あらすじ
『書けない』悩みが一気に解消!
仕事の効率をグンと上げるビジネス・ライティング。
7つの法則 × 実践トレーニング = 読み手に届く文章。
目指すのは相手に「読ませない」文章!
ビジネス文書で求められるのは、
●伝達性 (内容が効率よく伝わる)
●論理性 (内容が論理的に構成されている)
●作業性 (文章を速く書ける)
つまり“書き手も読み手も「負担がかからない」文章テクニック”です!
基礎編⇒ 理論編⇒ 実践編と順を追って説明する構成で
「書く技術」が飛躍的に向上する一冊です。
■本書の特徴
「読み手に負担をかけないビジネス文章」を書けるようになるために、
次の文章を有しています。
・文章やパラグラフの構成に焦点を当てている
・なぜそう書くのかという理屈を丁寧に説明している
・書き手が考慮すべきポイントを7つに絞っている
・多くの例文と演習問題を掲載している
・本書の説明そのものが、7つのポイントを守っている
■本書を読んでほしい人
論理的な文章の書き方を学んだことがある、
ないにかかわらず、全てのビジネスパーソンをターゲットにしています。
■目次
・本書の目的
・本書の読み方
●基礎編 「書く技術」が身につけば、仕事の効率はもっと上がる!
・基礎1 「読ませない」文章を書こう
・基礎2 文章の良し悪しがビジネスの成否を分ける
・基礎3 「書く技術」は経験では身につかない
・基礎4 文章を構成するには読み手のメンタルモデルに配慮しよう
・基礎5 負担をかける文章とかけない文章、どこに差があるの?
●理論編 「書く技術」が驚くほどアップする ビジネスライティング7つの法則
・法則1 文章の冒頭には重要な情報をまとめて書く
・法則2 詳細はパラグラフを使って書く
・法則3 パラグラフの冒頭には要約を書く
・法則4 文頭には既に述べた情報を書く
・法則5 並列する情報は同じ構成、同じ表現で書く
・法則6 ひとつの文には、ひとつのポイントだけを書く
・法則7 無駄なく、簡潔に書く
●実践編 パターンと手順を覚えて、実務の文章作りにトライしよう!
・実践1 ビジネス文章は、この型を覚えよう
・実践2 ビジネス文章はこの手順で書き上げよう
・実践3 提案書を作ってみよう
・実践4 調査報告書を作ってみよう
・実践5 技術報告書を作ってみよう
・実践6 回答書を作ってみよう
・実践7 作業指示書を作ってみよう
・あとがき
■著者 倉島保美
1961年東京生まれ。85年東京大学工学部卒業。同年NEC入社。92年よりライティングの指導を開始。
03年NECエレクトロニクスを退職。現在、有限会社ロジカルスキル研究所代表取締役。
英語、日本語のライティング、プレゼンテーション、ディベート、論理的思考法についての指導を
企業や自治体、大学などで年間150回以上行っている。
著書に『論理が伝わる 世界標準の「書く技術」』や『論理が伝わる 世界標準の「プレゼン術」』(ともに講談社)などがある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
非常に実務的で示唆に富む。等位接続助詞のくだりは、激しく同意。(本間)
「読み手に負担をかけない文章」を構成するポイントが参考になる。(宮内)
テクニックどおりの文章とそうでない文章の対比が、より理解を深めた。(尾髙)
Posted by ブクログ
私は相手に「伝わる」文章を今まで書けていただろうか。サラリーマンとして、もっと早くこの本を読んでおきたかった。
そして「伝わる」をテーマにしてるだけあって、めちゃくちゃわかりやすい。ビジネスの現場で文書を書くうえでの正しい知識が得られる、信頼度100%の本。
Posted by ブクログ
パラグラフなど、文章書く上で知らないこともあり、よく学べた
メンタルモデルが崩れると分かりづらい文章になる。
人は先を想像しながら文章を読んでいく。その通りになる文章が良い文章。
人は歳をとるとせっかちになる。
仕事をした人はやった通りに説明する方が楽。
なので結論が最後になる。
そこをひっくり返して報告することが大切。
1つの文には、1つのポイントを書く
て、し、り、が、はなるだけ使わない
Posted by ブクログ
アメリカ式パラグラフライティングが学べる本。
豊富な実例と改善例で、その効果の高さに納得しながら読み進められた。トレーニングも実際に考えながら取り組むことで、学んだ理論を習得できる。定期的に読み直したい。
Posted by ブクログ
「相手のメンタルモデルを意識する事で伝わり方が10倍違う!」
メンタルモデルとは「人が頭の中に作る自分なりの理解の世界」
理解しやすい文書、伝わる話し方をするには、読み手や聞き手にメンタルモデルを作らせ、そのモデルを壊さぬ様に文章、話を展開しなければいけない。
人はある情報が入ってくると、その情報を自分なりに消化しようとします。その為に「これはこういう事だろう」と心の中に自分なりの世界を作ります。これがメンタルモデルです。
読み手、聞き手の理解深めるには「予測通りに文章、話を展開する事が大切」予測通りだとメンタルモデルが作りやすい。
メンタルモデルの概念を知れるだけでも必読の書です!
