。自分の親としての能力の無さを露呈させているだけだってこ

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    2025年02月22日
  • やかまし村の春夏秋冬

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    仲良しの友達が隣の家に住んでいて、箱と長い糸を使って手紙を交換したり、木の枝を伝わって行き来したり、一緒に遊んでいたずらもして、こどもの頃にこんなふうに遊びたいと思っていたことが全部詰まっている感じ。食べ物やクリスマスの様子などスウェーデンでの暮らしのこともわかって興味深い。赤ちゃんが足の親指をなめるのを素敵なことだと思うところや、何をしたら喜ぶかと聞かれたときの母親の答えに愛情がたっぷりと感じられて、幸せな気分になれる物語だった。

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    2024年04月06日
  • やかまし村はいつもにぎやか

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    子供の読んでいた本を読んでみたら、とってもよかった。

    話もいいけれど、挿絵がとっても合っていていい雰囲気を出していたと思う。

    素直に日々の出来事、季節の行事を楽しめるのは何歳くらいまでなんだろう?大人が読むととてもいい気持ちになれると思う。

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    2023年03月23日
  • やかまし村の子どもたち

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    なんてのびのびと明るい子ども生活だろう。現代の日本の子どももメディアに毒される前に、出会ってほしい。

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    2021年06月27日
  • ブリット-マリはただいま幸せ

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    リンドグレーンのデビュー作。
    15歳の少女のワクワク感、あたたかな家族の日々、
    美しいスウェーデンの季節の移ろい、
    読んでいて、幸福感に包まれる。

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    2021年01月29日
  • リンドグレーンの戦争日記 1939-1945

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    自国は戦争に参加していないにも関わらず、近隣諸国に胸を痛めるリンドグレーン。
    国々の連盟はオセロのように次々に裏返り、戦時中に信用できるものなんて何もないんだなと痛感した。
    今のアメリカと日本の関係なんて簡単に覆る。安倍はそのときにどうするつもりなんだろう。

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    2018年07月31日
  • ブリット-マリはただいま幸せ

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    リンドグレーン作品の中で1番好きなのがこの本です。読むたびに幸せな気持ちになれる本に出会えて、本当によかった。こういう本に出会うために、できるだけたくさんの本を読もうとするだろうな、と思います。

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    2011年09月07日