倉島保美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
学問として確立されているライティングの技法の一つで、ビジネスレポートや学会論文などで、相手に自分が伝えたいことを的確に伝えるための技法である「パラグラフ・ライティング」に関する入門書です。
本書では「パラグラフ・ライティング」を「世界標準」とまで言っています。それほど優れた技法なのでしょうか。
実は優れた技法であるから世界標準であるとは、本書でも言っていません。本書でパラグラフ・ライティングを世界標準とまで言っている理由・根拠は、以下の2つです。
・学問として確立している分野の現時点における一つの結果であること。
・ビジネスや学会を前提とする場合、今のその中心は欧米であり、その欧米では学校 -
Posted by ブクログ
プレゼンでの言葉の論理性を指南する本かと思ったら・・・
プレゼンのスライド同士の「論理性」、箇条書きの各項目間の「論理性」とは!
コンサルの人が書いたプレゼンの指南書にも出てくる、フレームワークとか、MECEの話は、ここにも出ていた。
例えば、フレームワークのこと。
私はこれまでいくつか、フレームワークの「型」があって、それを適用しているのだと思っていた。
でも、この本を読んで、書き出してみた項目を睨みながらフレームを自分でつくっていく、ということが分かった。
既存のフレームワークを覚えてはいけない、とはっきり書いてある。
MECEについては、本書を読んでもまだもやっとしているが・・・
こ -
Posted by ブクログ
ネタバレ英語で論文を書くときの心得がつまった良書。
この本を読んだ感想のマインドマップです。
yfrog.com/kjrcizjj
この本を読んで得た知見
文章をわかりやすくするには、以下のことが重要とのこと。
読み手を特定する。
伝達すべき情報を特定し、整理する。
情報を最も効果的に伝達するための文章構成を考える。
コミュニケーション技術を向上させる。
メンタルモデルに従う。
メンタルモデルとは、人がある情報に対して独自に作り上げる
心の世界、または入力情報と個人の知識に基づく、独自の仮説
納得できて、現在執筆中の論文にもとても参考になった。 -
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
英文のビジネスレターや論文執筆に格好の指南書。
文章構成、論理展開、状況に合った表現など本書が紹介する手順に従って、英文を組み立てれば、自ずと「言いたいこと」が相手に伝わる。
[ 目次 ]
第1部 なぜ伝わらないなぜ書けない(英語学習常識のウソ;本当の問題点はここにあり;こうすれば伝わる、書ける)
第2部 英語がすらすら書けるコツ(文章の展開法を知る;文をなめらかにつなぐ;好感を与えるよう表現する)
第3部 こういう英文なら誰でも書ける(製品紹介;提案書;技術報告 ほか)
付録(英文の質を上げる10のTIPS;E‐MAILでの10の注意点;英文作成を助けてくれる電子ツール)
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Posted by ブクログ
ネタバレ悪文書きまくりの私に上司が貸してくれた。難しくて読むのかなり辛かった(嫌々2回読んだ)けど間違いなく役に立つ内容だった。以下忘れたくないところメモ。
・文章の冒頭ではその文章で伝えたい重要な情報(結果や結論)をまとめた要約(総論)を書きその後に総論で述べた事をその順番で個別で詳細説明(各論)していく。
・読み手のメンタルモデル(これはこういうことだろうという予想)通りに文章が展開していけば読み手は情報を高速で処理出来る。
・パラグラフの冒頭には要約文(その文を読んだだけでそのパラグラフのポイントが理解できるほど具体的な文)を書く。
・既知の情報から未知の情報へ展開する。文頭には既に述べた情報