Posted by ブクログ
分かりやすく、具体例や実践も豊富でした。
イメージ図も分かりやすく、頭にはいってきやすかった。
【ネクストアクション:文章を書くときに工夫する】
総論→各論の順番で書いていきます。
特に総論には特に重要な情報を簡潔に伝えるようにします。(本書でも総論には力をいれましょうと記載あり。)
また、具体例やデータ等の詳細は各論にゆだねます。ただし、要約文の活用も行い、既存から未知の情報を読み手に分かりやすく伝える工夫をします。
最後に大事なことはいかに短く、かつ、簡潔に書くことを意識します。長く書く=良いというわけではない。キーポイントは、1文1情報と伝えたい情報は前に書く。以上!
【余談:一人ごと】
具体↔抽象、この考えも使えるな。世の中は抽象的なこと、具体的なことを繰り返して行われている。これは文章を書くときにも使えそう。例えば、みんなが知ってることを書いて、その後になぜそうなったか具体例やデータを使う。
Posted by ブクログ
ビジネス文書の前提として、「そもそも読みたくないが、情報共有のために仕方なく読むもの」と本文にあったのが、ストンと腑に落ちた。確かにそのとおり。
読みたくないものだから、わかりやすく書いていないと見落とし・誤解などが発生する。
では、読みたくない人に情報を伝えるために、どうすればいいのか?
情報を伝えるためのポイントがいくつか書いてあるが、その中で私が特にできていないのは、既知の情報から未知の情報につなげることだと思った。
話があちこちに飛んで、自分でも何を言いたいのか迷子になってしまうのだ。
文章を書いた後、既知の情報から未知の情報の構造になっているか、確認したい。
Posted by ブクログ
今迄、文書を何気なく書いていたが本書を読んで読み手が読みやすい文書の書き方が論理的書かれており大変勉強になった。
各トピックが4〜7行程度で纏められており大変読みやすいです。
冒頭に総論をまず書く、既知情報から未知情報を繋げる等仕事のプレゼン資料にも通じる内容でした。
社会人にはお勧めしたい良書!
Posted by ブクログ
ビジネスで使う文章において、日本人の99%は、正しい文章を書いていない、というのは衝撃だった。
たしかに、これまでは文章の書き方を習った訳でもなく、経験や感覚でしかなかった。
本書で書かれたポイントを意識して、読み手に負担をかけず、メンタルモデルを意識した書き方を実践したい。
Posted by ブクログ
文章の書き方は経験ではなく学習で身につける、という考えが意外だった。
一読して理解できる文章は相手に負担をかけない。
だから、仕事の生産性が上がる。
情報伝達の責任は書き手側にあることを念頭に置き、読み手のメンタルモデルに配慮した読ませない文章を書くことが重要。
Posted by ブクログ
日本は大学になってからいきなりレポートや論文を書く。高校まで何も文章の書き方を教わらずにレポートや論文を書く。大学になってたくさんレポートを書いたからといって、レポートの書き方が上手くならない。この本はビジネスやレポート、論文などの書き方の教科書になると思う。
Posted by ブクログ
文章力を鍛えるために、本を読みましょう、他人の書いた文章を読みましょう。どちらも大切なことであるが、そう指導する前に何を、どう書くかを教えなければいけない。
ライティングとは何かを考えさせられる一冊。
冒頭の方法で、表現方法や、好みを学ぶことはできても、書き方次第で伝わらない文章や、読み手を混乱させてしまう。
Posted by ブクログ
文書·ライティングの基礎、理論を体系的に学べる。
本書どおりに文章が書ければ、間違いなく伝わりやすい、伝達性(内容が効率よく伝わる)がある。もちろん、文章のおもしろさを抜きにした、まさしくビジネス文書作成のための技術である。
