あらすじ
日本人は議論が下手、とよく言われます。もしあなたも「議論するのは苦手」だとしたら、それは正しい議論のしかたを知らないからです。議論とは、自分の主張を押し通したり、相手を打ち負かしたりするような勝敗を競うものではありません。Win-Winでベストな成果を導き出す、論理的で生産的な話し合いです。5つの基本技術と、思わず「なるほど」と膝を打つ実例で、議論上手になるテクニックを学んでいきます。(ブルーバックス・2015年5月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
議論に勝つための指南書ではなく、議論を深めWin-Winに導くための書。所々で「使ってはいけない裏技」が出てくるのが面白い。世の中、いかに噛み合わない議論が多いのか実感する。
実際の記事や社説・コラムを用いているところも面白い。悪例に出された人は面白くないと思うが。
Posted by ブクログ
1 最初にロードマップを述べる
2 並列している情報はナンバリングする
3 項目ごとにラベリングする
4 先に要点を述べる
5 リンクの説明は言葉を重複させる
伝達の技術、傾聴の技術、質問の技術。検証の技術
Posted by ブクログ
事例による実践はなかなか難しかったですが、理論自体は体系的に述べられていて非常分かりやすかったです。個人的には主導権を渡してしまわないように、詭弁の型をある程度認識しておきたいと思えました。
また、反証型反論によって原案をブラッシュアップしていくこと自体は建設的な姿勢だとは思うのですが、どうも原案側のレールに乗せられてしまっているようなか感覚が拭えません。反証することが話し合いというの最もなのですが、制限時間がある中では、相手の引いたレールの上での議論で時間切れが来てしまい、自身の最善だと思う主張に辿りつかないという問題点もあるのではないかと感じます。