何か文書を書く際は、本書で述べられている法則や注意点を参考にするため、教科書として活用しようと思う。今のところ本書が一番分かりやすく実践しやすい形で書かれているなと感じているから。
Posted by ブクログ
ビジネス文書の書き方を解説した本で、アメリカの大学では必修科目のライティングという学問が基になっている。
日本の教育では教わる事がないため、どんなに文書を書き続けても習得できる類のものではないとのこと。
この本に書かれていることをすべて実践するのは難しいが、エッセンスとして知っておくと良さそう。
具体的な技術を少し紹介する。
1. 論理的に構成すること
論理的な構成とは、冒頭に総論を書き、総論で書いた内容を各論で論証すること。読み手は総論を読んだところで話の展開を予想する。総論に書かれている内容がその後に書かれていれば、読み手は一読で理解できる。また、話が脱線しにくくなる。
2. メンタルモデルを作ること
文章を読むとき、読み手は話の展開を予想しながら読む。総論が最初にあれば、この先には総論に書かれている内容が続くと予想する。これをメンタルモデルと呼び、予想通りに話が展開すると読み手は高速に理解する事ができる。
3. 文を縦、または横に接続する
文を縦に接続するというのは、以下のような構成。
Aの原因はB。Bを防ぐために対策Cを実施した。Cの効果はDだった。
一方横の接続とは以下のような構成。
Aの原因はB、C、Dである。
文が縦または横に接続されていると、論理的な構成になり、メンタルモデルを作りやすい。
この本の技術を使って書評を書いてみようとしたが、一朝一夕では無理だった。。
ただ、部分的にでも意識すると格段に良い文書が書けるようになると感じた。
Posted by ブクログ
基本的なことのように思えるが、本書で語られる技術を実践出来ている人はほとんどいないと思う。
本書は理論的に「こう書くべき」と伝えた後、必ず実際の文章を元に「ここがダメ」と指摘をする形式なのでわかりやすくイメージがし易い。
学ぶことは多いが、仕事で実践できるかは微妙。
ビジネスで長めの報告書を作る機会がある人にとっては大変有用だと思う。
Posted by ブクログ
ビジネス文書作成にあたり、文章の組み立て方がよく分かる、教科書のような1冊。しかもこの本自体もよく校正された文章になっていて、どのページを開いても分かりやすい。ただし、本書にある通り、「くどくても重要事項を繰り返し伝える」ことを徹底してあり、やはりくどい((笑 最後の方は、本質的には最初に述べたことばかり書かれていて、読み進めるのが苦痛だった。
Posted by ブクログ
たしかにこのような論理的な書き方は、習う機会が無い。習う機会の無いことだからこそ、できると他者と差がつくと思う。
文書の全体の構造的な書き方だけでなく、一文一文の書き方についても書いてあると尚良いと思った。
Posted by ブクログ
体系的にまとめられているが、文章が苦手なひとが入門書にするには、情報が詰め込みすぎ&説明の文章が判りにくく少々苦行かも。
かなり斜め読みで終わらせてしまった。
Posted by ブクログ
悪文書きまくりの私に上司が貸してくれた。難しくて読むのかなり辛かった(嫌々2回読んだ)けど間違いなく役に立つ内容だった。以下忘れたくないところメモ。
・文章の冒頭ではその文章で伝えたい重要な情報(結果や結論)をまとめた要約(総論)を書きその後に総論で述べた事をその順番で個別で詳細説明(各論)していく。
・読み手のメンタルモデル(これはこういうことだろうという予想)通りに文章が展開していけば読み手は情報を高速で処理出来る。
・パラグラフの冒頭には要約文(その文を読んだだけでそのパラグラフのポイントが理解できるほど具体的な文)を書く。
・既知の情報から未知の情報へ展開する。文頭には既に述べた情報を書く。知らない情報をいきなり文頭に置くと読み手が混乱する。